オペラ座の怪人で初心者がわかりにくい3つの点を説明
それでは最後に、オペラ座の怪人について、初心者の方が最初は理解しにくい、わかりにくい点をこの項で説明し、最後といたします。
1:オペラ座の怪人はオペラタイプのミュージカル
ミュージカル「オペラ座の怪人」は、台詞部分も全て歌になるという、「オペラタイプ」のミュージカルです。
「クリースティーヌが戻ってきました♪」「今までどこにいたんだい♪」
こういうことですね。
とはいっても、実際には、歌ではない台詞もあります(笑)
2:劇中オペラが3曲も出てくる
オペラ座の怪人では、劇中オペラが3曲も出てきます。
以上、3つのオペラで、合計8場面もの、劇中オペラシーンが展開されます。(マスカレードは、新しいシャンデリア完成を記念した、ガラ・パーティーであり、オペラではない)
ボーっと見てると、どこが劇中オペラでどこが本ストーリーのシーンなのか、混乱するので、よく見ておいてくださいね。
それではクイズを出します。劇中オペラシーンはどれか、答えて下さい。まだ見たことがない方は、オペラ座の怪人観劇後に、答え合わせをしてみてください。
A:プリマ・ドンナ(カルロッタ、フィルマン、アンドレ、ラウル、マダム、メグ、ピアンジの7重唱)
B:オペラ座の屋上(クリスティーヌとラウルのデュエット)
C:ブケー殺害シーン(バレリーナがキャー!)
D:ワンダーリング・チャイルド(墓場での、ファントムとクリスティーヌのデュエット。最近ではラウルも乱入)
E:ポイント・オブ・ノー・リターンの最後(ファントムがクリスティーヌの指に指輪をつけるシーン)
わかりましたか?答えは、この記事の下に記しておきます。
3:クリスティーヌがドン・ファンの正体はファントムだと見破るのはいつ?
これも、これまでブログには何度も書いてきましたが、もう一度書いておきます。
「ポイント・オブ・ノー・リターン」で、クリスティーヌがドン・ファンの正体を、ファントムだと見破るのはいつか?という点です。これは、初心者には最初はわかりにくい点となります。
答えは、「最後の方まで気づかない」ということになります(笑)
クリスティーヌが、ファントムの背後にまわり、愛おしそうに顔の部分を、頬でさするようにする時に、ファントムの仮面の感触で気づく。という流れです。
ここは、無表情を貫く四季のクリスティーヌでも、前を向いて「ハッ!」と驚いた顔をするので(しない人もいるが)、よく見ていると「あ、今きづいたのね」と、わかると思います。
ちなみに、外国では「ファントムをおびき寄せるためにいやいやオペラに出演した」クリスティーヌは、早々と舞台袖から逃げだします。でも、支配人ズに「まだまだ!怪人を引き止めて!」と、舞台に連れ戻されてクリうなだれる、という演技があります(笑)
四季版の支配人たちは、そんなむごいことはしませんし、クリスティーヌも舞台から逃げたりはしません。
※クイズの答え:C ブケーはオペラ上演中に殺されてしまう