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エリザベート宝塚版観劇感想

宝塚宙組公演エリザベートはめちゃくちゃカッコよかったぞ!観劇感想

観劇感想 宝塚歌劇団 宙組公演

宝塚宙組公演エリザベートはめちゃくちゃカッコよかったぞ!観劇感想

投稿日:2016-08-15 更新日:

宝塚宙組公演エリザベート 初日舞台映像(ロングバージョン)はこちら

 

みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。

2016年は ミュージカル『エリザベート』の当たり年とも言えるでしょう。

なぜかといえば、宝塚と帝劇(博多座、梅芸、中日のツアー)の 2バージョンのエリザベートが同時期に上演しているからです。

 

私は、実のところ最初は それほど刺さるミュージカルではありませんでした。エリザベートの話です。

ホンマに気に入ったのは2015年の帝劇エリザベートを観劇し そこからドハマリしたというクチです。いや、エリザベートってホンマにめっちゃハマりますよね!

 

特に ミュージカル オペラ座の怪人好きの人には エリザベートは強くオススメします。今年(2016)は何人かオペラ座ファンをエリザベート沼に放り投げてきました(笑)

エリザベート トートと オペラ座の怪人の意外な6つの共通点とは

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宝塚版エリザベート初観劇の感想を書くよ!宙組のトート様めっちゃカッコよかった!

そして今回私は 宝塚歌劇団宙組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』を 宝塚大劇場で 初観劇してきました。

これまで宝塚版は DVDやらスカイステージの放送やら ちょこちょこ見てはいたんですけど、生舞台の宝塚版エリザベートの 観劇は初めてです。

 

先に感想を一言で言ってしまうとコレです↓

いやホンマに、マジで見に行かへんの?!宝塚版エリザベートめっちゃエエよ!!

 

・・・と、興奮して言ったところで宝塚は(帝劇も)超人気すぎて まずチケットがとれないんですけどね(笑)

普通でも取りにくい宝塚のチケットなのに、人気のエリザベートは本当にチケット難となります。これは帝劇でも同じですよね。梅芸のエリザベートも完売したと聞きましたからほんまにどんだけ。博多座は狙い目だそうです。学生半額チケが あるとかないとか?

 

でも、私のフォロワーさんが偶然同公演を観劇していたんですけど 話を聞くと 朝から並んで立見券を購入したと言っていたので、宝塚大劇場なら まだチャンスはあるのかもです。

 

 

さて、今回はミュージカル好き/エリザベート初心者の私が 宝塚版エリザベートを初めて生で観劇した感想。

そしてミュージカル初心者の人の為に エリザベートの ちょっとした解説などなどを書いていきますね。よかったら最後まで読んでみてください。あまり長くならないようにサラッと書いていきます。

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宝塚版エリザベートは日本初演バージョン!トートが主役!

宝塚版エリザベートは日本版の初演を行ったバージョンになります。帝劇のエリザベートよりも早く上演を開始した歴史ある作品です。初演から20年もの歴史があります。

ちなみに帝劇エリザベート タイトルロールの花總まりさんは、20年前の初演エリザベート役を演じています。

 

そのミュージカル エリザベートのオリジナルプロダクションはウィーンです。

宝塚版は宝塚仕様(後述)に演出を大きく変更しているのが特徴。ウィーンに近い演出は帝劇版になります。

 

で、何よりも違うのは宝塚版では 主役はトートだということです。エリザベートではなく、死が主役。

そして宝塚のトップスターさんが演じるのに「死」はねぇだろ。ってことで「黄泉の帝王」と キャッチフレーズが付けられたというのも 宝塚版ならではの特徴ということになります。帝劇版でも 黄泉の帝王呼びは継承されていますよね。主役はエリザベートですが。

 

で、宝塚版の主役はトートですから、とにかくトート閣下の出番がめっちゃ多いのです。いや 多すぎます。

出番が多いということは歌も多いのです。ことあるごとに何度も「闇が広がる」をリプライズします。闇広げすぎです。

1幕終わりにエリザベートが「私に!」と歌って締めるのかと思いきや、宝塚版ではトートがそれに被せて「エリザベート!」と歌います。

 

宝塚版エリザベートはトートの側面がよく観察できるようになっている

そうなんです。宝塚版ではトートの内面、側面、裏側 が非常に緻密に描写されます。

 

