みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。
東宝製作のミュージカル『レ・ミゼラブル』(東京公演:帝国劇場 2019年4月19日(金)初日~5月28日(火)千穐楽/プレビュー公演:2019年4月15日(月)~18日(木)、名古屋公演:御園座 2019年6月7日(金)~6月25日(火)、大阪公演:梅田芸術劇場メインホール 2019年7月3日(水)~7月20日(土)、福岡公演:博多座 2019年7月29日(月)~8月26日(月)、札幌公演:札幌文化芸術劇場hitaru 2019年9月10日(火)~9月17日(火))について書いていきます。
今回は、レ・ミゼラブルのあらすじと、登場人物についてしっかり解説しますよ!
特に「2019公演から初めてレ・ミゼラブルを見る」という方や「以前レミゼを見たんだけどよくわからなかったんだよね」という初心者の方には、今回はできるだけわかりやすく解説しています。
あなたもこの記事を読めばミュージカル「レ・ミゼラブル」の予習は、もうバッチリですよ!
>レ・ミゼラブルのチケットを検索する (チケットぴあ)
ミュージカル『レ・ミゼラブル』2019キャスト・公演詳細はこちら:
-
-
帝劇レ・ミゼラブル2019 全国ツアー公演キャスト 帝国劇場チケット・スケジュール・新旧キャスト紹介&まとめ
>レ・ミゼラブル全国ツアー公演(東京・名古屋・大阪・福岡・札幌)詳細を読む >レ・ミゼラブル東京公演情報を読む >レ・ミゼラブル2019キャストを読む みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan で …
続きを見る
ネタバレ注意
この記事では物語の結末部分や核心部分には触れませんが、大部分でネタバレします。一切何の知識も得ずにミュージカル「レ・ミゼラブル」をご覧になりたい方は、充分にご注意ください。
2000文字でわかる!レ・ミゼラブルのあらすじをザックリと
まずは、レ・ミゼラブルのあらすじをザザッと説明しますよ!
Find out about our Schools and Education Study Guide, Kids Club and Choral Workshop at: https://t.co/WqbHjKh4eH pic.twitter.com/K2oj6S1FTZ
— Les Misérables (@lesmisofficial) 2017年4月14日
ミュージカルレ・ミゼラブルあらすじ
【プロローグ】
1815年ツーロン。飢える家族を助ける為、パンを盗んだ罪で逮捕されたジャン・バルジャンは、19年もの間、囚人として過酷な重労働刑を強いられていた。囚人番号は24601号。
刑務官ジャベールから仮釈放通知書を受け取りようやく外に出るが、犯罪者バルジャンへの世間の扱いはあまりに差別的で厳しく、残酷だった。
バルジャンは絶望に打ちひしがれていたが、通りかかったミリエル司教に手を差し伸べられる。
司教邸で食事と温かいベッドを提供されたバルジャンは、あろうことか銀の食器を盗み出し、逃げ出す。しかし逃げる途中で怪しまれ、憲兵に捕まってしまった。
司教は「食器は彼に与えたものだ」と言い、さらに高価な銀の燭台をバルジャンに手渡した。「君の魂を神から買った。兄弟よ、正しい人になりなさい」と諭し、司教はバルジャンを許した。
バルジャンは自分の愚かで粗野な行いを恥じ泣き崩れた。バルジャンは自ら冒した過去の罪を償還し、謙虚で正直な人間になることを決意。仮釈放通知書を破り捨て、新たな道を進む。
【1幕】
8年後の1823年、モントルイユ・シュル・メール。バルジャンは名前を変え、工場を経営し市長になっていた。
工場婦のファンテーヌは、愛娘コゼットを宿屋のテナルディエに預け仕送りをするため働いてたが、シングルマザーであることがバレたため、工場長や工場婦の嫌がらせで工場をクビになってしまう。
路頭に迷ったファンテーヌは髪を売るなどし食いつなぐが衰弱し、遂には売春婦に。客と騒ぎを起こし警部ジャベールに逮捕される寸前で、バルジャンがファンテーヌを救出し入院させる。
