【観劇レポ】劇団四季アナ雪初日感想 圧倒圧巻のレリゴーに震えた!姉妹愛と絆を深く掘り下げた人間ドラマ!「アナ雪2」要素も

 

劇団四季アナ雪開幕キャスト感想

オラフ:小林英恵

オラフは雪だるまですから基本的に「性別なし」という設定なのでしょう。ブロードウェイ版の初演は男性が演じていましたが、途中から女性のキャストが加わりました。私がBWで観劇した際にもオラフは女性が演じていました。

劇団四季アナ雪でもその設定は継続されており、初演キャストとして女性の小林英恵(こばやしはなえ)さんと、男性の山田充人(やまだあつと)さんのお二人がキャスティングされています。

初日から登場したのは小林英恵さん。印象としては女性声オラフだとより子どもが喋っているように聞こえるのでめっちゃかわいいですし、同じ言葉を何度も繰り返すラブリーなオラフは客席からも笑い声が起こっていました。お子さまのウケも充分です。

映画版「アナ雪」では幼少期エルサが魔法で創り出した本物の雪だるまでしたが、ミュージカル版ではエルサとアナが色々なおもちゃを組み合わせて、ひとつの雪だるまのおもちゃに仕上げます。エルサが少しの魔法をかけて動かしますが、その際の姉妹の会話がオラフの性格を形成するものになります。(夏に憧れていることなど)

オラフは「ライオンキング」のティモンのようにパペットを操るキャストが後ろに見えているのですが、そのキャスト(今回は小林英恵さん)もオラフと同じ様な表情をするのが面白いです。例えば、”隠れびと”の長・パビーとバルダがアナを取り囲んで寄り添い「私達この子好きよ!」と言って抱きつくのですが、オラフもアナの事が大好きなので同じ様に寄り添って抱きつき、うっとりした目をします。パペットのオラフも演者の小林さんも二人ともが同じうっとりの表情をするのでかわいいし面白くて、ここは思わずクスッと笑ってしまいます。

なぜオラフはアナの事が大好きでいつもアナの傍にいるのかは、映画「アナ雪2」で理由が明らかになります。これを知ると結構泣けますよ。

ある登場人物に騙されてしまい凍え死にそうなアナを助けるのは、やはりオラフです。雪だるまですから火の傍にいると溶けてしまいますが、身を挺して暖炉に火をくべ勇敢な一面も。でもそこはオラフ。手(木の枝)に火が付いてしまい、慌てふためく小林英恵さんの叫び声はとてもコミカルで、シリアスな展開が続きますがオラフがちゃんと癒やしてくれます。

そしてオラフはある事をアナに告げます。アナは「そうなの?」という表情ですがオラフは「愛のこと、何もわかっていないんだね!」と言います。オラフは「真実の愛」とは何なのか、アナに大きなヒントを与えるのです。

アナを愛しエルサを愛し、皆に愛され皆を元気にする勇敢でラブリーな雪だるまオラフ。ミュージカル版でも大活躍でした!

小林英恵さんはオラフのソロナンバー「夏がきたら」でもしっかりと歌っており、かわいい動きもバッチリでとても良かったです!男性オラフの山田充人さんも楽しみですね!
禁断先生イラストアイコン

 

※YouTubeは劇団四季アナ雪キャストコメントより。左が開幕オラフ役の小林英恵

 

 
 
 
 
 
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※YouTubeは「In Summer(夏がきたら)」ブロードウェイキャストによる歌唱(本編とは異なるバージョン)

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