みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。
今回は劇団四季のオペラ座の怪人について書いていきますね。
劇中劇「ドン・ファンの勝利」シーン、「ポイント・オブ・ノー・リターン」でよく聞かれる疑問点について答えていきますよ!
劇団四季オペラ座の怪人、ポイント・オブ・ノー・リターンでクリスティーヌがドン・ファンの正体をファントムだと見破ったのはいつ?
ヒー!ラミン怪人の手つきエロすぎ!!
はい、2幕のファントムとクリスティーヌの(ちょい)デュエット・ナンバー「ポイント・オブ・ノー・リターン」です。
「も~はやひけ~ない~♪」の名訳が光っていてとても印象に残るシーンです。
さらに秀逸な旋律が耳福なのです。
一度聞けば頭の中で何度もリフレインしてしまいます。
オペラ座の怪人を知らないという人の為にこのシーンをザックリと解説します。
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色々あって、オペラ座の地下に棲みつくファントムさんのオペラ座への要求(脅迫)がエスカレートを極めていた時期。
嫌がっているクリスティーヌに次回上演のオペラ「ドン・ファン」の主演を要求してきたのが、ファントムさん。
脅迫に従ったフリをしてラウル子爵さんは、クリスティーヌにオペラの主演として出演するように説得します。
ラウルはクリスティーヌの婚約者です。大金持ちのボンでオペラ座のパトロンです。
クリスティーヌをエサにして、ファントムを誘き寄せて殺してしまおうという作戦です。おーこわ。
この「ドン・ファン」というオペラはなんと、ファントム先生が自ら作曲した大作オペラ。
このオペラ上演はもちろん先生ゴリ押しネジ込みのアレです。みんな困ってるのよ!
クリスティーヌはアミンタという役を演じて、ファントムをおびき寄せるために渋々出演を承諾します。
そしてファントム先生はドン・ファン役のテノール歌手ピアンジを舞台裏でサクーッと殺害!
なんと!自らドン・ファン役になりすましてオペラに出演し、美声を響き渡らせます。
ドン・ファンはフード型マントを被っており顔が見えないのです。
クリスティーヌは(ラウルも)ドン・ファンの正体には気づかないまま、ファントムとオペラ共演をするというとてもスリリングなシーン!
クリ、早く気づいて!あの人は怪人よ!!
で、実は途中から「あ、この人ファントム!」と気づくんですけど、クリスティーヌは一体いつドン・ファンの正体はファントムだと見破ったのか?!
ということをよく質問されます。
そうなんです。初めて見た人にはわかりにくいんですよね。
これ、みなさんはご存知でしたか?
クリスティーヌがドン・ファンの正体を見破った瞬間は?!
劇団四季やロンドンやブロードウェイのオペラ座の怪人を観劇された方は、オペラ中にクリスティーヌが急に逃げ出しファントムが追いかけてクリの両手を引っ張り無理やり舞台中央へと連れ戻す…
というシーンをご覧になったと思います。
で、クリスティーヌが気づいたのはその少し前。
椅子に座っているドン・ファンに(オペラの役として)迫る小悪魔のアミンタは、ドン・ファンの背後から頬と頬をくっつけるような仕草をします。
その時にファントムの仮面の感触をフード越しに感じるんです!
この時に「え?!この人ファントムやん!ヤバ!!」と、一瞬ですがハッと目を大きくひらいて驚いた表情をします。
はい、まさにこの瞬間がファントムだと気づいたポイントとなります。
劇団四季版は演出変更により、よりわかりやすくなった
劇団四季版は2017年3月横浜公演からの演出変更により、この部分(クリスティーヌの見破り)は、よりわかりやすくなりました。
以前だとクリスティーヌを演じる俳優によっては、驚いた表情をしない。もしくは控えめな場合があり、観客は結構わかりにくかったのです。
演出変更以降に出演しているクリスティーヌ役山本紗衣さん・苫田亜沙子さんともに、ハッキリ驚いた表情をしますので注目していてください。
2004年映画版では最初から気づいていたクリスティーヌ
では、2004年映画版ではどうだったのかというと…
クリスティーヌは最初から気づいていました。
正確に言うとドン・ファンの歌い出しからファントムの歌声だと気づき、「あ、ファントムきた」という表情をします。
さらにファントムは「まだ言っちゃだめだよ」と言わんばかりに指を口にあててシーとします。
映画版のドン・ファンはフードは被っていないので、太ったオッサン(ピアンジ)からシュッとしたオッサン(ジェラルド・バトラー)に変わっていますから、見た目だけでも気づかなければ変です。
だけど、ラウルや支配人はクリスティーヌが合図を送るまでは気づきません。不思議ですね!(笑)
ちなみに2004年映画版オペラ座の怪人では、ファントムの歌声に強い催眠術のような効果があり、クリスティーヌがその歌声にやられて強く惹かれているという模写が強調されています。
それでは上記の解説を踏まえた上で2004年映画版ポイント・オブ・ノー・リターンをご覧ください。
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ヒー!ジェラルド・バトラーの怪人エロすぎ!!!!