バルジャンは暴走事故を起こした馬車を怪力で持ち上げ、怪我人を救出する。その様子を見ていたジャベールは8年前に逃げた囚人バルジャンを思い出し、市長に疑いの目を向ける。ジャベールは「遂に凶悪犯のバルジャンが捕まり裁判にかけられる」と告げる。
バルジャンは葛藤するが裁判所にあらわれ「よく見ろ、私が24601号だ!」と自らがバルジャンであることを告白・宣言する。
バルジャンは急いでファンテーヌが入院している病院へと向かう。コゼットを守ることをファンテーヌに約束したバルジャン。ファンテーヌはバルジャンに感謝し病院で息絶える。
追ってきたジャベールと対峙するがバルジャンは怪力でジャベールを捻じ伏せ、難を逃れた。バルジャンはコゼットを救出に向かう。
不潔で荒んだ宿屋に哀れな少女コゼットが過酷な労働を強いられていた。邪悪なテナルディエ夫妻は貧困のファンテーヌに難癖をつけては、多額の金銭を巻き上げていたのだ。
バルジャンはテナルディエに大金を支払い、ようやくコゼットを奪還する。
さらに10年後の1832年。乞食、娼婦、労働者などがひしめくパリに、秘密結社ABCの友メンバーのアンジョルラスとマリウスが民衆に革命を呼びかけていた。
テナルディエ夫妻は宿屋を畳み、悪党共を集め窃盗や詐欺で食いつないでいる。
テナルディエの娘、エポニーヌはマリウスに恋をしているがマリウスは気付いていない。そこにバルジャンとコゼットが現れる。マリウスは一瞬でコゼットに恋に落ちる。
テナルディエはバルジャンの正体を見抜いたが、ジャベールが現れバルジャンは隙をついてコゼットと逃げた。助けた紳士の正体はバルジャンだったことを知り宿命を感じたジャベールは「バルジャンを必ず捕まえる」と星に誓いを立てる。
カフェにはアンジョルラスほか、革命運動に賛同する労働者や学生が集まり、理想や思想を語り合っていた。
マリウスはコゼットが忘れられず、浮ついた様子を仲間にからかわれる。
少年ガブローシュは民衆に人気のあったラマルク将軍が死んだと学生に伝える。アンジョルラスの先導の元、決起するABCの友メンバーは賛同する民衆とともに行動を開始する(のちの六月暴動)。
プリュメ街のバルジャン邸の庭。コゼットもまたマリウスのことが忘れられず、思い焦がれ恋の感情を抑えられずにいた。
帰宅したバルジャンはコゼットを「寂しい娘」だと案ずる。コゼットはなぜ何かから逃げ隠れるように2人だけで暮らしているのか事情を知らなかった。
エポニーヌに案内されたマリウスはコゼットと手を取り合い恋仲になる。目の前で失恋したエポニーヌはショックを隠せない。
そこにテナルディエ一味が現れる。コゼットを再び奪いバルジャンから多額の金銭を要求しようと襲撃目的でやってきた。エポニーヌは体を張ってテナルディエ達を追い出し、バルジャン邸とマリウスを守る。
駆けつけたバルジャンはコゼットが無事だったことに安堵するも、ジャベールがこの場所に気付いたと思い違いをし逃亡の準備を始める。
行動を開始するアンジョルラス率いるABCの友メンバーに合流するマリウス。エポニーヌもマリウスに続く。
ジャベールは私兵に扮しABCの友の内偵の準備を進める。血と金の匂いを感じ機会を伺うテナルディエ夫妻。
そして外国へと逃亡する準備を始めるバルジャンとコゼット。それぞれが明日に思いを馳せ、進むのであった。
(2幕へ続く)
めっちゃ長いですがここまででやっと1幕が終わりです。
プロローグから1幕終わりまで、物語の中では実に18年もの歳月が流れます。
2幕のあらすじにはここでは、触れないでおきます。
1幕終わりまでの流れを理解しておけば、2幕の展開には充分についていけるでしょう。
The view of the #LesMiz stage from Stalls | Row D | Seat 9. Book your next visit at: https://t.co/tB72huVCEm pic.twitter.com/BvJn0QZ4wX
— Les Misérables (@lesmisofficial) 2017年3月28日
ミュージカル「レ・ミゼラブル」:主な登場人物の特徴・説明・紹介・豆知識
つづいて「レ・ミゼラブル」の登場人物(キャラクター)と、その特徴や説明や豆知識などを、ダダッと紹介していきますね。
↓登場人物名クリックでジャンプします
・ジャン・バルジャン
・ジャベール
・ファンテーヌ
・エポニーヌ
・マリウス
