— 禁断先生 (@J_kindan) 2018年4月22日
みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。
先日は劇団四季キャッツ大阪公演(大阪四季劇場)のイベント、「ファイナルオフステージトーク」に参加してきました。
キャッツ出演者総勢24名全員登壇のスペシャルなイベントになりました。
このイベントは「四季の会」会員限定イベントで、事前にエントリーした会員の中から、抽選で500名のみが参加できたというイベントです。
そうなんです。私はこちらのイベントの抽選にあたりました!
今回は、キャッツ「ファイナルオフステージトークイベント」の内容で、特に印象に残ったことをまとめます。
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劇団四季キャッツ 大阪公演 ファイナルオフステージトークイベント
2018年4月24日(日)大阪四季劇場
総合司会:新庄真一(マンゴジェリー役)、松出直也(ミストフェリーズ役)
キャッツ ファイナルオフステージトーク 第1部トークコーナー
トークコーナーでは6名ずつ4班に分かれて行われました。
特に印象に残ったトークをピックアップします。
トーク第1班(歌チーム)
MC:奥平光紀(ジェリーロラム=グリドルボーン役)
橋元聖地(オールドデュトロノミー役)
大嶺巧(ラム・タム・タガー役)
カイサータティク(スキンブルシャンクス役)
正木棟馬(アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ役)
木村智秋(グリザベラ役)
キャッツの音楽について
橋元聖地さんは「キャッツは元々英語の歌詞なので、日本語に変えて客席に届けるのが難しい。なので何度も何度も歌詞を読んで正しく届けられるようにしている」とのこと。
それを受けて奥平光紀さんは「時々歌詞を英語に戻して意味を確認したりする」。
また木村智秋さんは「英語と日本語では歌詞が前後逆になることがあるので、意味を正しく理解して届ける」とのことでした。
続けて木村智秋さんから「キャッツだけではなくアンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカルは全般的に同じメロディーの繰り返しが多いので、初めて聴く人でも親しみやすいと思います」と。
それを受けて橋元聖地さんが「同じメロディーが何度も繰り返されているところを探すと面白いですよ」と、ALWが多用するライト・モチーフ(繰り返し音楽)の魅力について、お話がありました。
美声を保つ秘訣・ケア方法について
橋元聖地さんは「水分を摂ることと、あとは最低8時間以上、毎日たくさん寝るようにしています。9時間10時間たくさん寝て休息をして、体力を回復させることが大事」とのこと。
木村智秋さんは「絶叫マシンが好きで叫びたいけど喉を痛めるので、「あ~~~♪」と歌うように声を出します」。
正木棟馬さんは「舞台は乾燥するのでのど飴を大量になめる」。
カイサータティクさんは「僕ははちみつをたくさんなめます」。
大嶺巧さんは「美味しいご飯を食べて、赤ワインを飲みます。たまに喉が荒れますが心のケアとして。喉と心は直結しているので」とのことでした。大嶺さんはお酒強そうですね(笑)
トーク第2班(ダンスチーム)
MC:松出直也
押田 柊(コリコパット役)
引木 愛(ヴィクトリア役)
河上知輝(ランパスキャット役)
肥田晃哉(ギルバート役)
高倉恵美(タントミール役)
猫を演じる上での難しさやこだわりとは
押田柊さんは「段差が多い舞台なので着地する時などには、人間に戻らないように気をつけています」
松出直也さんから補足で「稽古場は段差がないので練習しにくいので、実際の舞台で本番前に練習している」とのこと。
キャッツを演じていてテンションが高まるシーンとは
