ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812感想 東京芸術劇場プレイハウス

ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812感想 東京芸術劇場プレイハウス

井上芳雄 帝国劇場/東宝ミュージカル 観劇感想

ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812感想 東京芸術劇場プレイハウス

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東宝/ニッポン放送/ミックスゾーン製作のミュージカル『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』を東京芸術劇場プレイハウスで観劇しました。

今回は「グレート・コメット」グレコメの感想を書きます。

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ミュージカル『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』感想

グレート・コメットは、レフ・トルストイの小説「戦争と平和」を基に、デイブ・マロイが製作(音楽・詞・脚本・オーケストレーション)。2012年オフ・ブロードウェイ初演のミュージカルで2016年よりブロードウェイで上演。トニー賞では最多12部門ノミネートとなり2部門で受賞。レビューでも大変な高評価を受けました。

グレート・コメットの特徴はなんといっても「イマーシブ・シアター」(客席融合型作品)という方式の上演スタイルで、客席と舞台の垣根が取り払われ、劇場全体が「グレート・コメット」の世界観となっていることです。

私はトニー賞でブロードウェイのグレート・コメットを知って、その世界観に大変興味を持ちました。

ブロードウェイでは客席すべてが舞台(+客席)となる改築工事をしていましたが、日本版では舞台の中に客席を埋め込む方法が取られました。劇場の通常客席+舞台の中にも客席があります。

私は今回「コメット・シート」という舞台の中に埋め込まれた座席に座ることができました。コメット・シートでは赤白ワイン(ソフトドリンクもあり)と、ピロシキが飲食可能で、俳優が目の前でパフォーマンスをしたり、お客様に絡んできたりします。

演奏者はオーケストラピットの中だけではなく、舞台上や客席でも演奏します。井上芳雄さんがピアノをひいたり、武田真治さんがサックスを演奏する場面もありました。

台詞だけのシーンはほとんどなく、95パーセントは歌と演奏で物語が進んでいきます。

さてグレート・コメットの感想を先に言ってしまうと、私は大変に楽しむことができて、大満足でした!この作品の世界観やコンセプト、音楽や歌も含めて大変好みでしたので、すぐに2回目を見たくなった程です。

私は今回観劇前には大した予習はせず、ブロードウェイ版をご覧になった方の感想と、登場人物紹介を少し読んだ程度。キャストレコーディングを聴くこともせず、原作も未読の状態でした。

グレート・コメットは難解なメロディーの連続で、口ずさんで歌えるようなキャッチーさは皆無なのですが、クラシカルな雰囲気+デジタルサウンドの融合のようなグレート・コメット独特の音楽、エレクトロ・ポップ・オペラに一気に引き込まれました。

観劇後、早速ブロードウェイ盤のサントラCDを購入したほどです。私的にはサウンドも演奏も歌も超好みで、とにかくめちゃくちゃ良かったのです。

19世紀モスクワが舞台となるので、全てではないですが、激しめのコサックダンク風の音楽やロシア音楽風の楽曲もあります。客席からも手拍子を送って会場一体で盛り上がりました。

オープニングでは登場人物全員が登場して、歌に乗せて登場人物紹介があります。そこからまず楽しすぎました。

ピエール役、主演の井上芳雄さんは歌い上げ連続の大役で、大変に素晴らしい歌唱をもうすぐ目の前で拝見することができ、圧倒的な歌声にとても感激いたしました。

役的には裕福だけれども根暗でオタクっぽい感じで、歌っていないときにはお酒を飲んだり本を読んだり、お客様と乾杯したりぬいぐるみをさわったり大量のマトリョーシカを並べたりと、井上芳雄さんを見ているだけでも飽きませんでした。

もうひとりの主演でヒロイン・ナターシャ役生田絵梨花さんは、自由奔放な伯爵令嬢にピッタリで、もうとにかく可憐でした。「レ・ミゼラブル」コゼット役で歌唱力や表現力についてはわかっていましたが、グレート・コメットの難解なメロディーもスラスラと歌うのは流石でした。

これは井上芳雄さんもそうなのですが、重厚なデジタルサウンドに乗る生田絵梨花さんの歌声は耳ざわりが良く、とても良かったです。

ナターシャを誘惑する色男・アナトール役小西遼生さんのフェロモンがものすごくてやばかったです。アナトール登場時の音楽が重低音エロティックサウンドで驚きましたあんなのやばすぎです。

