こんにちは、禁断劇場の禁断です。
劇団四季の『アラジン』は、私が「何度見ても楽しい」と素直に言える作品のひとつです。
2015年の日本初演では初日の抽選には当たりませんでしたが、「四季の会」会員先行予約で開幕週のチケットを自力で取り、その後は半年ほど月1回くらいのペースで電通四季劇場[海]へ通いました。
今でもだいたい年1回ほどは観ています。
長いロングランになると、気になるのがキャストです。「これまで誰がアラジンやジーニーを演じてきたのか」「今度観に行く日は誰なのか」と調べたくなりますよね。
ただし、劇団四季はスターの知名度で作品を売る「スター主義」ではなく、作品そのものの完成度を重視する作品主義を掲げています。
そこでこの記事でも、俳優を「人気」「当たり」「おすすめ」と順位づけすることはしません。
歴代の出演者を振り返りながら、日本初演時のキャスト、ロングラン途中から加わったキャスト、そして最新配役を確認する方法を分かりやすくまとめます。
記事のポイント
- 『アラジン』主要9役の歴代キャスト
- 日本初演オリジナルキャストと初演時の出演候補
- 初演期のジーニー役にまつわるエピソード
- 最新の週間予定キャストを確認する方法
![電通四季劇場[海]の屋外壁面に掲げられた劇団四季ミュージカル『アラジン』の巨大看板](https://kindantheatre.com/wp-content/uploads/2026/08/shiki-theatre-umi-aladdin-huge-outdoor-sign.jpg)
電通四季劇場[海]の屋外壁面に掲げられた劇団四季ミュージカル『アラジン』の巨大看板
アラジンの歴代キャスト一覧
『アラジン』は2015年5月24日に電通四季劇場[海]で日本初演を迎え、その後も同劇場でロングランを続けています。
長期公演だけに、開幕から現在までに多くの俳優が主要役を受け継いできました。
ここでは、アンサンブルを除く主要9役について、2026年9月までに出演実績を確認できた俳優をまとめます。
所属状況や現在の出演可否ではなく、あくまで「その役を実際に演じたことがある俳優」として見てください。
| 役名 | 歴代キャスト |
|---|---|
| ジーニー | 瀧山久志、萩原隆匡、道口瑞之、阿久津陽一郎、韓 盛治、岩城雄太、本城裕二 |
| アラジン | 島村幸大、厂原時也、海宝直人、笠松哲朗、北村 優、小林 唯、一和洋輔、立崇なおと、貞松 響 |
| ジャスミン | 岡本瑞恵、三井莉穂、齋藤 舞、三平果歩、平田愛咲、木村奏絵、門田奈菜、竹内 華 |
| ジャファー | 牧野公昭、本城裕二、桝川譲治、勅使瓦武志、深水彰彦、野中万寿夫 |
| イアーゴ | 酒井良太、町田兼一、布施陽由、野口雅史、吉賀陶馬ワイス、嶋野達也、阿部よしつぐ、瀬下喬弘、藤田光之 |
| カシーム | 西尾健治、萩原隆匡、乾 直樹、松島勇気、田中宣宗、岩崎晋也、二橋 純、川村 英、狩野勇人 |
| オマール | 斎藤洋一郎、山下啓太、町田兼一、嶋野達也、戸高圭介、大空卓鵬、鈴本 務 |
| バブカック | 白瀬英典、正木棟馬(ソル ドンギュ)*、藤田光之、山田充人、長尾哲平、山口泰伸 |
| 王(サルタン) | 石波義人、増田守人、青木 朗、志村 要、吉谷昭雄 |
*正木棟馬さんとソル ドンギュさんは同一人物です。2026年は「ソル ドンギュ」名義で出演しています。
劇団四季は個々の俳優について「退団しました」と公式発表することが原則としてありません。そのため、この記事では過去に出演した俳優を「退団者」「現役」といった形で分類していません。現在の所属や今後の出演可能性について、根拠なく断定しない方針です。
日本初演のキャスト
「初演キャスト」という言葉は少し曖昧なので、この記事では2015年5月24日の日本初演初日に実際に出演した俳優を「日本初演オリジナルキャスト」として扱います。
一方、開幕前のオーディションで出演候補に選ばれていたものの、初日には出演しなかった俳優もいます。
ここは分けて考えると分かりやすいです。
| 役名 | 日本初演 オリジナルキャスト |
初演時の出演候補 |
|---|---|---|
| ジーニー | 瀧山久志 | 道口瑞之、瀧山久志 |
| アラジン | 島村幸大 | 島村幸大、厂原時也、海宝直人 |
| ジャスミン | 岡本瑞恵 | 岡本瑞恵、三井莉穂 |
| ジャファー | 牧野公昭 | 牧野公昭、本城裕二 |
| イアーゴ | 酒井良太 | 酒井良太、町田兼一 |
| カシーム | 西尾健治 | 西尾健治、萩原隆匡 |
