劇団四季リトルマーメイドは全キャスト入れ替えで公演再開！アラジンに続き危機を救った「複数キャスト体制」とは？

総括：「スウィング」「カンパニーかけもち」もあり！対策を講じて公演を繋ぎ、感動を届け続ける劇団四季に大きな拍手を贈りたい

劇団四季では今回説明した「複数キャスト体制」だけではなく、一人の俳優が同じ演目の中で何役も演じ分ける、いわゆる「スウィング」のような役割ができる俳優や、一人の俳優がカンパニーをまたいで、他の作品の別の役で「かけもち」して出演するケースがあります。

これまでのケースでいえば、前日まで「ライオンキング」に出演していた俳優が、翌日には急遽「キャッツ」に出演するなんてことはざらにありました。

劇団四季の俳優は、数作品で数役を演じられることをいつでも求められるのです。まさにプロフェッショナル集団ですね。

今回は「リトルマーメイド」で、俳優一人に陽性反応が出てしまったことを受けての全キャスト入れ替え対応となりましたが、現在の劇団四季の感染症対策は、これ以上ないほどに厳しい基準で行われている印象があります。

例えば「出演俳優が発熱（感染症かどうかはまだわからない段階）」「出演俳優の家族が感染した」という段階で、安全の確認が取れるまでは、該当公演を中止する措置をとっている程です。安全の確認が取れたら、保健所の指示に従った上で公演はすぐ再開されています。

現在は舞台から客席までの数列は空けている状況ですから、仮に俳優が罹患してしまっても、観客との接触はない対策が取られています。

業界の中でも劇団四季にしかできない「全キャスト入れ替え」という離れ業で、公演を繋ぎ、観客に感動を届け続けている劇団四季に、ひとまずは大きな拍手を贈りたいです。そして、いつまでも応援を続けていきたいと思います。

アラジン全キャスト入れ替えて公演再開って凄い。四季にしかできないシステムですね応援しています。

— 禁断市長（禁断先生） (@J_kindan) October 14, 2020