ミュージカルオペラ座の怪人の指輪の謎に迫る

ファントムの指輪とはどういうものか?

ファントムが自分で持っている指輪はこちら

怪人の指輪というのはこちらです。

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黒の石が入った指輪なんですね。これを小指にしています。

ファントム俳優によって、左手に指輪をする怪人・右手に指輪をする怪人と違いがあります。その辺は自由みたいです。さすが海外(笑)

ちなみに作曲活動中のファントムは、劇団四季版だと絶対左利き設定だけど、海外の怪人は右手の場合もあります。

というか、おそらく利き手については決まってないっぽいです。

話を指輪に戻しましょう。ファントムは男性なので、男性の小指から女性(クリスティーヌ)の薬指へと渡されるのです。

まぁ、サイズ的にもそうでしょう。

 

劇団四季版では指輪はしていない

 

同じミュージック・オブ・ザ・ナイトのシーンですが、ファントムの手に指輪はありません。

その後、ラウルから奪った指輪を自分のものにしたファントムは、ポイント・オブ・ノー・リターンでは薬指につけています。

劇団四季のファントム俳優は皆手が大きいし、めっちゃ指輪を見せつけてからゆっくり外すので、間違いなく薬指についています。特に村さんの見せつけ方はすごいです。めっちゃ見せてきます。

 

このYouTubeでは、ファントムが自分の薬指から指輪を外すシーンは残念ながら映っていませんでしたが、ちょうどファントムが指輪をクリスティーヌの薬指にはめたところがアップで映っています

 

え?怪人さんもしかして指輪、自分のサイズに変えました??

 

この映像のの通り、劇団四季版ではファントムの薬指からクリスの薬指へと渡されます。指輪は男性のサイズなのでブカブカです

芝さんが紗衣クリの指から指輪がグルグルーッと動かんように、上からギューッと握っていることがわかります

ちょっと、痛いんだけど

 

2004年映画版もファントムは指輪を持っていなかった

 

それでは2004年映画版はどうだったのというと、ファントムはもともと指輪はしていませんでした

映画版のファントムは黒の手袋をしていましたね。

マスカレード後、ラウルの指輪を奪った怪人はその後のポイント・オブ・ノー・リターンでもその指輪は指にははめていませんでした。

舞台上での指輪を贈るシーンもありません。仮面&鬘剥ぎ取られ地下室へと拉致監禁して、地下室でクリスティーヌに強引にプロポーズしてようやくその指輪をクリスティーヌに贈るのです。(握らせる感じ)

まぁちょっと後ろにずれるんですね。…って、鬘の話じゃないですよ!指輪を渡す話。

そして映画ならではですがその指輪が何度かアップになりますので、その指輪はラウルがクリスティーヌに贈ったものだとわかります

流れとしては、ラウルがクリスティーヌに贈った指輪が怪人の手によって奪われ、その指輪を怪人がなぜか自分のものとしてクリスティーヌに贈り、クリスティーヌは最終的にその指輪を怪人に贈り、去っていきます。

映画版だけのラストシーンは、年老いたヨボヨボラウルがクリスティーヌの墓を訪れます。そこには一本の薔薇と、薔薇の茎に通された指輪が置いてあるのです。ファントムが置いたんですよね。

えーファントム生きてたの?っていう驚きのシーンですが、最終的にはその指輪は亡きクリスティーヌの元に(=ラウルの元に)返されます。

なんかちょっとシンミリした話になっちゃいましたね。

なんか泣けてきちゃった

 

ということで、ラストに加わる後日談を除けば、2004年映画版は劇団四季版とほぼ同じ指輪の設定となっています。

 

2004年映画オペラ座の怪人のミュージック・オブ・ザ・ナイトより。ファントムは黒手袋をはめており指輪はしていない

 

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