| オマール | 斎藤洋一郎 | 斎藤洋一郎、山下啓太 |
| バブカック | 白瀬英典 | 白瀬英典、正木棟馬 |
| 王(サルタン) | 石波義人 | 石波義人、増田守人 |
アラジン役だけは初演時から3名が候補に選ばれ、その一人に海宝直人さんがいました。
劇団四季作品では、このように外部から俳優が出演するケースもあります。
ただし、外部出演の有無と「現在劇団に所属しているか」は別の話です。
海宝直人さんは近年、劇団四季以外の舞台を中心に幅広く活躍しています。
一方、門田奈菜さんは2015年に劇団四季演目契約メンバーに合格し、『ウェストサイド物語』『ライオンキング』などへの出演を経て、2022年3月から『アラジン』のジャスミン役に加わりました。
その後もジャスミン役への出演実績が続いています。
だからこそ、このページでは所属や退団を推測するのではなく、実際の出演実績を中心に記録することを大切にしています。
ジーニー役の歴代キャスト
『アラジン』のキャストを語るうえで、やはり気になる人が多いのがジーニー役でしょう。
歌、ダンス、芝居、客席を巻き込むショーマンシップまで求められる大役で、同じ台本と演出でも俳優によって空気感が変わります。
劇団四季が日本上演10周年に行った公式企画では、10年間にジーニー役を演じた俳優として7名が紹介されています。
歴代ジーニー役
瀧山久志/萩原隆匡/道口瑞之/阿久津陽一郎/韓 盛治/岩城雄太/本城裕二
「このジーニーが一番」「この人なら当たり」という比べ方は、この記事ではしません。
私自身、それぞれ違う俳優で観る面白さはよく分かりますが、それは優劣とは別の話です。
スポンサーリンク
初演を支えた3人のジーニー
日本初演のジーニーには、ちょっと印象深いエピソードがあります。
開幕前の出演候補として選ばれていたのは、道口瑞之さんと瀧山久志さんのお二人。
当初は道口さんが初日を迎える方向で準備が進んでいましたが、稽古中に足を負傷したため、2015年5月24日の日本初演は瀧山さんがジーニーを務めました。
そして道口さんの復帰まで時間を要したなか、新たにジーニー役の稽古に入ったのが萩原隆匡さんです。
萩原さんは初演時からカシーム役の出演候補に選ばれており、開幕後は予定どおりカシーム役として舞台に出演していました。
その一方で、カシーム役を務めながら並行してジーニー役の稽古を重ね、2015年7月8日にジーニー役でもデビューします。
道口さんのジーニー初登場は同年7月29日。そのため、初演時にはジーニー役の候補ではなかった萩原さんが、道口さんより先にジーニーとして舞台に立つことになりました。
もちろん、萩原さんがカシーム役を離れてジーニー役へ変更になったわけではありません。
その後はカシームとジーニー、両方の役を演じる俳優として『アラジン』に出演しています。
長期公演は、開幕時に発表されたキャストだけで何年も続けられるものではありません。
新しい俳優が役を受け継ぎ、時にはそれまで別の役を演じていた俳優が新たな役にも挑戦しながら、作品そのものをつないでいく。
その歴史がよく分かる出来事だと思います。
禁断のワンポイントアドバイス
キャストはどう決まるのか
『アラジン』日本初演では、オリジナル版のクリエイティブスタッフが関わる出演者オーディションが行われ、主要役の出演候補が決定しました。
劇団四季公式に残る当時のインタビューでも、演出補のスコット・テイラー氏が、劇団四季で行われた『アラジン』のオーディションについて語っています。
作品が求める人物像はもちろん、歌唱、演技、ダンスなどさまざまな面を確認したうえで出演候補が選ばれ、そこから稽古を重ねて実際の舞台を目指していきます。
つまり、「出演候補」に選ばれた時点で、必ず日本初演初日の舞台に立つという意味ではありません。
実際、ジーニー役では道口瑞之さんと瀧山久志さんの2名が初演時の出演候補でしたが、日本初演初日に出演したのは瀧山さんでした。
追加キャストは随時加わる
一方、ロングラン途中から新たに加わるキャストについては、個々の俳優がどのような選考過程を経て配役されたのか、劇団四季から毎回詳細が公表されているわけではありません。
そのため、この記事では「追加キャストも初演時とまったく同じ形式のオーディションを受けている」「必ず海外クリエイティブスタッフが来日して選考している」といった断定はしません。
実際にその役で舞台に出演したことを確認できる俳優を、歴代キャストとして掲載するという方針にしています。
2015年の開幕から11年以上。
アラジン、ジャスミン、ジーニーだけでなく、ジャファー、イアーゴ、アラジンの仲間たち、王(サルタン)まで、多くの俳優が役を受け継いできました。
