劇団四季のオペラ座の怪人はオーケストラ生演奏が凄いらしい

劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人東京公演(清水建設ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[秋]:2020年10月24日(土)開幕~ロングラン公演)のオーケストラとの合同練習の様子が劇団四季公式Twitterアカウントにて公開されました。

劇団四季ではミュージカル「キャッツ」「ライオンキング」「リトルマーメイド」「アラジン」「ノートルダムの鐘」などの殆どの演目では、事前に収録した演奏音源で公演が行われています。

しかし今回の『オペラ座の怪人』では、稽古の段階でオーケストラが入っていることについて、驚かれた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

実は、オペラ座の怪人は東京公演に限って、オーケストラ演奏(いわゆる「生オケ」)となります
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劇団四季オペラ座の怪人にはオーケストラが入り生演奏をする!

オペラ座の怪人東京公演はオーケストラ演奏

劇団四季が上演するミュージカル『オペラ座の怪人』は、東京公演ではオーケストラが必ず入り生演奏となります。

その一方で、東京以外の各都市公演・ツアー公演ではオーケストラは入らず、事前に収録した演奏音源を使用します。

「以前にオペラ座の怪人を見たけどテープ演奏だった」と記憶されている方は、東京以外の都市公演でご覧になった筈です。東京は生オケでツアーはカラオケでの演奏は、1988年の初演から変わっていません。

直近ですと、2017年横浜公演にはオーケストラが入りましたが、その後の広島・京都・静岡・仙台のツアー公演は演奏音源でした。

なお、2017年以降の横浜公演より(演出を含む)音楽が、最新バージョンに刷新されています。以降のツアー公演では、最新バージョンのオーケストラ演奏が収録されたものが使用されています。

 

ウェストサイド物語も

オペラ座の怪人以外では、ミュージカル「ウェストサイド物語」は、東京公演ではオーケストラが入ります。同じ様に東京以外のツアー公演では、演奏音源使用です。

また、最近では上演されていませんが、ミュージカル「壁抜け男」や「春のめざめ」など、ミュージシャンによる生演奏がなければ、舞台が成立しない演目もあります。

 

カラオケが主流の劇団四季になぜオーケストラを入れるのか?

劇団四季では、東京公演に限っては「クレイジー・フォー・ユー」「夢から醒めた夢」「ミュージカル李香蘭」など、殆どの演目においてオーケストラを入れて生演奏で上演していましたが、2009年頃より、徐々にツアー公演と同様の演奏音源に差し替えられていきました。

演奏音源の使用が主流の劇団四季において、『オペラ座の怪人』や「ウェストサイド物語」に限っては、なぜ、オーケストラ演奏が今もなお行われているのか。

その明確な理由は一切公表されていませんが、作品の権利を持つ、海外オリジナルプロダクションの意向であると推察します。

 

 
 
 
 
 
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#PhantomUKTour Opening Night at @curve_leicester.🌹 Photos: @peachyraith.

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