たとえば、折角エリザベートがフランツに「最後通告」の手紙を突き付けて「ヨッシャここやで!」ってなタイミングでトートが出てきてエリザベートを誘いますが、エリザベートは まぁ、閣下の誘いをお断りします。

断られてしまった哀れな トート閣下はエリザベートに悪態ひとつつかず 部屋から出て行って(律儀にちゃんと丁寧に扉までしめて)、廊下の壁みたいなところに凭れて「マジかよワシエリザベートにめっちゃ断られたやん今日はイケると思ったのによぉ」といった様子で、ため息をつきガッカリして肩を落とし うなだれるのです。

とても人間っぽいんですよね。

 

トートが自ら民衆を焚きつける!

そうかと思いきやルキーニが 運んできたミルクがすぐに品切れになり「ミルクねえのかよ!」「生活はどうなる?」と民衆の不満が噴出したタイミングで それを見ていた閣下が民衆の前にあらわれます。

「おいおい知ってるか?ワシらミルクなくて困ってるというのに 皇后(エリザベート)は贅沢にミルク風呂に入ってるんだぜ?そんなこと許してええんかい?」と焚きつけるのです。

 

これはセコい(笑)

もう一度言います。ルキーニではなく トート自ら ミルク風呂のことを民衆にチクるんですね。

そして民衆たちと一緒に「エリザベートは悪いヤツだ!」と歌い、踊るのです。ヤバ。宝塚版だとルキーニはミルクの販売員っす。

 

エリザベートを終始ガン見するトートがすごい!

もうそんないちいちシャシャリ出てくる閣下をみているだけでも 肩ガクガク震わせて耐えていましたが、もうアカンかったところが何度かありました。

それは、宝塚の舞台の特徴として銀橋というものがあります。本ステージとオーケストラピットを囲むようにつくられたもうひとつのエプロンステージのことですね。

 

主にスターさんが歌を歌う時に その銀橋を通ってくれます。客席の目の前まで来てくれますから、やはりそこを通るということに意味があるんです。あんなに狭い幅のステージで歌ったり踊ったりしてくれて、めちゃくちゃ かっこいいですよね。

で、その銀橋でですね。エリザベートとフランツがデュエットを歌いました。私はそれをオペラで追います。ふたりが銀橋を渡り終わりました。私はオペラを外します。

 

そしたらなんと!銀橋のどまんなかに トート閣下がいてはるんですわ!そして エリザベートのことをめっちゃ見てます。凝視です!これギョッとします。

こういうパターン(いつの間にか銀橋でエリザベートガン見閣下状態)が何度もあって、その度にギョッとするんですけど、しまいには「いや閣下、エリザベートのこと見すぎじゃね?」と、耐え切れずにブフォっと ふきだしてしまいました。

 

そうなんです。宝塚版はエリザベートのことを気にしすぎる トートのシーンが何度も出てきます。歌ってるか、踊ってるか、エリザベートのことを見ているか。もう「エリザベートのことを見ている」というシーンがありすぎて、これはどれだけ出番が多いことなのかが わかるでしょう。

銀橋だけじゃなく壁やら柱やらにもたれて見ていたり、くつろいでるのか 寝そべって見ていたりと、とにかく歌わんときはずーっとエリザベートを見ているんですね。何十年もかけて。

 

この終始「ヒロインをストーカー的に監視し続ける病んだ主人公」というのは、私はミュージカル ラヴ・ネヴァー・ダイズ ロンドン公演のファントムを思い出しました。

ファントムは クリスティーヌの楽屋に訪問しては耳そばで ねちっこく熱唱し、クリスティーヌがステージへ向かうときにも蛇の如くウネウネと追尾して歌い、最後にはステージ横に仁王立ちして クリスティーヌがちゃんと歌うかどうかを凝視して確認。歌ってくれた後は大はしゃぎでクリスティーヌの元へ駆け寄るという、もうストーカー主人公好きのミュージカルファンには たまらん構成になっておりました。

いやーまたラブネバも見たいなぁ!

 

説教臭いことを言うトート!

