【新生キャッツ】劇団四季『キャッツ』2018東京初日感想 音楽全面リニューアル!新しくなった点を解説&まとめ

【新生キャッツ】劇団四季『キャッツ』2018東京初日感想 音楽全面リニューアル!新しくなった点を解説&まとめ

キャッツ 劇団四季 観劇感想

【新生キャッツ】劇団四季『キャッツ』2018東京初日感想 音楽全面リニューアル!新しくなった点を解説&まとめ

投稿日:2018-08-12 更新日:

みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。

劇団四季ミュージカル『キャッツ』2018東京公演(キャッツ・シアター、大井町:2018年8月11日(土・祝)開幕)初日を観劇しました!

今回の公演よりキャッツはほぼフルモデルチェンジに近い、大幅なリニューアルが施されました

楽曲改訂によりオーケストラ音楽は全部録り直しで新しいものになりました。楽譜も変わっています

重厚でダイナミックなアレンジになり、めっちゃ良いです。さらに大音量です!

同じナンバーであってもテンポがどんどん変化していきます。たっぷり聞かせるところはゆっくりと、トントンと進むところは速めに。といった感じです。

抑揚部分も多くありました。これにより録音音源であっても生演奏に限りなく近いライブ感が出るようになっています。

「オペラ座の怪人」も最近楽曲改訂がありましたが、それと同じような感じと思って頂いて結構です。

譜面が変更になったことによりキャストの歌い方はこれまでとは随分違います。

台詞風に言っていたところが歌になったり、逆に歌だったところを台詞的に言って強調するようになっていたり。ハモリも多様されています。

音楽が変わったことにより、振り付け(ダンス)もほぼリニューアルされています。

完全に変わっているところもありますし、これまでの振り付けを受け継ぎつつも、細かな点で違うところも多数ありました。

そして当初より発表されていたナンバー追加(マンゴジェリー&ランペルティーザ、グレート・ランパスキャット)等々…

演出も変わり、今回より全く新しいキャッツに生まれ変わりました!

今回は、新生キャッツについて主に新しくなった点を覚えているだけダダーッと書いていきます!

新しいキャッツ、めっちゃ良かったですよ!

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新生キャッツ2018:新しくなった点まとめ

覚えているところだけダダーッと書いていきます。

何か思い出したら追記していきます。

 

「ジェリクルソング」

「ジェリクルソング」は振り付けが大幅に変わっていた印象。

メサイヤの「上のツェー」はジェリーロラムだけが「アー♪」と歌う。

 

「ネーミング・オブ・キャッツ」

最初は舞台上で全猫が集まっている。客席降りはないのかな?と思っていたら、中盤あたりから降りてきた。

これまでの流れるように台詞(猫に名前をつけるのは~)を言うスタイルではなく、テンポにあわせてリズムを刻むようにネーミングしていた。

最後の「その名」は複数の猫が舞台上に残り、後退りしながら「その名、その名」と何度も繰り返す。

 

「ジェニエニドッツ~おばさん猫」

1コーラス目はマンカストラップが歌い、2コーラス目はマンカストラップ+3ガールズ(タントミール、ジェリーロラム、ジェミマ)もマンカスに被せて歌うようになった。

働き者のおばさん猫に変身した後のダンスパートが増量。音楽はジャジーなアレンジ。(これまでとは全然違う)

タップシーンではジェニエニドッツがレンジの上で手本を見せ、下にいるごきぶりたちが後に続く。マンカスとミストフェリーズが懐中電灯でジェニエニを照らす。

 

「ラム・タム・タガー~つっぱり猫」

大嶺巧タガーの「ミャオ」は健在。

雄猫の「ラム・タム・タガーやっかい」の歌い方は怒鳴りつけるように。

舞台への連れ去りはなく(もしかして失敗?)5列センターのお客様に次々と握手。最後に女性をひとり選びセンター通路でアピールというものに。

音楽アレンジが変わり「ごむーごむー」がどちゃくそセクシーに。(ランペルがミャーミャーめちゃくちゃうるさいのは以前のまま)

 

「グリザベラ~娼婦猫」

猫たちのグリザベラ虐めがかなり激しくなった。馬鹿にしたように嘲り笑ったり。なかなか陰湿な感じに。

グリザベラ歌パートはかなりゆっくりで重厚。グリザベラの悲壮感が増し増しに。

ジェミマ歌パートからはテンポが速くなりやや軽い曲調になる。(グリザとは対局)

ラストは音楽が一旦止まる手法が取り入れられる。

最後には重厚な音楽にのせてグリザ退場。(その間にバストファージョーンズが客席通路で待機)

 