・コゼット
・アンジョルラス
・テナルディエ&マダム・テナルディエ
・ガブローシュ
・ミリエル司教
・工場長
・バマタボア
ジャン・バルジャン
ジャン・バルジャンはミュージカル「レ・ミゼラブル」の主人公。
パン1個盗んだ罪で懲役19年も?!と驚きポイントであるが、実は何度か脱獄しては失敗しており、その度に懲役が延長になっている。でも本人は「パン1個の罪で19年」と常に恨み節である。
怪力だけが自慢の粗野な囚人であったが、ミリエル司教と出会ったことにより改心し、困っている人々を助ける慈悲深い聖者になる。
でも仮釈放通知書を破り捨てて出頭しなかったので、結局脱獄犯のままに。よってバルジャンであることを隠して生きている。
胸には囚人時代につけられた「GAL」の焼印がある。これはギャルではなくガレー船を漕ぐ囚人、という意味。
司教からもらった銀の食器などで錬金して工場を経営し、めちゃくちゃ金持ち。でも一番高価な銀の燭台だけは大事に持っている。人望が厚く、市長にもなっている。
バルジャンが経営する工場で働いていたファンテーヌを守ってやれなかったことにギルティーを感じ、ファンテーヌの娘コゼットを実の娘のように育て、愛を注ぐ。
バルジャンを追うジャベールには、何度も「後で出頭する」と言うが、結局いつまでも逃げ続ける。ジャベールに捕まりそうになったらその度に怪力でやっつけるか、怒号の応酬の末、言い勝つ。
基本、不死身。瀕死のマリウスを担ぎ上げ、下水道を進み、コゼットの元へ届ける。(だが自分が助けたとは言わない)
コゼットには、過去のこと(かつて囚人で今も逃亡中であることや、母のファンテーヌのことなど)は一切話していない。コゼットに聞かれる都度「やがて話すときがくるだろう」と、言葉を濁す。
ジャン・バルジャンのソロ・ナンバー:
・バルジャンの独白(What Have I Done?(Valjean’s Soliloquy)):プロローグで圧巻のロングトーン炸裂
・裁き(Who Am I?(The Trial)):ねぇみてジャベール俺が2465さーん!のヤツ
・彼を帰して(Bring Him Home):皆が寝静まってからの熱唱、レミゼきっての超代表ナンバー
日本版の囚人番号は韻の関係で、24601ではなく24653号になる。(トゥーフォーシックスオーワン⇒にーよんろくごーさん)
世界各国で上演されるレ・ミゼラブルは、ジャン・バルジャンとオペラ座の怪人(ファントム)を同じ俳優が両役を演じるケースが多い。日本ではかつての山口祐一郎と今井清隆、そして韓国版オペラ座の怪人でファントムを演じた2015・2017キャストのヤン・ジュンモが該当する。
愛称はバルジャン、バル、ジャン、市長など。
2019年のキャスト:
ジャン・バルジャン 福井晶一/吉原光夫/佐藤隆紀
ジャベール
ジャベールは、バルジャンの宿敵である。
法に忠誠を誓い、冷徹で蛇のように執念深い男。脱獄犯であるバルジャンをジリジリと追い詰める。職業は警部(私服警官)。
実は牢獄で生まれたという過去を持ち、自らの運命を恨んで生きてきたが、反骨精神で努力し看守から警部へと出世する。
法に忠実であるがゆえ、違法に逃げ回るバルジャンを絶対に許せない。売春婦のファンテーヌも犯罪集団のテナルディエ一味も、国歌反逆のアンジョルラス率いるABCの友軍団も含めて、悪には制裁を加えたい信念を持っている。
性格からくるのか、動作は結構カクカクしている。
バルジャンとは幾度となく会敵する。さまざまな武器を駆使してバルジャンを捕らえようとするものの、いつもあと一歩で負け、逃げられてしまう。
とあることがキッカケで信念が崩壊し、自らを追い込んでしまい・・・
ジャベールのソロ・ナンバー:
・星よ(Stars):劇中1・2を争うビッグナンバー
・ジャベールの自殺(Javert’s Suicide):バルジャンの「独白」と同じ旋律をジャベール視点で歌う
ジャベールはそのキャラ特性から、ノートルダムの鐘フロロー、オペラ座の怪人ファントムと並べられ「3大ヤンデレパリジャン」の一人としても知られる。
バルジャンとは対照的なライバルであることから、ジャベールのファンはとても多い。
愛称はジャベ、警部。
2019年のキャスト:
ジャベール 川口竜也/上原理生/伊礼彼方
