今回は、新たにミュージカル観劇用として購入いたしました、双眼鏡をご案内いたします。
ミュージカル・舞台を観劇する際にもはや必須アイテムともいえる双眼鏡(「オペラグラス」とも)。何と言っても遠くの席からでも演者をズームアップして見ることができることは、観客にとってはとても有り難く、頼もしい存在です。もちろん観劇の感動も倍増します。
双眼鏡やオペラグラスは各メーカーから沢山の種類・機種が出ていますので、いざ選ぶ段階でとても迷ってしまいます。
「観劇用の双眼鏡は、一体どれを選んだら良いのかわからない!」という方や「以前使っていた双眼鏡よりももっと高性能な製品に買い替えたい!」という方には、今回の記事は必見になるかと思います。
今回は相当にこだわって選び、購入いたしました。そして素晴らしい製品に巡り合えました。「見る舞台が一変した」と言っても決して言い過ぎではありません。
ミュージカル観劇用 双眼鏡選びのひとつの参考にして頂ければ、幸いございます。
ヒノデ双眼鏡A5は終売しました!新モデル【A6】はこちら!!(近日レビュー記事公開予定!)
>NEW!! 新型モデル登場!【ヒノデ双眼鏡 5×21-A6】Amazon先行販売中!!
そういえば今回新しい双眼鏡を買いまして札幌レミで初使用します。これまで使っていたものは値段お手頃軽い見やすい扱いやすいと取り回しがよくこのクラスではコスパ最高で数年愛用してきました。今度のはお値段はりますが高性能なものです見やすさ明るさ扱いやすさなどまたレビューできればと思います
— 禁断先生 (@J_kindan) September 16, 2019
今回ミュージカル観劇用に購入した双眼鏡は?
▼▼ 今回購入した製品はこちらです ▼▼
この双眼鏡(ヒノデ 5×21-A5)を選んだポイント
今回、私が特に意識して双眼鏡を選んだポイントは以下になります。
この双眼鏡を選んだポイント
- とにかく暗いシーンでもハッキリクッキリ鮮明に明るく!舞台奥にいる演者の表情までしっかり見たい!
- もちろん軽くて、コンパクトな製品の方が良い
- 8倍はアップで見えすぎるので、低倍率でも最適なものを選びたい
- ピント調整(左右の視差調整)が、簡単にできるもの
- 高性能なスペックを重視したいので、お値段は、多少張っても構わない
- もちろん、長く大切に使いたい(アフターサービスが充実しているメーカー製品を選びたい)
スペック
詳細 | ヒノデ 5×21-A5 | 8×21 DPC I |
価格 | 15,800円 | オープン価格 (相場) 4,000~ 5,000円前後 |
メーカー | 日の出光学 | OLYMPUS |
対物レンズ 有効径 (口径) | 21mm | 21mm |
倍率 | 5倍 | 8倍 |
実視界 | 11度 | 6.4度 |
アイレリーフ | 16mm | 11mm |
明るさ | 17.64 | 6.9 |
レンズ、 プリズムの コーティング | 全面 マルチコート | 単層コーティング UVプロテクション |
最短合焦距離 | 2.0m | 2.2m |
重さ | 215g | 170g |
サイズ | 横107mm 縦81mm 厚さ50mm | 幅107mm 縦82mm 厚さ41mm |
プリズム | Bak4 | – |
眼幅調整範囲 | 55~70mm | 60~70mm |
カラー | 白/茶 | 青 |
防水 | 防水なし | 防水なし |
付属品 | ソフトケース 接眼キャップ ストラップ レンズ拭き | 専用ケース キャップ ストラップ |
生産国 | 中国 (日本国内 全数検品) | 中国 |
※スペック比較の為に8×21 DPC Iの製品仕様と比較しています。メーカーサイトを参考に当ブログが独自で作成したものです。
左が今回購入したヒノデ 5×21-A5。右はこれまで私が長く愛用してきた8×21 DPC Iです。
新しい双眼鏡を買うに至った経緯:もっと高性能な双眼鏡が欲しくなった!