そして「このトートならそう言うな」と納得したのは、エリザベートの息子、皇太子ルドルフが自殺をした後の葬儀シーンです。

夫フランツを避けているエリザベートは旅の疲れもあって、ルドルフの訴えかけにまともに取り合わなかったことを強く後悔します。

 

そこにツケコム(というかルドルフを追い込んでエリザベートをおびき寄せたのも)トート閣下。まぁお墓の後ろから出てきますわな。常套手段。

エリザベート「あなたが息子を奪ったのね…もう私も殺して…」

 

トートは ホイホイきたよ~!とばかりにエリザベートにキス寸前 のところまで行きますが、急になにかに気づいてキスをやめ、エリザベートを少し突き飛ばすようにします。

「(お前は)まだ私を、愛してはいない!

 

例の こじらせ台詞(歌)を歌ったかと思いきやその後です。

死を逃げ場にするんじゃない!

と、やたら説教クサイ台詞を発しさらに追い打ちをかけるトート。きた!これが宝塚版トート閣下のセリフか!と興奮しましたね。

 

いや、このセリフのことは実は知っていました。どうやら初期の帝劇版でも言っていたそうです。

でも今では言ってないということは、やはりウィーン版に近い帝劇版の閣下はそんなことは言わないのでしょう。らしくないというか。

 

でも、こんなにエリザベートのことをしょっちゅう見続けている ストーカーのプロである 宝塚版トートなら、そんな説教的なことを言ったとしても もはや不思議とは思えません。エリザベートのことを好きすぎるんですね。

 

これが宝塚版のフランス病の表現!

そして宝塚版ではどうなるんだろう?と、期待(?)していたのは、ゾフィーの策略による一連の「フランツ御一行様」による、マダム・ヴォルフのコレクションシーンから、エリザベートがフランス病にかかりフランツと完全に別離してしまう、という流れ。

宝塚版ではなんと宮廷に娼婦を呼び寄せる、という流れのなるのですが、その表現は「宅配ピザを取りましょう」と。まじか!宅配!(笑)

いや、これワケわかんないお子様なら、昔はああやって宅配を頼んだんだ~と思うでしょう。オトナなら うんうんそうね と察しますね。

 

そしてトート扮する ドクトル・ゼーブルガーは何と、ルキーニにパパラッチさせた証拠写真をエリザベートに見せる…という流れに変わっていました。

おお!これは清く正しく美しいと ウワサの「すみれコード」というものなのか!と、妙に感動しましたよ、私。(帝劇版のフランス病のクダリについてはググッてください)

 

というか、帝劇版って結構ストレートすぎるよね。ルキーニのセリフなんていきなり「裁判長、あんたのケツを○○てやろうか」ですもんねぇ。

これは下品すぎる。もちろん宝塚ではそんなことは絶対に言いません。

 

トート役 朝夏まなとさんがめちゃくちゃカッコよかった!

そんな宙組エリザベートの トート役を演じたのはトップスターの朝夏まなとさんです。

実はアイーダ(王家に捧ぐ歌)のラダメス役を拝見していました。ラダメスでもカッコよくて歌がうまかったので、朝夏まなとさんがトート役だと聞いて、これは絶対に宙組のエリザベートを見なければならぬ!と思いましたからね。

 

そして想像通り予想どおり、めちゃくちゃカッコええトート閣下でした!

ビジュアルがねぇ…最初はド肝を抜かれましたよ!黒髪トート。でもこれが実は黒髪とは違いますねん。舞台でその長い髪をみたらうっすら紫やら青やらに見えますねん、不思議ね。

 

私が見た日はところどころ、連日の出演(宝塚では基本代役なしのシングルキャスト)で、若干歌声が掠れることもありましたが、それでも圧巻の歌唱力でした!声量もすごい!

痺れたのはルドルフ、ルドルフ、って歌(題名なんでしたっけ?)。ソウルフルな あいのてのような歌を挟んできてらしたんですよ。閣下が。文章では表現はできないのですが、歌い方がめちゃくちゃかっこよかったのです。

 

存在感、ビジュアル、歌唱力、ダンス、そしてストーカー度合い。どれをとってもよかったです!

エリザベート役、実咲凜音さんが歌ウマでエエぞ!

ねぇねぇ、めっちゃ歌うまいエリザベートさんやったんですけど! 実咲凜音さん、帝劇にも出てほしいんですけど!

