総括(さいごに)
映画キャッツはこんな感じの映画
- 主人公ヴィクトリアが観客の代わりとなりキャッツの世界を活躍し成長する
- 悪党マキャヴィティは遥かなる天上の世界に行きたくて悪事を働いていた
- ボンバルリーナとグロールタイガーはマキャヴィティの手下
- ミストフェリーズは気弱だけどかわいくて優しくて大活躍するマジシャン猫
- スキンブルシャンクスはどちゃくそ踊ってかっこいい鉄道猫
- ジェリクル達の絶対的母であり神の存在オールドデュトロノミー
- コミカルにあれを食べちゃうジェニエニドッツ
- 哀愁漂うおじいちゃん大御所俳優ガスは結構元気でミルクも飲むよ
- ゴミ捨て場を荒らし食べまくるグルメで金持ちのバストファージョーンズ
- 声が高すぎる自由奔放なラム・タム・タガー
- 誰からも愛されない孤独で哀れなグリザベラは圧巻の「メモリー」を披露する
映画キャッツについては色々とわかりにくい点が多くあると思います。今回のこの記事を読んでいただくことで少しでも気づきがあれば幸いに存じます。
正直、映画キャッツは評価は分かれる作品だと思います。
それは舞台版を見たことがある方とない方だけではなく、ミュージカル版キャッツを実際にご覧になっているファンの方でも意見が割れている映画作品です。
その理由としては「キャッツはこうであるべき」という思いが強すぎて演出の変更や解釈の違いが受け入れられないという方にとってはこの映画キャッツは厳しい評価になると思います。あと日本語歌詞が変わっていることが許されないという方も中にはいらっしゃると思います。(もちろんそういう考えを持つ方々がだめということではありません)
特にキャッツは歴史あるミュージカルですし、元々それほど明確な設定やストーリーがあるわけではない作品ですから、ファンの解釈や思い入れはそれぞれ違いがあるはずです。
私はある程度許容できると言いますか、例えばミュージカルの「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」の演出が刷新された新演出版を観劇することがあっても「前のほうが良かったから今回のは絶対許せない!」という評価には至りません。
むしろ前と違ってこんな違いがあって面白い。今回の演出でこんな新しい発見ができた。この部分は前のほうが優れていたかもなど、違いを比較して楽しめるタイプなのです。
ですので私は今回の映画キャッツは舞台版と多少の違いはありますが大いに楽しませてもらいました。大好きなキャッツの音楽が連続しますし大好きなキャッツの世界が最新映画になったことはもう素直に喜びました。
スキンブルシャンクスの項でも述べましたように、もう少ししっかりとキャッツの大きな魅力である圧倒的なダンスをしっかり見せてくれるものであればそれはもう最高のミュージカル映画であったと思います。
色々言いましたが、実際に映画館でキャッツを見ることができてよかったです。あと何回かは見に行くことになると思います。
さて長々と書いてしまいましたが、もしまだ映画キャッツについて見るかどうか悩んでいる方は、ぜひとも映画館にお運び頂きご自身の目で確認なさってみてくださいね!
そして映画キャッツで初めてキャッツを鑑賞して、舞台版ミュージカルキャッツに興味を持たれた方は是非とも劇場(キャッツ・シアター)にもお運びください。
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https://cats-movie.jp/
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映画『キャッツ』情報
公開日:2019年12月20日(イギリス、アメリカほか)
日本公開日:2020年1月24日(金)
監督:トム・フーパー
脚本:リー・ホール、トム・フーパー
音楽:アンドリュー・ロイド=ウェバー
原案:T・S・エリオット(キャッツ-ポッサムおじさんの猫とつき合う法)
オリジナルキャスト:
バストファージョーンズ:ジェームズ・コーデン
オールドデュトロノミー:ジュディ・デンチ
マキャヴィティ:イドリス・エルバ
ラム・タム・タガー:ジェイソン・デルーロ
グリザベラ:ジェニファー・ハドソン
劇場猫ガス:イアン・マッケラン
ボンバルリーナ:テイラー・スウィフト
ジェニエニドッツ:レベル・ウィルソン
ヴィクトリア:フランチェスカ・ヘイワード ほか
日本語吹替版キャスト:
ヴィクトリア:葵わかな
マンカストラップ:山崎育三郎
グリザベラ:高橋あず美
バストファージョーンズ:秋山竜次
ミストフェリーズ:森崎ウィン
スキンブルシャンクス:大貫勇輔
オールドデュトロノミー:大竹しのぶ
ラム・タム・タガー:藤原聡
マキャヴィティ:山寺宏一
ジェニエニドッツ:浦嶋りんこ
ボンバルリーナ:RIRI
マンゴジェリー:宮野真守
ランペルティーザ:沢城みゆき
グロールタイガー:山路和弘
劇場猫ガス:宝田明
カッサンドラ:朴璐美 ほか
日本語吹替版音楽プロデューサー:蔦谷好位置
製作:ワーキング・タイトル・フィルムズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ、東宝東和