エリザベートとは?
ミュージカル『エリザベート』とは
ミュージカル「エリザベート」は、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリーザベトの生涯を描いたウィーン・ミュージカルで、脚本・作詞はミヒャエル・クンツェ。作曲・編曲はシルヴェスター・リーヴァイの共同制作で、1992年にウィーンで初演。
日本では小池修一郎による翻訳・演出で、1996年に日本初演(宝塚歌劇雪組公演、トート役一路真輝・エリザベート役花總まり)。
よりウィーン版に沿った内容となる東宝ミュージカル版は、帝国劇場で2000年より上演を開始。2015年より新演出版に改訂。
前回・東宝版2019年公演は、帝国劇場で3ヶ月間のロングラン公演が行われました。
ミュージカル「エリザベート」は宝塚版・東宝版とも断続的に上演され続けており、日本でも大変な人気作品となります。
※YouTubeはウィーン・オリジナルプロダクションの舞台映像
あらすじ
19世紀、ハプスブルク帝国の若き皇帝フランツ・ヨーゼフが妻に選んだのは、自由奔放な心と魂をもつシシィ(エリザベート)だった。固い絆で結ばれ愛を誓いあった2人の結婚こそが、帝国を破滅へと導く序章であった。
旧いしきたりと姑の皇太后ゾフィーに支配された宮廷は、エリザベートにとって苦痛以外の何ものでもなく、自分の手で子供を育てることも叶わなかった。
やがて自分の美しさが皇后としての武器になることに気付いたエリザベートは、磨きあげた美貌で国政をも動かす存在となるが、栄華もつかの間、夫の不義や国民からの誹謗中傷、愛する皇太子ルドルフの死と、次々に不幸が襲うのだった。
それらの不幸と共に彼女の前に現れるのが黄泉の帝王”トート=死”。トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、彼女もいつしかその愛を意識するようになっていた。
しかし、その禁じられた愛を受け入れることは、自らの死を意味することも、エリザベートは知っていた。滅亡の帳がおりる帝国と共に、皇后エリザベートの”運命の日”が訪れる・・・。
(帝国劇場ミュージカル『エリザベート』より)