本日は #音楽座ミュージカル SUNDAY公開GPを観劇致しました今年東宝が上演したシャボン玉のオリジナルカンパニー最新作の再演。ミステリアスでスリリングな展開ながらキャストの圧倒的な歌唱力に感動!大変素晴らしい作品でした!明日から本公演ほぼ完売との事ですが年末年始に映像配信ありますのでぜひ! pic.twitter.com/R4OXn7beYm
— 禁断市長(禁断先生) (@J_kindan) December 18, 2020
先日は、音楽座ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』を観劇いたしました。
私は今年1月~2月に東宝が上演したミュージカル「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」の大阪公演を新歌舞伎座で観劇していまして、実はこの「シャボン玉~」は、音楽座ミュージカルの作品なのです。
その「シャボン玉~」観劇後に疫病流行が猛威を振るい始め、チケットを取っていたミュージカル舞台は全てキャンセルとなりました。これにより偶然にも自身の観劇自粛前の最後の作品が「シャボン玉~」だったのです。
そして今回は、その「シャボン玉~」のオリジナルプロダクション・音楽座ミュージカルの最新作の再演。ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』を観劇する機会を頂きました。オリジナルの音楽座ミュージカルの舞台を拝見したのは初めてでした。
いやもう、想像以上に本格ミュージカルでしたし、大変に素晴らしい舞台に感動しました!
この記事では音楽座ミュージカルの特徴や魅力、そしてミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』の感想などを取り纏め、ご案内いたします。
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音楽座ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』公開ゲネプロ感想
音楽座ミュージカルとは?
言うまでもありませんが「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」は、もうボロ泣きでした。いやあれは泣きますよ~!オエオエ号泣ですよ。もうもう本当に感動の作品でした。
違う作品ですが、私は劇団四季のミュージカル「夢から醒めた夢」がとても好きで、そちらも毎回ボロ泣きになってしまいます。シャボン玉と夢醒めは、私の中では結構似たような雰囲気を感じとったのです。作者もストーリーもカンパニーも全く違いますが、共通点は、日本発のオリジナルミュージカルの感動作である ということでしょうか。
そうです。音楽座ミュージカルはオリジナルミュージカルを上演する劇団なんですね。ブロードウェイやウエストエンドなど海外作品のライセンス上演ではなく、一貫してオリジナルミュージカルを製作し、上演し続けています。
ではここで音楽座ミュージカルについて少し説明しておきます。ここはもうファンの方にとっては周知の事と思いますから、私の説明は読み飛ばして頂いても大丈夫です。
音楽座ミュージカルは、株式会社ヒューマンデザインが運営する劇団で、1987年に創立。旗揚げ作品は「シャボン玉~」で1988年初演。かつては土居裕子さん、畠中洋さん、吉野圭吾さん、濱田めぐみさんなども在籍していました。こちらの方々は皆さん、東宝の「シャボン玉~」にも出演されましたね。
これまでに「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」「とってもゴースト」「チェンジ」「マドモアゼル・モーツァルト」「アイ・ラブ・坊っちゃん」「リトルプリンス」「泣かないで」「ホーム」「メトロに乗って」「21C:マドモアゼル モーツァルト」「七つの人形の恋物語」「ラブ・レター」「グッバイマイダーリン★」などを上演。
各作品において読売演劇大賞や文化庁芸術祭賞など、数々の賞を受賞しています。
そして今回の『SUNDAY(サンデイ)』は、2018年初演のオリジナル新作の再演。音楽座ミュージカル14作品目となります。
作品に関わる全てが責任者。独自の「ワームホールプロジェクト」で丁寧に作品が創られる
音楽座ミュージカルは、独自の創造スタイル「ワームホールプロジェクト」で作品を創りあげます。
それは何かと言うと、作品に関わる全ての俳優やスタッフが、各々の立場の垣根を越えて意見を出し合い、舞台を練り上げてゆくという手法。意見がぶつかった際には妥協してどちらかを選ぶのではなく、「第3の選択」を導き出し採用し、より良い方法に突き進めてゆくとのこと。
一人の演出家が作品の色を一つに決めてしまうのではなく、十人いれば十色あって当然という考え。
今回の『SUNDAY(サンデイ)』であれば、脚本・演出・振付は「ワームホールプロジェクト」名でクレジットされており、それはすなわち『SUNDAY』に関わった俳優やスタッフ、全ての人々が全責任を持ち、丁寧に練り込まれた上でこの作品が創られたということになります。
今回の『SUNDAY(サンデイ)』は、ラストシーンが初演と再演では大きく変わったとのことです。これも練り込んで練り込んで新しい選択を導き出した結果、そうなったということでしょう。
素晴らしい歌唱力のキャストと生演奏の舞台に胸打たれる
あの。びっくりしたのがキャストの歌唱力の高さです。ちょっと半端ないレベルでした。
これはもう実際に聞いて頂ければ納得すると思います。大変に素晴らしかったです。
歌声でぶん殴られる(?)のが好みな方は、きっとめちゃくちゃ気にいると思います。
まずお試しという訳ではありませんが、この歌唱動画(『SUNDAY(サンデイ)』冒頭のミュージカルナンバー「スタダモア家」)をご覧ください。
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こちらの動画の歌唱を気に入れば、もう問題なく、スッと音楽座ミュージカルの舞台を楽しむことができるかなと思います。私はもちろん大変に好みでした。めちゃくちゃ良くないですか?
ミュージカルの劇団ですから歌唱は当然ありますが、個々で秀でている俳優が参加しているカンパニーを除き、ここまでの歌唱レベルの水準が高いキャストがずらりと揃っているのはなかなかないと思います。私の知っている限りですが劇団四季か、こちらの音楽座ミュージカルぐらいではないでしょうか。
そして生演奏で上演するというこだわりもあるようです。私は会場の規模から音源伴奏を使用していると思いこんでいましたが、カーテンコールでは舞台袖の演奏者を称える場面がありましたので、そこで生演奏だとわかりました。もしかすると小編成なのかもしれませんが、作品を彩る壮大な音楽にも感動しました。
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