河上知輝さんは「ロックのシーン(ボンバルリーナとのペア・ダンス)はテンションが上ります」
タントミールのY字バランスについて
高倉恵美さんは「一点集中してパーンと。軸足はリラックスさせないとむしろ倒れてしまうので、揺れたとしても軸足だけ揺らす」とのこと。
高倉恵美さんは結構簡単そうに説明をされていましたが、周りのダンサーさんは「へー!」と感心していました。
ギルバートの空中ブランコや殺陣シーンについて
肥田晃哉さんは「ギルバートは結構高い場所にいることが多いのですが、実は高所恐怖症で空中ブランコは最初は怖かったです。ヌンチャクや刀の扱いも危ないので何度も練習しました」とのこと。
松出直也さんから補足で「グロールタイガーvsギルバートの殺陣シーンは武器を使う危ないシーンなので、毎公演開演前にリハをして、動きをしっかり確認しています」と、ファイトコールの説明がありました。
引木愛さんが稽古中に笑われてしまったこととは
キャッツに参加する前にタップダンスが苦手だった引木愛さんは、一人でタップの稽古をしている時にだんだんテンションが上り、片手を上げて目をつぶって夢中でタップをしているところを大勢のキャストに目撃されてしまったそうです。
松出直也さんもちょうど見てしまったとのことで、「引木愛さんのすべらない話」と説明していました。
トーク第3班(ペアチーム)
MC:新庄真一
藤岡あや(カッサンドラ役)
塚下兼吾(タンブルブルータス役)
原田千弘(ディミータ役)
相原 萌(ボンバルリーナ役)
馬場美根子(ランペルティーザ役)
ペアであることのメリット
相原萌さんは自ナンバー(マキャヴィティ~犯罪王)の直前にはガタガタ震えてしまうほど緊張してしまうが、相手(ディミータ)が居てくれるので「一人じゃなくてよかった」と、いつも思うとのこと。
原田千弘さんは二人いる安心感でだんだん近づきすぎてしまい、ダンスキャプテンから「近い」と注意されることがある。
馬場美根子さんは、「(マンゴジェリーと)二人いれば多少ダンスがとっちらかっても相手のせいにできる(キャラ的にも)」また「キャストチェンジで相手役が変わるとこれまでと違うので、さらにダンスの引き出しがひろがる」とのことでした。
カッサンドラとタンブルの関係は?
新庄真一さんが、藤岡あやさんと塚下兼吾さんに「(カッサンドラとタンブルブルータスとしての)お二人の関係は?」という質問がありました。
ランペルティーザとマンゴジェリー、ディミータとボンバルリーナは自ナンバー以外では殆どペアになっていないのに、カッサとタンブルは「最初から最後までほぼペア状態」だそうです。
お二人によると「兄妹ではない」「それ以上の関係」「つがいですからね」というお返事でした。
公式な設定はなさそうですが、お二人としてはそのような解釈でペアをくんでいるというお話でした。
またタイヤの上のペアダンスについては「相当難しい」とのこと。タイヤは揺れるし高さがあるのでかなり危険だそうです。
繰り返し繰り返し稽古をしてようやくできるようになったとのことでした。
トーク第4班(あまりものチーム):質問コーナー
MC:加藤 迪(マンカストラップ役)
黒柳安奈(シラバブ役)
中村智志(マキャヴィティ役)
江國冴香(ジェミマ役)
桒原 駿(カーバケッティ役)
安宅小百合(ジェニエニドッツ役)
トーク第4班にはどのチームにも入れなかった?ということで、加藤迪さんが「あまりものチームです」と紹介していました。
ここでは主にお客さまからの質問に答えるコーナーでした。
シラバブが今ハマっていることとは?
ラム・タム・タガーのナンバー中、他のメス猫総出でタガーを取り囲みダンスしますが、赤ちゃん猫のシラバブちゃんだけはタガーそっちのけで一人で遊んでいる…というシーン。
黒柳安奈さんは最近、スロープ横にある関西テレビのマスコット「カンテーレ」のぬいぐるみをガシガシ殴るのがお気に入りとのことでした。
ジェニエニドッツはオフマイクで何を言っている?