「バストファージョーンズ~大人物」

中盤部分はバストファージョーンズのソロパートが増え、ナンバー自体長めになっている。

従来からのコミカルな部分は引き継ぎつつ、バストファージョーンズの人物像について掘り下げられた感があった。

バストファージョンズの美味しい食べ物へのこだわりについて掘り下げれた感があった。

 

「マンゴジェリーとランペルティーザ~小泥棒」

事前予告通り、オリジナル・ウエストエンド・バージョン(ブロードウェイ・バージョン)の全く新しい曲調にチェンジされている。

歌詞は以前のものと全く同じ。振り付けも以前のものを取り入れつつ新しいものになっている。

前回バージョンよりも長めになっていて、さらにハードになった印象。

ソング&ダンス65の同ナンバーにもある、お互いの両手を持って1匹を支点にして1匹をグルリとまわしてを繰り返すダンスもあり。

登場シーンの変装は二匹とも可愛すぎるので必見です。

 

「グレート・ランパスキャット~けんか猫」

初演では披露されていたものの、劇団四季版では封印となっていたランパスキャットナンバーが今回より復活しました。

「ジェリクルキャッツよ!舞踏会の支度を!でもその前に…」というタイミングでランパスナンバーがスタートする。

マンカストラップがストーリーテラーとなり、犬たちの仁義なき抗争の話を歌に乗せて物語が進んでゆくナンバー。

猫たちが犬に扮装して次々と出てきて「ワン、キャン、ワン、キャン」のフレーズが何回も繰り返される。

犬たちの争いがエスカレートし、ついに登場する恐ろしいけんか猫がグレート・ランパスキャットである。

髪の毛は逆立ち、マントをはおっている。目は真っ赤で恐ろしい。でも少しコミカル。

犬たちがヒーヒー言っておおげさに怯えていたのがツボ。

グレート・ランパスキャットのソロダンスシーンあり。

ことあるごとにバグパイプを演奏しながら出てくるタガーが結構美味しい役回りに。

最後には語り部がマンカスからオールドデュトロノミーに代わり、猫たちに「犬や猫の争いは」などと歌い、言い聞かせ始める。それを熱心に聞く猫たち。

 

「ジェリクル舞踏会」

舞踏会開始前にマキャヴィティが(いつものように)乱入するが、マキャヴィティを恐れる歌を全員で歌う部分が追加。

このナンバーでは「ジェリクルキャッツ」ではなく「ジェーリクルキャッツ」と歌う。

「朝のうちはおとなしい、夜もちゃんとおとなしい」が歌に。

カッサンドラとタンブルブルータスのタイヤ・ペア・ダンスの間には、グリザベラだけでなくオールドデュトロノミーも客席壁上の猫が通る通路に佇んでいる。(グリザベラ上手、オールドデュトロノミー下手でふたりは目を見合わせている)

 

「メモリー」(1幕)

ジェリーロラムとシラバブが歌っていた「引き裂かれたコート」のパートはなくなりました。

その代わり(?)なのかグリザベラの歌い出しの前奏は2回繰り返すようになっています。

1幕ラストはグリザベラが月を見上げる。オールドデュトロノミーはグリザベラの視線に引かれるように月を見上げる。

 

「幸福の姿」

2幕始まり、オールドデュトロノミーは客席後方から登場する。橋元聖地デュト様の優しいまなざしが印象的。

全体的な流れはこれまでのバージョンとほぼ同じだが、オールドデュトロノミー ソロパートのテンポがかなりゆっくりとなり、重厚感が増した。

 

「ガス~劇場猫」

こちらもほぼ前回バージョンとほぼ同じ流れ。

ガスパートはゆっくりたっぷりと、ジェリーロパートはやや速めにという感じ。

 

「グロールタイガー~海賊猫の最期」

海賊猫もほぼほぼ前回バージョンと同じ流れ。

ミストフェリーズが歌う「カナリア飛び出し」はオクターブ高く歌うようになった。(前回大阪公演でも高く歌っていた時期があった)

グロールタイガーに踏まれる部下は以前のタガーから今回はマンカスに。

グリドルボーンのソノクイは最初からソプラノに。

グロタイ歌部分は抑揚たっぷりになり美声を堪能できる。

シャム猫軍団の歌声が可愛らしくなっていた。

劇中劇が終わりガスは寂しく一人で去っていくが、最後の最後にジェリーロラムが駆け寄る。(泣ける)

 

「スキンブルシャンクス~鉄道猫」

汽車が完成すると前回バージョンではバラード調に変化していたが、今回からビートが入ったままに変わっていた。

手拍子のタイミングは前回バージョンと同じでOKでした。

マキャヴィティはかなり早いタイミングで乱入してくる。

 

