オペラ座の怪人のラストシーン・指輪のやり取りには色々なパターンがある事はご存知でしたか?

海外で見たオペラ座の怪人の指輪シーンで印象に残ったやり取り(主にロンドン公演)
- クリスティーヌが指輪を突っ返すような感じ。ファントムが指輪を受け取って微笑んでも、クリスティーヌはファントムを睨んで、逃げていくように去ってゆく
- クリスティーヌの手をなかなか離さないファントム。クリスティーヌが強く引っ張ってようやく抜けた拍子に、ファントムは前のめりに崩れる
- 指輪を一切受け取ろうとしないファントム。クリスティーヌは仕方なく、猿のオルゴールのそばに指輪を置いて去ってゆく
- クリスティーヌが戻ってきてたと勘違いしてファントムは喜び、跪いてまた求婚してしまう(笑顔で)。ファントムは返してもらった指輪をまた贈ろうとするので、クリスティーヌはいてもたってもいられなくなり、去ってゆく
- クリスティーヌが戻ってきたことにファントムが気づかない。クリスティーヌに気づかないまま「クリスティーヌ、アイ・ラブ・ユー」。クリスティーヌは泣きながら、指輪をそっと置いて立ち去る。クリスティーヌが立ち去った後にファントムが指輪に気づく
どうですか?かなり違いがありますよね。
いや…これね。ほんまにヤバくて、特に3・4・5はもう嗚咽号泣で、足ガクガクでスタンディング・オベーションができない程だったんですよ。(海外はカーテンコールはすぐ終わります)
私は最近、海外のオペラ座の怪人は見に行けてないので、また新たなパターンでやっているかもしれませんね。
新しいパターンをご覧になった方は、どんなだったかぜひ教えてください!
クリスティーヌはファントムのことが好きだったのか?
随分前はファントムに指輪を突っ返して、唾を吐いて去っていくクリスティーヌがいたそうです。


ですがこのようなパターンもあります。
先日YouTubeでも無料配信がありましたが「オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン 」という、オペラ座の怪人の特別公演を収録したBlu-ray/DVDがあります。
この公演をまだご覧になっていない方は是非見ていただきたいのですが、指輪のやり取りでは、クリスティーヌ(シエラ・ボーゲス)はオンオン泣いて、ファントム(ラミン・カリムルー)の手にすがりついて、「帰りたくないよぉ!あなたと一緒にいたいよぉ!」って感じなんですよね。
その後、本来であればクリスティーヌがラウルに向かって歌っている筈の、「Say you’ll share with me, one love, one lifetime…」(「どんな時でも二人の誓いは」)の場面。
これも、明らかにファントムに向かって歌っています。(背中で)
こんなの、やばいですよねぇ。泣いてしまうわ。
ロンドン25周年記念公演では明らかにクリスティーヌはファントムが好きだったんですよ。ラブだったんですよ!このパターンではですね。

まぁここまであからさまなのは特別公演ならではの演出だったのかもしれませんが、最近の公演では比較的、クリスティーヌはファントムに好意的だったと思える指輪の渡し方をすることが多いように感じます。


「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」の指輪シーンでは、クリスティーヌはファントムにかなり好意的だったと取れる演出となっています