最新キャストの確認方法
ここまで歴代キャストを紹介してきましたが、「今週は誰が出るの?」という答えは、この記事へ固定して書きません。
理由は単純で、劇団四季の出演予定は変わるからです。
通常は毎週月曜日の午前10時にその週の予定が発表されますが、その後も出演者の都合などによって変更される可能性があります。
週間予定キャストを見る
観劇予定日の出演者を知りたい場合は、劇団四季公式「週間予定キャスト」を確認してください。
私はキャストが気になる公演なら、月曜日に一度見て終わりではなく、観劇日が近づいてからもう一度確認します。
特に目当ての俳優がいる場合は、当日まで変更の可能性があることを頭に入れておく方がいいでしょう。
週間予定キャスト、前日キャスト、劇場の「本日のキャスト」の違いは、劇団四季のキャスト確認方法|週間予定・前日キャスト・変更情報を解説で詳しくまとめています。

劇場で自由に持ち帰ることができる劇団四季ミュージカル『アラジン』の紙のキャストシート
前日キャストは実績の確認
「前日キャスト」は、その名前の通り前日に実際に出演したキャストを確認するためのものです。
昨日この俳優だったから、今日も同じとは限りません。
これから観る公演については週間予定キャストを見て、劇場へ着いたら当日のキャストボードやキャストシートで確認する、という使い分けが分かりやすいですよ。
出演者は急遽変更される場合があります。キャスト変更を理由に、予約したチケットを自由に変更・取消・振替・払戻しできるわけではありません。チケット購入時にはこの点も理解しておきましょう。
作品主義でキャストを楽しむ
キャストの記事を書くと、「人気の俳優は誰?」「どのキャストが当たり?」という方向へ進みがちです。
でも、禁断劇場ではそのランキングは作りません。
劇団四季は公式に、テレビや映画で有名なスターの知名度を利用してキャスティングするのではなく、作品のクオリティを優先する考え方を示しています。
俳優は作品を輝かせるために存在する、という作品主義です。(出典:劇団四季「劇団四季とは」)
人気ランキングは作らない
もちろん観客それぞれに「この俳優のアラジンが好き」「このジーニーをもう一度観たい」という好みはあります。私にもあります。
でも、それを「1位」「当たり」「ハズレ」と順位づけしてしまうと、作品主義という四季の舞台づくりとも少し違ってきますし、これから初めて観る人に不要な先入観を与えてしまいます。
この記事の歴代キャスト一覧は、人気投票ではありません。
誰がこの作品を受け継いできたのかを知るための記録として見てもらえればと思います。
同じ作品の違いを楽しむ
複数キャストの面白さは、同じ台本、同じ音楽、同じ演出の中でも、俳優によって人物の見え方が少しずつ変わるところです。
特にジーニーはショーマンとしての個性が出やすいですし、アラジンとジャスミンも声の組み合わせや会話のテンポで印象が変わります。
ただ、その違いを楽しむことと優劣をつけることは別。
最初から「今日は目当てじゃなかった」と決めてしまうより、その日のカンパニーが作る『アラジン』を丸ごと楽しむ方が、私はずっと得だと思っています。
私が見続けてきたアラジン
ここからは少し個人的な話です。
私は『アラジン』の開幕初日は抽選に外れて観ることができませんでした。
でも、「四季の会」の会員先行予約で開幕週のチケットは自力で確保できました。
そこから半年ほどは、だいたい月1回のペースで観劇。その後は少しペースが落ちましたが、今でも年1回ほどは電通四季劇場[海]へ足を運んでいます。
開幕から何度も観た理由
私にとって『アラジン』は、劇団四季の中でもトップクラスのミュージカル・コメディです。
大仕掛けや豪華な衣裳だけが魅力ではありません。
笑いのテンポがよく、ジーニーのショーシーンではこれでもかというほど楽しませてくれる。
一方で、アラジンと亡き母への思い、ジーニーが求める自由、アラジンとジャスミンの恋といった物語もしっかりあります。
私は『オペラ座の怪人』や『レ・ミゼラブル』のような重厚な作品が大好きですが、それとはまったく別方向に振り切った『アラジン』も大好きです。
「今日は難しいことを考えず、劇場で思いきり笑って楽しみたい」。そんな日に選びたくなる作品なんですよ。
魔法の絨毯が飛ばない日
長く通っていると、珍しい公演に出会うこともあります。
『アラジン』の見せ場のひとつが、「新しい世界――ア ホール ニュー ワールド」でアラジンとジャスミンが魔法の絨毯に乗る場面です。