ナターシャを心配する従姉妹のソーニャ役松原凜子さんも流石の歌唱力と表現力で魅せてくださり、大変に素晴らしかったです。ナターシャと大喧嘩をするナンバーでは松原凜子さんも生田絵梨花さんも涙を流しながらの熱唱でした。

武田真治さんはキリッとしたアンドレイ役と、コミカルなボルコンスキー役の演じ分けが流石でした。特にめがねのくだりは爆笑してしまいました。

ボルコンスキーを世話する娘・マリア役のはいだしょうこさんもボルコンスキーとのかけあいや、客席いじりが良かったです。お互いがよく思っていないことをあらわすナターシャとの不協和音の重唱はとても難しいと思うのですが、コメット・シート内を歩きながら安定の歌唱でした。素晴らしかったです。

グレート・コメットは、キャストや演奏者のパフォーマンスレベルが大変高かったです。通路のような舞台を行ったり来たりして、足を踏み鳴らしてリズムをとったり、キャストの全員がロシア音楽で激しく踊り続けたりと、もうとにかく圧巻圧倒の舞台でした。

まとめ

さてグレート・コメットの感想はこのあたりで締めておきます。

グレコメは音楽は難解で、ストーリーも特に魅力的なものとは言えませんが、作品の世界観やコンセプトが気に入れば、きっと何度でも見たくなる作品になると思います。

実際にコメット・シートでも既に複数回ご覧になられているお客様の会話が聞こえてきましたし、相当気に入ってはまっておられるご様子でした。私ももっとチケットを取っておけばよかったと思いましたし、開場前には当日券を求めるお客様の長い列ができていました。

見れば見るほどにはまっていくタイプのやつです。これは危ないですね(笑)

たった1ヶ月弱の上演はとてももったいないと思いますが、きっといつの日にか再演があることを期待しつつ、この作品を長く続けて頂きたいと思います。私もチャンスがあればまた見に行きたいですし、この作品の良さを広めていきたいです。

興味をもたれたのであれば百聞は一見にしかず。ぜひ劇場まで足をお運びください。

いや本当に、見に行ってよかったです!それでは。

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ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812 2019年1月16日(木)のキャスト 東京芸術劇場プレイハウス

ピエール:井上芳雄
ナターシャ:生田絵梨花
エレン:霧矢大夢
アナトール:小西遼生
ソーニャ:松原凜子
ドロホフ:水田航生
マリア:はいだしょうこ
バラガ:メイリー・ムー
マーリャ D.:原田薫
アンドレイ/ボルコンスキー老公爵:武田真治

亜久里夏代
会田桃子
アリサ・チェトリック
小暮真一郎
森山大輔
松村ハンナ
大嶺巧
大月さゆ
酒井翔子
菅谷真理恵
武田桃子
塚本直
山田元
山野靖博

スタッフ

音楽・詞・脚本・オーケストレーション:デイブ・マロイ
訳詞・演出:小林香
振付:原田薫
音楽監督:松嶋康明
美術:松井るみ
照明:高見和義
音響:山本浩一
衣裳:中村秋美
ヘアメイク:宮内宏明
歌唱指導:亜久里夏代
演出助手:斎藤歩
舞台監督:二瓶剛雄
企画協力:グランアーツ
プロデューサー:小嶋麻倫子、塚田淳一(東宝)、中出桂(ニッポン放送)、近藤久晴(ミックスゾーン)
製作:東宝/ニッポン放送/ミックスゾーン

ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812 公演情報

ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812

会場:東京芸術劇場プレイハウス

公演日程:2019年1月5日(土)~1月27日(日)

料金:コメットシートS(ドリンク券付)16,000円/コメットシートA(ドリンク券付)14,000円/S席13,000円/A席8,000円(税込み)

出演:井上芳雄、生田絵梨花、霧矢大夢、小西遼生、松原凜子、水田航生、はいだしょうこ、メイリー・ムー、原田薫、武田真治 ほか

音楽・詞・脚本・オーケストレーション:デイブ・マロイ
演出:小林香
原作:レフ・トルストイ(「戦争と平和」より)
製作:東宝/ニッポン放送/ミックスゾーン

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