ジェニエニドッツの自ナンバー(おばさん猫)中に、「歌って聞かせる子守歌」の後、何を言っているのか?という質問。
安宅小百合さんによると、「毎回変わるのですが、大体子守唄を即興で歌っている」とのこと。
カーバケッティには台詞は一言もない
桒原駿さんはイベント中、トークがとてもお上手な方でしたが、カーバケッティは台詞が一言もない猫なのだそうです。
台詞がないかわりに、カーバケッティの決めポーズである「紳士ポーズ」を実際に披露してくれました。
キャッツ ファイナルオフステージトーク クイズコーナー
第2部クイズコーナー
MC:新庄真一、松出直也
第2部クイズコーナーは、勝ち抜き方式(2択)で最終的に残った10名にサイン入りキャッツポスターが進呈されるというものでした。
クイズは俳優一人ひとりが考えたもので、司会の新庄真一さんが「難しいものを選んで」出題するという流れ。
クイズは難問揃いでした。特に印象に残ったクイズをピックアップします。(私は相原萌さんのクイズに不正解で脱落しました)
・「キャッツの猫の中で首輪をしている猫は何匹?」(正解:5匹、ラム・タム・タガー、マンカストラップ、タントミール、ヴィクトリア、ディミータ)
・「ミーアキャットはネコ科?」(正解:×、マングース科)
・「木村智秋さんは猫アレルギーがあるか?」(正解:○、木村智秋さんは猫アレルギー)
・「猫には利き手がある?」(正解:○、利き手がある)
・「グロールタイガーがシャム猫にちぎられた耳は右か左か」(正解:右)
・「相原萌さんと、双子の妹の相原茜さんとは何分差で生まれたか?4分 or 14分」(正解:4分差)
・「キャッツ東京初演は1983年初演ですが、大阪初演は何年?」(正解:1985年初演)
など
キャッツ ファイナルオフステージトークイベント:まとめ
キャッツファイナルオフステ終了しました。キャスト全員登場。トークあり質問ありクイズありと、盛りだくさんの1時間20分でした! #キャッツ
— 禁断先生 (@J_kindan) 2018年4月22日
いかがでしたか?Twitterには「1時間20分」と書きましたけれども、実際には1時間程でした。
それでも内容は大変に充実したイベントでした。
普段は見ることがない俳優さんの普段着の姿のままで、生のトークを聞ける機会なんてそうありませんもんね。
俳優さんが全員登壇ってのも嬉しかったです。皆さん素敵でした。
特にオールドデュトロノミー役の橋元聖地さんがとても紳士で、優しい声で大変好感を持ちました。
橋元聖地さんはオペラ座の怪人京都のトークイベントの時にも同じ印象を持ちました。人柄や人となりがとても素晴らしいのです。
シラバブ役の黒柳安奈さんはめちゃくちゃ可愛らしい方でしたし、ラム・タム・タガー役の大嶺巧さんは素顔もめっちゃカッコよかったです。低音を効かせた生「みゃお」も披露してくれました。
木村智秋さんの絶叫マシンに乗って歌うのは笑いましたが(笑)
キャッツのキャストはトークが上手い方も多く、お話も聞きやすかったです。
トークでは、キャッツの音楽の話やダンスの話や設定のお話など、色々と細かく聞けたので良かったと思います。
クイズは「そんなん知らんがな!」というものもありましたが(笑)
でも、難しいクイズの答えを考えるのは面白かったです。2択でしたしね。
舞台本編も久々に観劇して良かったのですが、キャッツ大阪の最後(ファイナル)のイベントに参加できて大満足でした。
またこのようなイベントに参加する機会があれば(実はちょこちょこ参加しているのですが)レポしますね。
それでは、今回はこのぐらいで!
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劇団四季キャッツ公演情報
大阪公演:大阪四季劇場 2016年7月16日開幕~2018年5月6日(日)千穐楽
東京公演:キャッツシアター(大井町) 2018年8月11日(土)開幕
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作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
詞:T・S・エリオット
演出:トレバー・ナン
振付:ジリアン・リン
日本語版台本/初演日本版演出:浅利慶太
振付:加藤敬二、山田卓
演出スーパーバイザー:坂田加奈子、加藤敬二