スクールオブロックとは
※YouTubeは2003年映画「スクール・オブ・ロック」より
ミュージカル スクールオブロック とは
ミュージカル『スクールオブロック(School of Rock The Musical)』は、2003年に公開されたアメリカの同名ロック・コメディ映画、「スクール・オブ・ロック」(ジャック・ホワイト主演)を基に、「エビータ」「キャッツ」「オペラ座の怪人」の、アンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュースした痛快・ロック・コメディ・スクール・ミュージカルです。
映画オリジナル音楽に加えて、新たに14曲の追加ナンバーをアンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲。作詞には「リトル・マーメイド」「塔の上のラプンツェル」のグレン・スレイター。脚本はミュージカル「メリー・ポピンズ」のジュリアン・フェロウズが担当しています。
ミュージカル版初演は、2015年にブロードウェイにて。主人公のデューイ・フィン役には「ビートルジュース」タイトルロール、「マチルダ」マイケル・ワームウッド役、「ウィキッド」ボック役のアレックス・ブライトマンが主演。校長ロザリー・マリンズ役には「オペラ座の怪人」「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」クリスティーヌ役、「リトルマーメイド」アリエル役、「レ・ミゼラブル」ファンティーヌ役のシエラ・ボーゲスが、オリジナルキャストを務めました。
アンドリュー・ロイド=ウェバー製作のミュージカルとしては、「ジーザス・クライスト=スーパースター」以来となる、ブロードウェイ世界初演作品となりました。(イギリスの作曲家でありロンドンが拠点となるため、通例ではALWミュージカル作品は、ロンドン・ウエストエンド世界初演となるケースが殆どである)
ミュージカル「スクールオブロック」はブロードウェイで大ヒットし、2016年から上演を開始したロンドン公演は、英国ミュージカル・演劇の権威とも言える「ローレンス・オリヴィエ賞」の音楽賞を受賞。以降、北米ツアー公演、メルボルン、ハンガリーなど世界各地で上演されています。
初のスクールオブロック日本キャスト版は、「ウーマン・イン・ホワイト」「ラブ・ネバー・ダイ」「サンセット大通り」と、アンドリュー・ロイド=ウェバー作品を上演した、ホリプロが企画・制作。数々の舞台で脚本・演出を手掛ける 鴻上尚史(こうかみしょうじ)による演出で、東京・東京建物ブリリアホールで2020年8月に日本初演の幕が開き、同年9月・10月には大阪・新歌舞伎座でも上演いたします。
ホリプロでは、「ビリー・エリオット」「メリー・ポピンズ」と、子役が活躍するクオリティの高いミュージカル作品を連続で手がけており、「スクールオブロック」においても子役が多数出演することから、舞台制作力・プロデュース力においても、大変に期待ができるミュージカル舞台となります。
今作ではデューイ役・子役ともに、実際に舞台上で楽器を持ち、生バンド演奏することも、大きな見どころ・特徴となります。
スクールオブロック あらすじ
ロックを愛する気持ちが熱すぎるあまり、身勝手な行動が過ぎて、バンドメンバーや業界だけでなく居候先の親友の彼女にも嫌われている、売れないギタリストのデューイ・フィンは、あることがきっかけで名門校の臨時講師になりすまし、あろうことかクラスの担任を受け持つことになる。
デューイはクラス13人の生徒達にロックの教育に打ち込み、生徒とともにバンド「スクール・オブ・ロック」を結成し、バンドバトルコンテストに出場するべく、奮闘する毎日を送っていた。
デューイは持ち前のロック魂で、生徒一人ひとりの個性を見いだしては情熱をこめて褒め讃え、才能を引き出して最適な役割を与えた。真面目一辺倒だった生徒たちは、徐々にデューイに心を開き、好感を持つようになる。
ある日バンドのリハーサルの最中に、校長のロザリー・マリンズが父兄たちを教室に案内してしまう。全く事情を知らなかった父兄たちは、子どもたちの音楽活動に激しく反対するのだが・・・
キャスト紹介
日本版スクールオブロック キャストには、ミュージカル「サムシング・ロッテン」シェイクスピア役、地球ゴーシャス「ZEROTOPIA」ロマン役など、ミュージカルや舞台でも活躍する歌手・ロックミュージシャン・アーティストの 西川貴教(にしかわたかのり)と、ミュージカル「フランケンシュタイン」タイトルロール、舞台「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」タイトルロール、ディズニーミュージカル「メリー・ポピンズ」バート役など、数々のミュージカルやストレートプレイに出演し、テレビドラマにも出演する俳優 柿澤勇人(かきざわはやと)が、売れないロックンローラーの主人公 デューイ・フィン役のダブルキャストに。
名門校ホレス・グリーン学院の校長 ロザリー・マリンズ役は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」ファンテーヌ役、「メリー・ポピンズ」タイトルロール、「ラブ・ネバー・ダイ」クリスティーヌ役など、これまでに数多くのミュージカルで主演・主要役を演じたミュージカル界の歌姫 濱田めぐみ(はまだめぐみ)が演じます。
迷惑な居候デューイとデューイを追い出そうとする彼女との板挟みになる親友 ネッド・シュニーブリー役は、これまでに数多くのアニメや映画・舞台などで活躍した声優の 梶裕貴(かじゆうき)と、ミュージカル「レ・ミゼラブル」アンジョルラス役、「ダンス オブ ヴァンパイア」アルフレート役を演じ、ミュージカル「アナスタシア」ではディミトリ役を演じる俳優 相葉裕樹(あいばひろき)のダブルキャストに。
ネッドの恋人 パティ・ディ・マルコ役は、ミュージカル「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」マリア役、舞台「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」ハドスン夫人役など、ミュージカルや舞台に出演する はいだしょうこ と、ミュージカル「ゴースト」モリー・ジェンセン役などミュージカルや舞台に出演し、テレビ番組でも活躍する 秋元才加(あきもとさやか)のダブルキャストとなります。