羽生結弦版『オペラ座の怪人』:楽曲部分・ミュージカルシーン解説
3:Overture(オーヴァーチュア)~ The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人) 演技時間 ~1:20
ミュージカル『オペラ座の怪人』を象徴するオーヴァーチュア、「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」の音楽が流れ、すぐ繋がるようにタイトルトラック「オペラ座の怪人」のメロディが弦楽器により奏でられます。音源は『ファンタジア』より。
羽生選手の演技では、2回目の4回転ジャンプを飛んだときにちょうど「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン」と鳴ります。その後ステップからのスピンが一通り終わって「ジャン!」という音で一旦ストップするまで。
「オーヴァーチュア」:ミュージカル『オペラ座の怪人』を見たことがない方でも絶対に聴いたことがあるメインテーマ、「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」。主題のパイプオルガンは、ファントムが弾いているという設定。
「オペラ座の怪人」:ファントムがクリスティーヌを地下室に連れて行く道中で歌われる。歌うのはクリスティーヌとファントム。このミュージカルを象徴するナンバーとシーンの一つである。
4:The Point of No Return(ポイント・オブ・ノー・リターン) 演技時間 ~1:56
弦楽器により、ファントムの揺れ動く感情や滾り、そして切なさを表現するような、しっとりと、しかし粘っこい旋律が奏でられる。音源は『ファンタジア』より。
羽生選手の演技では、主にステップ、そして次に一回止まるまで。
「ポイント・オブ・ノー・リターン」:主役のオペラ歌手(ピアンジ)を殺害したファントムはドン・ファン役に扮装し、大胆にもオペラの舞台上にあらわれる。そして劇中にクリスティーヌに近づき、愛を告白する(劇中劇「ドン・ファンの勝利」の一シーン。歌うのはファントムとクリスティーヌ)