「マキャヴィティ~犯罪猫」

ディミータとボンバルリーナのデュエットもこれまでとほぼ同じ。

前回バージョンでは途中から他猫も舞台に上がったが、今回では最後の方までディミボン2匹で歌い、最後の最後に他の猫が出てきて揃う。

マキャヴィティファイトのシーンでは全体的な動きは前回とほぼ同じものの、音楽が相当恐ろしいものに変わっていた。

 

「ミストフェリーズ~マジック猫」

以前に予想していた通りミストフェリーズの歌ソロはなくなりその代わりにタガーが歌うようになった。

ミストフェリーズのダンスはもちろん健在でカットなくたっぷり見られます。歌をやめてダンスに専念ということでしょう。

誘拐されたデュト様奪還のために生贄(?)となるのは、以前のボンバルから今回はヴィクトリアになっています。もちろん最後にはヴィクトリアも戻ってきます。

 

「メモリー」

もちろん「メモリー」でもたっぷりたっぷりの抑揚で歌うグリザベラ。

熱唱に次ぐ熱唱で、もともと泣けるナンバーなのにかなりやばい感じに。

 

「猫からのご挨拶」「カーテンコール」

タップリ聞かせてくれた「幸福の姿」とは逆に「猫からのご挨拶」はこれまでよりもかなりテンポが速くなっていたので、以前のバージョンでは超重厚だったデュト様の歌がやや軽めに。(それでも相当な美声が響きますが)

カーテンコールはこれまでとほぼ同じ流れだったが、1匹ずつ登場していた猫が2匹ずつになったりするなど、時間短縮の工夫が見受けられた。

それでもタップリたっぷり大盛り上がりのカーテンコールはこれまで通り長く続きますので、物足りなさ感はありませんでした。

 

新しくなった劇団四季キャッツ:まとめ

いかがでしたか?

劇団四季のキャッツは、版元のRUG(アンドリュー・ロイド=ウェバーの会社)の意向により音楽面での全面リニューアルが施され、今回の東京公演より最新バージョンのキャッツになりました。

それにより楽曲面や歌の面で相当なパワーアップが盛り込まれました。振り付けの変更点も多くなっており、全く新しいキャッツに生まれ変わったと言っても良いでしょう。

私の中でキャッツはダンス演目というカテゴリーに入っていたのですが、今回のキャッツは歌の面でも相当な強化です!いやこれ俳優さんは相当大変になりますよ。

マンカストラップとタガーは仕事が多くなりましたね。

オリジナルプロダクションのロンドンバージョンに近づいた感もありますが、これまでの劇団四季版の良かったところは多く受け継がれていたように感じましたので、見ていて違和感はほとんどありませんでした。

むしろワクワク感が増したような。キャッツはこれまで相当見てきた筈なのに全く新しい作品を見るかのように楽しめました!

これまでも大好きでしたが、今回の新生キャッツ、更に大好きになりましたよ!ああまた見に行かなくちゃ!(笑)

従来のキャッツファンはもちろんのこと、これから初めてキャッツを見るという方にもたっぷり楽しめる優秀作品であることは間違いないでしょう。

ぜひ皆さんも新生キャッツを楽しんでくださいね!それでは。

※キャスト別感想は別記事にて公開します

 

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劇団四季キャッツ 2018年8月11日(土・祝) 東京公演初日のキャスト キャッツ・シアター

グリザベラ:木村智秋
ジェリーロラム=グリドルボーン:岡村美南 
ジェニエニドッツ:加藤あゆ美
ランペルティーザ:山中由貴 
ディミータ:松山育恵
ボンバルリーナ:山崎遥香 
シラバブ:三代川柚姫 
タントミール:間辺朋美
ジェミマ:町 真理子 
ヴィクトリア:馬場美根子 
カッサンドラ:藤岡あや 
オールドデュトロノミー:橋元聖地
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ:藤田光之
マンカストラップ:加藤 迪
ラム・タム・タガー:大嶺 巧 
ミストフェリーズ:松出直也 
マンゴジェリー:玉井晴章 
スキンブルシャンクス:田邊祐真 
コリコパット:横井 漱 
ランパスキャット:高橋伊久磨
カーバケッティ:桒原 駿 
ギルバート:新庄真一 
マキャヴィティ:文永 傑 
タンブルブルータス:吉岡慈夢

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劇団四季キャッツ公演情報

劇団四季キャッツ

東京公演:キャッツ・シアター(大井町) 2018年8月11日(土・祝)開幕

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作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
詞:T・S・エリオット
演出:トレバー・ナン
振付:ジリアン・リン
日本語版台本/初演日本版演出:浅利慶太
振付:加藤敬二山田卓
演出スーパーバイザー:加藤敬二坂田加奈子

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