 

先にも書きましたが 宙組アイーダで見たペア(朝夏まなと×実咲凜音)で、ふたりとも歌うめーなー!とその時にも感心をしていたので、エリザベート役にもめっちゃ期待していましたが、もう期待以上でした。

宝塚版のエリザベートは、通常(ウィーン)キーよりも変化が激しいんですね。男性のキーが男役のキーに変わるので、サラッと変調したり戻ったりします。

 

特に 男役キーに合わせたデュエットナンバーは、通常キーよりも高いキーにおのずと変化します。なので、トップ娘役さんは ファルセットが中心の歌い方に どうしてもなってしまうのですが、実咲凜音さんは ファルセットでも力強いし、地声との切り替えが上手く、違和感なくずーっと聞いていられました。

いやーいやー、歌もめっちゃエエじゃないですか!美人やし、トート閣下がストーキングする理由がよくわかります。ほんまによかったですよ。

他に気づいたところ

それでは他に気づいた点やちょっとした感想をザザッと書いていきますね。

 

・ルキーニめっちゃよかったぞ!2幕あけすぐのアドリブも最高

・フランツめっちゃ優しそうな人やった。流し目がイイね

・朝夏まなと様のトートは猫をころした子ルドをかわいがる系

・でもそのあと「かわいそう」と言った子ルドに呆れるトート

・ルドルフへの死の接吻(キス)は、ピストルで撃って死んだ後にする

・ゾフィーはあっさり死ぬ(ソロ歌なし)

・エリザベートの娘の死シーンなし

・全体的にテンポが良い

・宝塚仕様に変調かなりする

・トートダンサーではなく、黒天使

・ルキーニ、ずっとどこかで写真撮ってる(パパラッチ?)

・エリザベートが自殺しようとした時のナイフをトートが回収。そのナイフをルキーニに渡し、ルキーニはエリザベートを刺す(で、あってますよね?)

・ラストシーン、美しすぎてめっちゃ泣いたぞ!

・最後のレビューは やっぱり楽しすぎやぞ!

 

まとめ:宝塚版エリザベートも見てね!

宝塚はちょっとなぁ…なんて思っている人こそ見てほしい!宝塚宙組公演のエリザベートでした。

演出は宝塚仕様になっているとはいえ、とにかく超本格のミュージカルです。ビジュアルもダンスも、そして何より圧巻の歌唱力にしびれてください。もちろん、オーケストラによる生演奏ですよ。絶対に満足すると思います。

チャンスがあれば是非見てくださいね。

 

さて!私のエリザベート観劇は 次回は9月です。

梅芸エリザベートの初日を見てきますので、観劇したらまた感想を書きますね。

それでは今回はこのぐらいで!それでは。

関連記事:帝劇ミュージカルエリザベート2016DVD発売決定!収録キャスト、発売日、値段、特典、予約方法は?

 

エリザベート

禁断J (禁断先生)さん(@kindan_jurun)が投稿した写真 –

 

宝塚歌劇団 宙組公演『エリザベート』2016年8月9日昼公演キャスト 宝塚大劇場

トート 朝夏まなと

エリザベート 実咲凜音

フランツ・ヨーゼフ 真風涼帆

ルイジ・ルキーニ 愛月ひかる

ルドルフ 蒼羽りく  

そのほかのキャストはこちら

 

禁断のこれまでの宝塚公演観劇感想:

宝塚雪組公演 るろうに剣心を見てきたでござる

宝塚月組公演『1789 バスティーユの恋人たち』 帝劇版の予習に宝塚版を見に行ったらすっかりハマった

 

宝塚歌劇団 宙組公演『エリザベート』2016

宝塚大劇場:2016年7月22日(金)~ 8月22日(月)

東京宝塚劇場:2016年9月9日(金)~ 10月16日(日)

宝塚宙組公演エリザベート 初日舞台映像(ロングバージョン)はこちら

 

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この記事を書いた人

禁断先生

「禁断劇場」「今週もやっぱり禁断症状」の管理人・観劇ブロガーの禁断です。劇団四季など国内外ミュージカルの観劇レポ執筆や情報を発信しています。好きな言葉は「生命と時間は無駄に使うな」。最近健康の為に禁酒しました。よろしくお願いします。
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