劇団四季アナ雪開幕キャスト感想
ハンス:杉浦洸
杉浦洸(すぎうらひろし)さんのハンスは言葉を失うほどのイケボです!
12人の兄がいるハンスはサザンアイルズの第13王子ですが、杉浦ハンスは末っ子感溢れる優しそうでハンサムな顔立ち、そして王子らしい佇まいと長身。さらに冒頭にも言った超イケヴォイスで魅了します!カッコいいんですよねまたハンスも!どうなってるんだ?!
杉浦ハンスは低音は豊かに響きますし高音域も結構上までスイスイと出していました。いや杉浦さんとにかく歌がめちゃくちゃ上手いです!私は杉浦さんを拝見したのは多分初で(もしかしたらリトルマーメイドで見ていたかもですが)こんな凄い方がまだ隠れていらしたんですね・・・劇団四季って一体どんな才能集団なんですか?
登場時のハンスは結構軽い感じで、ペラッペラなんでも喋ってしまうアナにあわせているのでしょうか。杉浦ハンスはずっと笑顔でアナとの会話のキャッチボールを楽しんでいるのですが、その軽さの裏腹に賢さも見え隠れしていました。
幼い頃から孤独を感じているアナは「私はただの予備」と言い、「僕はただのハンス」言うハンスはお互いの境遇が似ていることから意気投合し、出会ったその日に二人は結婚の約束をしてしまいます。(結果、女王のエルサを怒らせることになります)
ハンスの見せ場といえば、やはり映画でも有名な「扉あけて」のナンバーでしょう。アナはハンスに抱きついたり担ぎ上げられたりして、かなり独特でアクロバティックなダンスを魅せます。ここは身体能力の高い三平アナのアクションが光りますが、アナを支えるハンスも相当大変そうです。二人の息がぴったりでなければならないのはもちろんですし、アナを担ぎ上げながらもしっかりと豊かな声を出して歌っている杉浦ハンスの歌唱力の高さにも驚きました!
またハンスは「サザンアイルズのハンス」というテーマソングとも言える歌があります。最初は謙虚で紳士的に歌いますが、物語が進むにつれ「リプライズ」ではどんどん自信が付き、歌が変化してゆきます。まるでその歌で自らを鼓舞しているようにも。アレンデールの国民もハンスを信用します。
私の好きなあるシーンではハンスのお兄様方がズラリと並ぶのですが、兄たちの威厳さをハンスも引き継ぐといいましょうか。いつしかキリッとした表情に変わっており、杉浦ハンスは最初が結構軽い分、しっかりとした王子に変化していくのは、とてもわかりやすく良かったです!
いやぁ杉浦さんのハンス、なかなか説得力あるハンスでした!かなり良かったです!映画のハンスそのものという感じでした!
※YouTubeは劇団四季アナ雪キャストコメントより。右が開幕ハンス役の杉浦洸
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※YouTubeは「Love Is An Open Door(扉あけて)」ブロードウェイキャストによる歌唱(本編とは異なるバージョン)