劇団四季の九州での公演活動の拠点である、福岡市博多区の複合商業施設・キャナルシティ博多内にあるキャナルシティ劇場での公演について、2022年5月31日をもって契約終了となることを、劇団四季が発表しました。
更新情報:
2020年9月3日更新
劇団四季撤収後の次の展開(運営元等)について追記しました
劇団四季・実質専用劇場「キャナルシティ劇場」の契約終了を発表:専有使用は2022年5月31日まで
現在のキャナルシティ劇場は、もともとは劇団四季初の常設専用劇場「福岡シティ劇場」として、1996年にミュージカル「オペラ座の怪人」のこけら落としで開館。「美女と野獣」「キャッツ」「クレイジー・フォー・ユー」「ライオンキング」「アイーダ」「マンマ・ミーア!」などの海外ミュージカル作品や、「夢から醒めた夢」「ミュージカル李香蘭」などのオリジナルミュージカルを。そしてファミリーミュージカルやストレートプレイを含め、劇団四季のレパートリー作品を多数上演しました。
しかし、動員減を理由に2010年5月に専用劇場契約を終了し、四季は福岡から一時撤退。劇場は、現在の「キャナルシティ劇場」に改称し、劇団四季以外の舞台にも使用できる一般劇場に改修して、同年11月にリニューアルオープンしました。
劇場リニューアル後も劇団四季では、ミュージカル「ウィキッド」「サウンド・オブ・ミュージック」「キャッツ」「美女と野獣」などの大型作品を積極投入し、それぞれ数ヶ月単位のステイ公演を実施。
2017年6月からは再び専有的使用をする契約を結び、実質の劇団四季専用劇場として復活。「リトルマーメイド」「ライオンキング」などを上演し、ロングラン公演を行いました。
2020年2月からは、福岡初上演となったミュージカル「ノートルダムの鐘」の上演が始まった矢先に、新型コロナウイルス感染症拡大防止による劇場閉鎖等の理由で、公演は途中中止に。さらに7月から上演を予定していた、ミュージカル「パリのアメリカ人」も全公演中止となっていました。
今回契約終了となるのは劇場オーナーの意向によるもので、四季が意向を尊重した形となり、2022年5月いっぱいでキャナルシティ劇場の専有使用契約を終了することになります。
2022年6月以降の九州での公演活動については、あらたな形を模索していくとのことです。
キャナルシティ劇場では、2020年10月にミュージカル「マンマ・ミーア!」より公演再開を予定。その後も「コーラスライン」や、新作ミュージカル・ショー「劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~」の上演が予定されています。
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https://www.shiki.jp/navi/info/renewinfo/033049.html
www.shiki.jp
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劇団四季、キャナルシティとの契約終了へ 22年5月、新たな活動検討|【西日本新聞me】
劇団四季は29日、九州唯一の公演拠点にしている福岡市博多区のキャナルシティ劇場の専用利用を2022年5月末で終了す...|西日本新聞meは、九州のニュースを中心に最新情報を伝えるニュースサイトです。九 ...
www.nishinippon.co.jp
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劇団四季、福岡から再び撤退 キャナルシティ劇場公演を22年5月末までに終了 | 毎日新聞
劇団四季は29日、福岡市博多区のキャナルシティ劇場で続けてきた長期公演を、2022年5月末までに終了すると発表した。 キャナルシティ劇場は1996年5月、四季の常設専用劇場(当時は福岡シティ劇場) ...
mainichi.jp
追記:キャナルシティ劇場は総合エンターテインメントシアターへ 2022年7月より
劇団四季の次にキャナルシティ劇場に入る運営元が決定しました。サンライズプロモーション東京、キョードー西日本、イーティックスデータファームの3者がグループで運営を実施し、総合エンターテインメントシアターへの転換を図るとのこと。
コンサート、演劇、ミュージカル、2.5次元舞台、能、歌舞伎、落語や海外アーティストの公演にも力を入れ、契約期間は10年間になるとのことです。
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福岡・キャナルシティ劇場がエンターテイメントシアターに転換、2022年7月より(コメントあり) - ステージナタリー
福岡・キャナルシティ劇場が2022年7月より、多彩な演目を楽しめるエンターテイメントシアターに転換することが発表された。
natalie.mu
(追記ここまで)