バルジャン同様に、オペラ座の怪人ファントム役を演じた俳優が、レ・ミゼラブルではジャベールを演じることがよくある。
ファンテーヌ
美しいファンテーヌは、世間知らずのシングルマザーでバルジャンの工場の工場婦。
娘コゼットをテナルディエに預けてしまったことから搾取され続け、さらに工場をクビになったことから生活は困窮を極め、病気にかかり、転落人生を進む。工場で助けてくれなかったバルジャンを恨んでいる。
温厚な性格であるが上に悪人にやたらとつけこまれ、レミゼ随一のトラブルメーカーでもある。
形見のペンダントを売り、髪を売り食い繋ぐが、やがて娼婦として働くことに。
しかし客とトラブルを起こし、ジャベールに逮捕される寸前でバルジャンに救われるが・・・
愛称は、ファンテ。
ファンテーヌのソロ・ナンバー:
・夢やぶれて(I Dreamed a Dream):世界的にも有名なソロ・ナンバーは1幕すぐに披露
2019年のキャスト:
ファンテーヌ 知念里奈/濱田めぐみ/二宮愛
原作や映画版では歯を売るシーンもあるが、あまりに残酷すぎて見ていられない程である。ミュージカル版では歯は売らない。
エポニーヌ
エポニーヌはテナルディエ夫妻の娘。マリウスに恋する少女。
バルジャンに対するジャベールのように、コゼットに対するエポニーヌであり、第2のヒロインともいえる。でもコゼットより人気キャラ。
幼少期にはコゼットと一緒に暮らしていた。(ファンテーヌがテナルディエにコゼットを預けていたため)
エポニーヌの報われないマリウスへの恋。それどころか恋敵のコゼットについて使い走りをマリウスに散々やらされ、大いに傷つく。目の前で二人のキスも見せつけられる。
マリウスとマリウスが好きなコゼットを守るために、エポニーヌは傷つきながらも大活躍する。
愛称はエポ、ポニーヌ。
エポニーヌのソロ・ナンバー:
・オン・マイ・オウン(On My Own):夢やぶれてに並ぶ超有名ナンバー。2幕が始まりすぐに歌う
※元のフランス版ではファンテーヌのナンバーであった
2019年のキャスト:
エポニーヌ 昆夏美/唯月ふうか/屋比久知奈
マリウス
マリウスはアンジョルラス率いるABCの友メンバーで若き弁護士。本名はマリウス・ポンメルシー。エポニーヌとキャッキャはしゃいでいた時にコゼットと衝突。一瞬で恋におちる。
エポニーヌの気持ちには全く気づかず、コゼットのことでエポを使い走りさせる罪な男。
六月暴動で瀕死に陥ったがバルジャンに助けられ一命を取りとめる。コゼットとは後に結婚。
結婚を許したバルジャンに感謝するも、バルジャンの過去を知ったマリウスは・・・
マリウスは、バルジャン、コゼットと並び、物語の核となる中心人物である。
愛称は、マリ、マリウス。
マリウスのソロ・ナンバー:
・カフェソング(Empty Chairs at Empty Tables(The Café Song)):六月暴動の後、マリウスが一人で歌う。しっとりと、しかしアツいナンバー
2019年のキャスト:
マリウス 海宝直人/内藤大希/三浦宏規
コゼット
Don’t worry Cosette, things do get better… pic.twitter.com/dzISyvKlZI
— Les Misérables (@lesmisofficial) 2017年4月15日
コゼットはファンテーヌの娘で美しい少女。幼いころテナルディエの宿屋で虐待を受けていたがバルジャンが救出。バルジャンが新たな父となり、ふたりは家族となる。
バルジャンには愛情たっぷりに育てられた。幼少期よりテナルディエ家に預けられていた為、実母のファンテーヌの記憶はない。また、バルジャンの過去は全く知らないのだが・・・
愛称は、コゼ、コゼット。
コゼットのソロ・ナンバー:
・心は愛に溢れて(A Heart Full of Love):実質ソロナンバーではないが前半部分にコゼットのソロがある。純然たるコゼットのソロナンバーは存在しない
2019年のキャスト:
コゼット:生田絵梨花/小南満佑子/熊谷彩春
リトルコゼット:
「コゼット」はファンテーヌが付けた愛称で実の名は「ユーフラシー」である。
アンジョルラス
アンジョルラスはABC(ア・ベ・セー)の友のリーダーでカリスマ。容姿端麗な美青年である。革命戦士。
街中にバリケードを築き、ABCの友メンバーや民衆を束ね指揮をとるのだが・・・