新演出版では少し変わっている
「新演出版」というと劇団四季版2017横浜公演の「演出変更版」を「新演出」と言う人もいるのでややこしいのですが、このブログで私が言う「新演出版」というのは2012年から英国ツアー公演が始まり、現在は全米ツアー敢行中のオペラ座の怪人新演出版(ローレンス・コナー演出版)のことを指します。
新演出版でのポイント・オブ・ノー・リターンでは、こうなります。
ミュージック・オブ・ザ・ナイトはオリジナル版でのエロ模写が抑えられ、新演出版では音楽の指導に専念する怪人というシーンになっています。
クリスティーヌをベッドに座らせたファントムは、背後からクリスティーヌの目を両手で覆うようにします。まるで目隠しをするように。
まぁこう書くとエロいんですけどそうではなくて、これは「目を閉じて耳を研ぎ澄ませる訓練」なのです。
その指導をクリスティーヌは憶えていたんですね。
ポイント・オブ・ノー・リターンでは、ドン・ファン(ファントム)は、ミュージック・オブ・ザ・ナイトでしたように、アミンタの背後から目を両手で覆います。
クリスティーヌはその時点で、ドン・ファンの正体はファントムであることを見破ります。
ただ、新演出版ではオリジナル演出版よりも正体に気づくタイミングは早いです。(アミンタソロパートよりも前に気づきます)
新演出版のクリスティーヌはしばらく騙されたフリをしてアミンタを演じ続けます!悪女ね!
ドン・ファンを演じるファントムはそんなことも知らずに踊り続けます。はい、踊りますよファントム。
ちなみに、新演出版オペラ座の怪人ではファントムによるクリスティーヌへの強い洗脳が表現されます。
クリスティーヌは怪人の呪縛からなかなか解けずに苦しみます。
クリスティーヌはオペラ座の屋上からあわや飛び降りそうになったり(ラウルが助ける)、頭を押さえて苦しむ表情を何度もするのです。
新演出版のオペラ座の怪人もかなりいいので、気になるという人はアメリカまでどうぞ!
クリスティーヌがファントムの仮面を鬘ごと剥がしてしまう理由は?
クリスティーヌはラウルに説得されて渋々オペラに出演したのです。嫌だったのに(笑)
ドン・ファンの正体を見破ったクリスティーヌはファントムのフードを外し、ファントムの仮面が露わになりますね。
クリスティーヌはその時点で作戦任務を果たしており、後は「さぁ!怪人を殺して!(捕らえて)」ってな展開。
なのに、クリスティーヌは舞台上に残っています。
これ、不思議に思ったことはありませんか?
実はロンドン版では(おそらくブロードウェイ版でも)その後、クリスティーヌにとっては気の毒な展開になります。
クリスティーヌは一瞬の隙をついてファントムのフードを外した後、なんと一目散に舞台上手袖に逃げていきます!
だけど支配人たちに「まだまだ!」と、舞台に押し戻されてしまうのです。なぜ(笑)
クリスティーヌは相当ガッカリした表情で肩を落としています。
「え、まだやるの…」ってな感じでしょうか。
もうヤケクソになった(?)クリは、熱唱する怪人の「クリスティーヌ、君がぁ!すーべー…」で、ファントムの仮面をズラごと引っ剥がしてしまうのです!
クリスティーヌがファントムの恥ずかしい部分を晒した理由は、自分の身に危険が起こっているのに周囲がタイミングを図りすぎてなかなか助けようとしなかったから、ブチギレた。
ということが正解のようです。
ちなみにこの「逃げようとしたクリを舞台に押し戻す支配人たち」ですが、劇団四季版ではどうしているかというと「ラウルと合図を取り合っている支配人」になっています。
劇団四季版のクリスティーヌはその場で立ち尽くしています。(逃げようとはしない)
これは演出変更後も演出変更以前も同じです。
これだとなぜクリスティーヌが怪人のズラを外したのか理由がハッキリとはわかりにくく、中二病を患ったオッサンをステージ上で辱めたひどいヒロイン扱いにされてしまいがちです(笑)
まとめ
いかがでしたか?
オペラ座の怪人について知れば知るほど、どんどんと面白さが増して、ますますハマっていきますよね。
またオペラ座の怪人の疑問点やマニアックな話について解説していきますね!それでは!
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劇団四季オペラ座の怪人公演情報
京都公演:京都劇場 2017年12月27日開幕~2018年5月20日千穐楽
静岡公演:静岡市民文化会館大ホール 2018年7月21日開幕~9月17日千穐楽
仙台公演:東京エレクトロンホール宮城 2018年10月22日開幕
オペラ座の怪人のチケットを検索する (チケットぴあ)
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞:チャールズ・ハート
演出:ハロルド・プリンス
振付:ジリアン・リン
美術:マリア・ビョルンソン
原作:ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」
日本語台本/初演日本版演出:浅利慶太
演出スーパーバイザー:北澤裕輔