劇団四季オペラ座の怪人の疑問:クリスティーヌが「すぐに馬車を呼んでちょうだい」と言った意味とは?オールアイアスクオブユー

今回は、劇団四季のオペラ座の怪人について書いていきます。

1幕終盤の「オペラ座の屋上」シーン、「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」でよく聞かれる疑問点について答えていきますよ!

 

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更新情報

2019年10月25日更新:

記事構成を調整いたしました。

 

劇団四季オペラ座の怪人、オール・アイ・アスク・オブ・ユーの後クリスティーヌがラウルに「すぐに馬車を呼んでちょうだい」と言うんだけどそれは一体どういう意味なの?

 

はい。

クリスティーヌとラウルがチュウしすぎで悔しい「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」というデュエット・ナンバーですね。

オール・アイ・アスク・オブ・ユーは数あるオペラ座の怪人のミュージカル・ナンバーの中でも名曲中の名曲です。

緊迫していた物語はここで一気にラブ・ロマンスな雰囲気に突入します。展開が変わる意味でも重要なシーンです。

ミュージカル・コンサート等でもデュエット・ナンバーの定番中の定番としてよく歌われますから、オペラ座の怪人は見たことのない方でもこの曲(歌)は知っているという方はいると思います。

 

ではオペラ座の怪人を知らないという方の為にこのシーンをザックリと解説しますね。

 

▼  ▼  ▼

亡くなった父が遣わした「音楽の天使」だと信じていた音楽の先生=オペラ座の怪人(ファントム)の醜い素顔を見てしまったクリスティーヌは、大きなショックを受けます。

ファントム先生は地下室からクリスティーヌをオペラ座へと戻しますが、プリマのカルロッタの復帰により台詞のない端役へと降格。

クリスティーヌが脇役にまわっていることと、さらにマイ・シートの5番ボックス席にラウル(大金持ちのボンでオペラ座のパトロン)が座っていたことに激怒したファントムは、オペラ「イル・ムート」上演中にカロルッタに罠をしかけて強制的に降板させます。

さらに「第3幕のバレエ」の最中、ファントムは大道具の主任ブケー(ファントムの悪口を言っていたおじさん)をキュッと殺害。

舞台には首を吊ったブケーが露わに。パニックに陥ったオペラ座は上演を一時中断します。

ファントムを恐れたクリスティーヌはラウルとともにオペラ座の屋上へと逃げ込みます。

ファントムの呪縛から逃れたいクリスティーヌは怯え、泣き、震えます。

ラウルはそんなクリスティーヌを優しく包み、君を守ると誓うのです。

ふたりは急速に接近。キスをして愛を誓いあいます。

しかし、そのふたりをそばから見ていたのは………

そばから見ていたのはもちろんファントムですね

で、その後です。

クリスティーヌはラウルに、おもむろにこう言います。

「すぐに馬車を呼んでちょうだい」

 

クリスティーヌは音楽家の娘ですが孤児でオペラ座の寄宿生です。いわばオペラ座住み込みのダンサー。

それに今はオペラ中断中でこの後すぐ舞台に立たなければなりません。

なのにまるで家に帰る時に「タクシー呼んで」みたいにラウルに言うのはなぜなのでしょう。

 

 

We return to Canada this week for performances in Montreal October 4 – 15 and in Ottawa October 17 – 29. See you there! #🇨🇦 #phantomustour #canada

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これ、どういう意味なのかご存知でしたか?!

 

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