アンジョルラスファンはとても多い、人気キャラクターである。愛称は、アンジョ。
アンジョルラスの代表ナンバー:
・ア・ベ・セー・カフェ(The ABC café – Red and Black)
・民衆の歌(Do You Hear the People Sing?(The People’s Song))
いずれもソロ・ナンバーではないが、アンジョルラスが中心となって歌う。とにかくメチャクチャかっこいい
2019年のキャスト:
アンジョルラス:相葉裕樹/上山竜治/小野田龍之介
テナルディエ&マダム・テナルディエ
テナルディエはかつて悪どい安宿屋を経営していた悪党。小狡い痩せた主人と、豪快で恰幅が良い夫人の夫婦である。
1,500フランでコゼットを返したことを後悔し、バルジャンから更に大金を支払わせようと企んでいる。
宿屋倒産後はパリに移り住み乞食を装っているが、悪党集団(パトロン=ミネット)と共に詐欺や窃盗を繰り返しており、ジャベールにマークされている。
六月暴動では下水道に入り込み、流れてくる死体からも金品を奪い取った。
マリウスとコゼットの結婚式にやってきたテナルディエは、大金を支払わせる為にマリウスにあるとこを告げるのだが・・・
愛称はテナ、テナ妻など。
テナルディエの代表ナンバー:
・宿屋の主人の歌(Master of the House):テナルディエ夫妻と愉快な宿屋客を表現する軽妙なナンバー
・下水道(Dog Eats Dog(The Sewers)):こちらは主人の不気味なソロ・ナンバー。下水道の中なので深いリバーブがかかる
2019年のキャスト:
テナルディエ:駒田一/橋本じゅん/KENTARO/斎藤司
マダム・テナルディエ:森公美子/鈴木ほのか/朴璐美
ガブローシュ
ガブローシュはテナルディエ夫妻の息子でエポニーヌの弟。夫妻からは全く愛情をかけられることなく育った浮浪児。
明るくひょうきんな性格で、ABCの友メンバーと行動を共にする。ジャベールをやっつけて英雄に。
愛称はガブ、ガブちゃん。
2019年のキャスト:
ガブローシュ:
ミリエル司教
ミリエル司教は、バルジャンの人生を大きく変えた恩師。
深い愛を持ち合わせる崇高な聖職者。愛称は司教、司教様。
2019年のキャスト:
司教:中西勝之/増原英也
工場長
工場長は、バルジャンの工場を任された責任者。ファンテーヌに散々セクハラをした上にパワハラでクビに追い込む。
ファクトリーガールは元カノ。愛称は、エロ工場長。
2019年のキャスト:
工場長:石飛幸治/伊藤俊彦
バマタボア
バマタボアは売春宿の常連客なハイカラ男。小心者のくせにプライドが高いので、売春婦連中から嫌われている。
ファンテーヌとトラブルになり、ファンテーヌをボコボコにして半殺しの目にあわせる。愛称は、暴力男。
2019年のキャスト:
バマタボア:宇部洋之/武藤寛
まとめ
あらすじ(1幕だけ)と、キャラクター紹介だけで1万文字を超えてしまいました。どんだけ。
登場人物はまだまだ居ますが、今回は主な人物を中心に紹介しました。
レミゼは話がこみいっている上に登場人物がめちゃくちゃ多いので、きっちり整理しておかないと付いていけなくなることがあります。
あらすじと登場人物について少し知っておくだけでも、レ・ミゼラブルをタップリ楽しめるヒントになると思いますので、この記事が役に立てば幸いです。
レ・ミゼラブルは一応、ジャン・バルジャンが主役ではありますが、見る方によっては「ジャベールが主役だ」と言う方もいますし、「ファンテーヌが主役だ」と言う方もいますし、「学生が主役」と言う人もいます。
あなたはどの登場人物に感情移入し、主役だと思うでしょうか。きっと気に入るキャラクターが見つかり、どんどん好きになっていくはずです。
私は最初マリウスとコゼットは結構嫌いだったんですけど(笑)、2015年公演から感じ方がガラッと変わりました。演じる俳優によって思いが変わる場合もありますので、是非色んなキャストで見てください。
私が一番好きなキャラはやっぱりバルジャンですけどね。ジャベも好き。
レ・ミゼラブルは台詞部分も全て歌になる、オペラタイプのミュージカルです。私はめっちゃ好きなヤツです。
また、何度も同じフレーズを繰り返すライト・モチーフが多数取り入れられており、おのずと耳と脳が音楽やフレーズを憶え、クセになります。中毒性が高いです。
