ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』とは
※YouTubeは2014年英国ツアー公演の舞台映像
ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート(Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat)』 は、後に「ジーザス・クライスト=スーパースター」「エビータ」等を生み出した、作曲アンドリュー・ロイド=ウェバー & 作詞ティム・ライス のタッグによる作品。当時学生だったロイド=ウェバーと、ティム・ライスによってクリエイトされた、初期中の初期作品となります。
1968年に学校上演からスタートし、後にアマチュア劇場グループも上演。ジョセフの著作権を持つRUG社によると、2008年までに2万以上の学校やアマチュア劇場グループが上演を重ねたとのこと。
プロの上演としては、1972年にエジンバラ国際フェスティバルで初演。1973年にウエストエンド。1982年にはブロードウェイで上演。以降、ウエストエンドやブロードウェイでの断続的なリバイバル上演やツアー公演が行われています。また、1999年にはドニー・オズモンド主演による映画版も製作されました。
時期は明らかにされていませんが、さらなるリバイバル映画版の製作の計画もされていることが発表されています。
『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』は、旧約聖書「創世記」の「ヨセフの物語」をベースに、波乱に満ちたジョセフの人生を描く、普遍的なテーマと家族向けのストーリー。音楽はもちろん、アンドリュー・ロイド=ウェバーによる耳に残るキャッチーなメロディが繰り返され、台詞部分も全て歌となる「オペラタイプ」のミュージカルとなります。
あらすじ
カナンの地に住む12人兄弟の11番目のジョセフは、父・ジェイコブに気に入られていることから一人だけ、特別なカラフルなコート(=テクニカラー・ドリームコート)を父から授けられる。しかしそのことで他の兄弟から嫉妬されて策略に嵌り、奴隷として売り払われてしまう。
ジョセフは、行く先々で様々な困難に見舞われながらも、持ち前の真面目さと献身さで切り抜けてゆき、ついにはエジプトの王・ファラオに仕えるまでに登りつめる。
ある日ジョセフは、かつて自分を売りとばしたあの兄弟たちと再会する。ジョセフだとは気づかない兄弟たちに、ジョセフはある意外な行動を取る・・・
日本では、これまでに来日招聘公演が2度実現しています。
今回の2020年公演は、初の日本キャスト版上演となり、演出は「ミス・サイゴン」「ゴースト」等の演出を担当したダレン・ヤップが手掛けます。