ご存知の方も多いと思いますが、私は、以前にも観劇用に使う双眼鏡を購入して、レビュー記事を書いています。
その時にご紹介した双眼鏡(DPC I)の良い点は、軽い・きれいに見える・操作がしやすいと、小型で取り回しがとても良く、手軽に購入できる価格帯のクラスでありながらも優秀な製品です。
特に軽い・扱いやすい・価格が安い(実売価格で4,000~5,000円前後)という点は、初心者の方には特におすすめできる大きなポイントです。入門用の双眼鏡としても充分な製品であると思います。
まず、観劇用双眼鏡をお求めの方には、これからも自信をもっておすすめできる製品であると、私は今でもそう思います。(実際に愛用していたので)
観劇初心者に最適なDPC Iのレビュー記事はこちら:
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初心者におすすめ!ミュージカル観劇で最も使える双眼鏡(オペラグラス)はこれだ!
今回は、ミュージカル観劇用として購入し、私が以前から使っている、双眼鏡をご案内いたします。 ミュージカル・舞台を観劇する際にもはや必須アイテムともいえる双眼鏡(「オペラグラス」とも)。何と言っても遠く …
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これまで使っていた双眼鏡で気になった点
しかしながら、長く使っていますと少し気になる点が出始めました。
まずは明るさ。安物のオペラグラスにありがちな暗く見えるものではなく、DPC Iはクリアに明るく見える製品です。
しかし場面によっては、ところどころ薄暗く感じてしまうことがありました。特に舞台奥の方は作品によっては、ぼんやりしてしまうことがありました。
次にピント調整。DPC Iは左右の視差調整が比較的簡単にできますが、客席から舞台を見る角度によって微妙に変化するので、上演中にさらに微調整が必要でした。
特に演者が舞台をくまなく動き回る際には、その位置や角度によって再調整をせねばならず、舞台に集中したいのにピント調整(視差調整)が煩雑になってしまうことがありました。
どちらも私の気にし過ぎなのかもしれませんが、やはり長く使っていると、どうしても気になる点は出てくるものです。さらに、数年使用していますので徐々に経年劣化し、段々と性能が落ちてきた可能性もあるかと思います。
そしてこれは決定的だったのですが、アップに見えすぎる。ということです。
DPC I は倍率8倍(10倍もあり)の製品。標準的なミュージカルの劇場であれば、後方の座席からでも相当にアップに見えます。
推しの一人の演者に集中して見たい時には8倍でも良いと思いますが、もっと全体を(あるいは複数のキャストをまとめて)見たい場合には、不向きとも言えます。
「アップで見たいから双眼鏡を使ってるのに何言ってるんだ!」という、お叱りのお声が飛んできそうですね。
もう少し詳細に状況を説明いたします。例えばレ・ミゼラブルの対決のシーンなどは、双眼鏡の視界の中にバルジャンとジャベールの二人を入れて見たい。なのに、二人の距離が離れてしまうと、もうどちらか一人しか見えなくなります。
例えば、オペラ座の怪人のファントムとクリスティーヌとラウルのトライアングルを見たいのに、どう頑張ってもファントムとクリスティーヌ(あるいはファントムとラウル)しか見えないのです。
これ、私が言ってる悩み(状況)、わかりますよね?
双眼鏡は使いたいけれども、もう少し引きで見ることができれば、舞台全体とはいわなくとも広範囲にカバーできるので、実はその方が見やすいのでは?と思い始めたのです。
双眼鏡の上げ下ろしで対応できなくはないですが、あまりやりすぎると腕が疲れたり、周囲のお客様が気になってしまうこともあるかもしれませんから、気をつけたいところでもありました。
ここまで言うと、だいぶわがままなリクエストですが、今回、特にこだわったポイントとなります。