メインによるソロ・ナンバーが多いのも特徴です。誰もが聞いた事がある「夢やぶれて」や「オン・マイ・オウン」はもちろんのこと、ダイナミックな「バルジャンの独白」や同じフレーズをジャベールが歌う「ジャベールの自殺」もかなりアツいです。
もちろん「彼を帰して」や「星よ」もめっちゃエエのよ。
あと、バルジャンとジャベールの怒号の応酬もね。
ストーリー的には、すっごい分厚い原作をミュージカル版ではギュギューっと3時間にまとめているので、やや駆け足に感じるかもしれませんが、それでも毎回とてつもない衝撃と感動を与えてくれる作品であることは間違いありません。
そして毎回何かしら発見がありますので、1回見ただけで終わらせるのはもったいないです。
壮大な音楽、圧倒的な世界観とストーリー、そしてキャストとオーケストラのパワーに酔いしれてください。ガツーンとハマったらめっちゃ泣きますよ。私はだいぶ見てからゴツーンとハマったから。ヤバイやつよ。
あなたなりのレ・ミゼラブルの楽しみ方を見つけてくださいね!
そして、この記事が役に立ったと思ったら他の方にもシェアしてください!それでは、今回はこの位で。
>レ・ミゼラブルのチケットを検索する (チケットぴあ)
-
-
帝国劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』
続きを見る
-
-
帝劇レ・ミゼラブル2019 全国ツアー公演キャスト 帝国劇場チケット・スケジュール・新旧キャスト紹介&まとめ
>レ・ミゼラブル全国ツアー公演(東京・名古屋・大阪・福岡・札幌)詳細を読む >レ・ミゼラブル東京公演情報を読む >レ・ミゼラブル2019キャストを読む みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan で …
続きを見る
-
-
帝劇レ・ミゼラブルの予習復習にこれだけはおさえておきたいおすすめメディア3選+1(DVD/CD/書籍)
>レ・ミゼラブルのメディア紹介をすぐ読む みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。 東宝製作のミュージカル『レ・ミゼラブル』(東京公演:帝国劇場 2019年4月19日(金)初日~5月28日 …
続きを見る
東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』2019 全国ツアー公演概要
2019年公演
>東京公演:
会場:帝国劇場
公演日程:2019年4月19日(金)初日~5月28日(火)千穐楽
プレビュー公演:2019年4月15日(月)~4月18日(木)
>名古屋公演:
会場:御園座
公演日程:2019年6月7日(金)~6月25日(火)
>大阪公演:
会場:梅田芸術劇場メインホール
公演日程:2019年7月3日(水)~7月20日(土)
>福岡公演:
会場:博多座
公演日程:2019年7月29日(月)~8月26日(月)
>北海道公演:
会場:札幌文化芸術劇場hitaru
公演日程:2019年9月10日(火)~9月17日(火)
レ・ミゼラブルのチケットを検索する(チケットぴあ)
キャスト:
ジャン・バルジャン:福井晶一/吉原光夫/佐藤隆紀
ジャベール:川口竜也/上原理生/伊礼彼方
ファンテーヌ:知念里奈/濱田めぐみ/二宮愛
エポニーヌ:昆夏美/唯月ふうか/屋比久知奈
マリウス:海宝直人/内藤大希/三浦宏規
コゼット:生田絵梨花/小南満佑子/熊谷彩春
テナルディエ:駒田一/橋本じゅん/KENTARO/斎藤司
マダム・テナルディエ:森公美子/鈴木ほのか/朴璐美
アンジョルラス:相葉裕樹/上山竜治/小野田龍之介 ほか
作:アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
原作:ヴィクトル・ユゴー
作詞:ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
演出:ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
翻訳:酒井洋子
訳詞:岩谷時子
プロデューサー:田口豪孝/坂本義和
製作:東宝