羽生結弦版『オペラ座の怪人』:楽曲部分・ミュージカルシーン解説
ここからは、羽生結弦選手のミュージカル『オペラ座の怪人』の使用音源より、楽曲の部分解説と、その音楽が使われているミュージカル版・映画版のシーンの解説。さらに羽生選手がどの演技をしている時にその音楽がかかっているのかを取り纏め、ご案内いたします。
なお、フィギュアスケートに関しては、執筆者はテレビ観戦メインの所謂素人であり、演技の名称や技術的なことは詳しくありません。羽生選手の演技部分の説明が拙い点は何卒ご容赦ください。
1:The Mirror (Angel of Music)(ザ・ミラー(エンジェル・オブ・ミュージック)) 演技時間 0:00~0:16
まず、ファントム(オペラ座の怪人)が登場する際に鳴る不気味なドラムロール、短く「ドロドロドロドロ…」と鳴ります。音源は『映画版サントラ』より。”The Mirror(ザ・ミラー)” の導入部分。
「I am Angel of Music…! 」と鳴り響く不気味なファントムの歌声。これは、映画サントラの”The Mirror”。歌声は映画版ファントム役、ジェラルド・バトラーです。
「ザ・ミラー(エンジェル・オブ・ミュージック)」 :歌姫カルロッタの代役を務めたクリスティーヌに、幼馴染でオペラ座のパトロン・ラウル子爵が近づきクリスティーヌを食事に連れだそうとするが、それに怒ったファントムが鏡の中から現れクリスティーヌをオペラ座の地下室に連れ去る。というシーン。
2:Why So Silent ?(ホワイ・ソー・サイレント) 演技時間 ~0:41
「ジャン!ジャン!ジャン!ジャン!」という不気味なベース音楽に、ファントムがまるであざ笑うかのように、弦楽器が不気味に絡みあう旋律が特徴的な部分となります。音源は『ファンタジア』より。
羽生選手の演技では、”Why So Silent”中に最初の4回転サルコウが入り、2回目の4回転トゥループを飛ぶ手前まで。
「ホワイ・ソー・サイレント」:ファントムの妨害よる公演中止を経て、再開の仮面舞踏会(マスカレード)に浮かれるオペラ座。しかし半年間姿をくらませていたファントムがレッドデス(赤い死神)の仮装で乱入し、ラウルと婚約したクリスティーヌに忠告する。というシーン。