初めて見ると「どうなっているの?」と驚く、まさにディズニーらしい舞台マジック。
ところが、以前この魔法の絨毯の機構の調子が良くない時期があり、私が観た公演では絨毯が飛びませんでした。
ではどうなったかというと、スモークがたかれた舞台上をアラジンとジャスミンが歩きながら「新しい世界――ア ホール ニュー ワールド」を歌うという特別な進行でした。
もちろん本来の演出とは違います。
でも長いロングランを何度も観てきたからこそ遭遇した、今では忘れられないレアな観劇体験になっています。

劇団四季ミュージカル『アラジン』の劇場内に設置された魔法のランプの展示とフォトスポット
禁断のワンポイントアドバイス
ずっと続いてほしい作品
2015年5月24日に開幕した『アラジン』は、2026年5月24日に日本上演11周年を迎えました。
11周年当日のカーテンコールでは、ジーニー役の本城裕二さんがカンパニーを代表して挨拶し、「1万年以上のロングラン」となることを願う言葉を客席へ届けています。
ファンとしては、本当にそうなってほしいと思います。
開幕時に観た俳優から新しい世代へ役が渡り、それでも電通四季劇場[海]へ行けば、あのアグラバーの世界が待っている。それがロングランの良さです。
日本上演10周年時には記念企画も行われました。
劇場には記念展示や装飾も登場し、10年積み重ねてきた作品ならではの空気がありました。

日本上演10周年を記念するデザインの劇団四季ミュージカル『アラジン』ポスターパネル
これから初めて観る方も、すでに何度も観ている方も、その日のキャストで作られる一回限りの『アラジン』を楽しんでほしいです。
上演時間や電通四季劇場[海]の場所、汐留・新橋駅からの行き方は、劇団四季『アラジン』の上演時間と汐留へのアクセスで詳しく解説しています。
ほかのディズニー作品と比べて選びたい方は、劇団四季のディズニーミュージカル一覧も参考にしてください。
アラジンのキャストFAQ
最後に、『アラジン』のキャストについて特に気になりやすい疑問をまとめます。
アラジンのキャストに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 劇団四季『アラジン』の最新キャストはどこで確認できますか?
A. 劇団四季公式サイトの「週間予定キャスト」で確認できます。出演予定は変更される場合があるため、キャストが気になる場合は月曜日の発表だけでなく、観劇日が近づいてからもう一度確認するのがおすすめです。
Q2. 『アラジン』の初代ジーニーは誰ですか?
A. 2015年5月24日の日本初演初日にジーニーを演じたのは瀧山久志さんです。開幕前の出演候補は道口瑞之さんと瀧山久志さんの2名でした。
Q3. 歴代ジーニー役は何人いますか?
A. 日本上演10周年時に劇団四季公式が紹介した歴代ジーニー役は7名です。瀧山久志さん、萩原隆匡さん、道口瑞之さん、阿久津陽一郎さん、韓 盛治さん、岩城雄太さん、本城裕二さんがジーニーを演じてきました。
Q4. 海宝直人さんは劇団四季の『アラジン』に出演していましたか?
A. はい。海宝直人さんは日本初演前のオーディションでアラジン役の出演候補に選ばれ、その後実際にアラジン役として出演しています。この記事では現在の所属や退団については断定せず、出演実績として掲載しています。
Q5. キャストが変わったらチケットを払い戻せますか?
A. 出演者は急遽変更される場合があり、キャスト変更だけを理由に予約を自由に変更・取消・振替・払戻しできるものではありません。チケット予約時には最新の劇団四季公式の利用条件も確認してください。
アラジンのキャストまとめ
劇団四季『アラジン』は、2015年の日本初演から長いロングランを続け、多くの俳優が役を受け継いできました。
- 日本初演は2015年5月24日、電通四季劇場[海]で開幕
- 主要9役には開幕後も新しいキャストが加わっている
- 10周年時点でジーニー役経験者は公式に7名紹介されている
- 最新配役は劇団四季公式の週間予定キャストで確認する
- 俳優の人気や当たり外れではなく作品全体を楽しむ
私は開幕週からこの作品を観てきましたが、何度観ても「楽しかった」と思って劇場を出られることが、『アラジン』の一番すごいところだと思っています。
豪華な舞台、笑い、ロマンス、友情、そして俳優たちが受け継いでいく役。
キャストが変われば少し違う表情を見せながら、それでも作品としての『アラジン』はそこにある。
これからも新しいキャストへ役が受け継がれながら、「1万年以上」と言いたくなるくらい、末永くロングランが続いてほしい作品です。


