東宝製作の帝国劇場ミュージカル『レ・ミゼラブル』2024~2025年 東京公演 および全国ツアー公演(大阪・福岡・長野・北海道・群馬)について、ご案内いたします。
今回特に「今回初めてレ・ミゼラブルを見る」という方や「以前見たけどよくわからなかった」という初心者の方のために、レ・ミゼラブルのあらすじと登場人物について、わかりやすく・しっかり解説いたします。
あなたもこの記事を読めば、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の予習はもうバッチリですよ!
この記事では、物語の結末部分や核心部分には触れませんが、大部分でネタバレします。一切何の知識も得ずにミュージカル『レ・ミゼラブル』をご覧になりたい方は、充分にご注意ください。
帝国劇場ミュージカル『レ・ミゼラブル』2024~2025 全国ツアー公演 上演が決定しました!
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帝国劇場ミュージカル『レ・ミゼラブル』2024~2025年 全国ツアー公演決定!オールキャスト・オーディション開催
東宝製作の帝国劇場ミュージカル『レ・ミゼラブル』2024~2025年 全国ツアー公演の上演が決定しました。 あわせてオールキャスト・オーディションが、2023年に開催されることが発表されました。(子役 …
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2000文字でわかる!レ・ミゼラブルのあらすじをザックリと
まずは、レ・ミゼラブルのあらすじをザザッと説明いたします!
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— Les Misérables (@lesmisofficial) 2017年4月14日
ミュージカル レ・ミゼラブル あらすじ
【プロローグ】
1815年ツーロン。飢える家族を助ける為、パンを盗んだ罪で逮捕されたジャン・バルジャンは、19年もの間、囚人として過酷な重労働刑を強いられていた。囚人番号は24601号。
刑務官ジャベールから仮釈放通知書を受け取りようやく外に出るが、犯罪者バルジャンへの世間の扱いはあまりに差別的で厳しく、残酷だった。
バルジャンは絶望に打ちひしがれていたが、通りかかったミリエル司教に手を差し伸べられる。
司教邸で食事と温かいベッドを提供されたバルジャンは、あろうことか銀の食器を盗み出し、逃げ出す。しかし逃げる途中で怪しまれ、憲兵に捕まってしまった。
司教は「食器は彼に与えたものだ」と言い、さらに高価な銀の燭台をバルジャンに手渡した。「君の魂を神から買った。兄弟よ、正しい人になりなさい」と諭し、司教はバルジャンを許した。
バルジャンは自分の愚かで粗野な行いを恥じ泣き崩れた。バルジャンは自ら冒した過去の罪を償還し、謙虚で正直な人間になることを決意。仮釈放通知書を破り捨て、新たな道を進む。
【1幕】
8年後の1823年、モントルイユ・シュル・メール。バルジャンは名前を変え、工場を経営し市長になっていた。
工場婦のファンテーヌは、愛娘コゼットを宿屋のテナルディエに預け仕送りをするため働いてたが、シングルマザーであることがバレたため、工場長や工場婦の嫌がらせで工場をクビになってしまう。
路頭に迷ったファンテーヌは髪を売るなどし食いつなぐが衰弱し、遂には売春婦に。客と騒ぎを起こし警部ジャベールに逮捕される寸前で、バルジャンがファンテーヌを救出し入院させる。
バルジャンは暴走事故を起こした馬車を怪力で持ち上げ、怪我人を救出する。その様子を見ていたジャベールは8年前に逃げた囚人バルジャンを思い出し、市長に疑いの目を向ける。ジャベールは「遂に凶悪犯のバルジャンが捕まり裁判にかけられる」と告げる。
バルジャンは身代わりがあらわれたことに安堵と葛藤を交錯させるが、裁判所に出向き「よく見ろ、私が24601号だ!」と、自らがバルジャンであることを告白・宣言する。
バルジャンは急いでファンテーヌが入院している病院へと向かう。コゼットを守ることをファンテーヌに約束したバルジャン。ファンテーヌはバルジャンに感謝し病院で息絶える。
追ってきたジャベールと対峙するがバルジャンは怪力でジャベールを捻じ伏せ、難を逃れた。バルジャンはコゼットを救出に向かう。
不潔で荒んだ宿屋に哀れな少女コゼットが過酷な労働を強いられていた。邪悪なテナルディエ夫妻は貧困のファンテーヌに難癖をつけては、多額の金銭を巻き上げていたのだ。
バルジャンは、夜の森で震えていたコゼットを発見。テナルディエと交渉をして大金を支払い、ようやくコゼットを奪還する。
さらに10年後の1832年。乞食、娼婦、労働者などがひしめくパリに、秘密結社ABCの友メンバーのアンジョルラスとマリウスが民衆に革命を呼びかけていた。
テナルディエ夫妻は宿屋を畳み、悪党共を集め窃盗や詐欺で食いつないでいる。
テナルディエの娘、エポニーヌはマリウスに恋をしているがマリウスは気付いていない。そこにバルジャンとコゼットが現れる。マリウスは一瞬でコゼットに恋に落ちる。
テナルディエはバルジャンの正体を見抜いたが、ジャベールが現れバルジャンは隙をついてコゼットと逃げた。助けた紳士の正体はバルジャンだったことを知り宿命を感じたジャベールは「バルジャンを必ず捕まえる」と星に誓いを立てる。
カフェにはアンジョルラスほか、革命運動に賛同する労働者や学生が集まり、理想や思想を語り合っていた。
マリウスはコゼットが忘れられず、浮ついた様子を仲間にからかわれる。
少年ガブローシュは民衆に人気のあったラマルク将軍が死んだと学生に伝える。アンジョルラスの先導の元、決起するABCの友メンバーは賛同する民衆とともに行動を開始する(のちの六月暴動)。
プリュメ街のバルジャン邸の庭。コゼットもまたマリウスのことが忘れられず、思い焦がれ、恋の感情を抑えられずにいた。
帰宅したバルジャンはコゼットを「寂しい娘」だと案ずる。コゼットはなぜ何かから逃げ隠れるように2人だけで暮らしているのか事情を知らなかった。
エポニーヌにコゼットが住む家を案内されたマリウスは、コゼットと手を取り合い恋仲になる。目の前で失恋したエポニーヌはショックを隠せない。
そこにテナルディエ一味が現れる。コゼットを再び奪い、バルジャンから多額の金銭を要求しようと襲撃目的でやってきた。エポニーヌは体を張ってテナルディエ達を追い出し、バルジャン邸とマリウスを守る。
駆けつけたバルジャンはコゼットが無事だったことに安堵するも、ジャベールがこの場所に気付いたと思い違いをし逃亡の準備を始める。
行動を開始するアンジョルラス率いるABCの友メンバーに合流するマリウス。エポニーヌもマリウスに続く。
ジャベールは私兵に扮しABCの友の内偵の準備を進める。血と金の匂いを感じ機会を伺うテナルディエ夫妻。
そして外国へと逃亡する準備を始めるバルジャンとコゼット。それぞれが明日に思いを馳せ、進むのであった。
(2幕へ続く)
めっちゃ長いですがここまででやっと1幕が終わりです。
プロローグから1幕終わりまで、物語の中では実に18年もの歳月が流れます。
2幕のあらすじにはここでは、触れないでおきます。
1幕終わりまでの流れを理解しておけば、2幕の展開には充分についていけることでしょう。
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— Les Misérables (@lesmisofficial) 2017年3月28日