『キャッツ』東京公演に向けて――さまざまな準備が進行中! – https://t.co/tyjMt75Erx
— 劇団四季 (@shiki_jp) 2018年4月27日
『キャッツ』東京公演(東京・大井町)より、楽曲の改訂に伴い、振付・ビジュアル面に一部変更がございます。一例として「マンゴジェリーとランペルティーザ~泥棒猫~」の曲調がチェンジ。また、「ランパスキャット~けんか猫~」のナンバーも装いあらたに登場。他にもいくつかの変更が予定されています。これは『キャッツ』の著作権を管理しているリアリー・ユースフル・グループ (RUG) の意向により行われるもので、現在、劇団四季と RUG の間で詳細が検討されています。
こんにちは。禁断 @J_kindan です。
2018年8月11日(土・祝)より開幕する劇団四季『キャッツ』東京公演(キャッツ・シアター)より、楽曲の改訂がされることが発表されました。
具体的に明記されているのは「マンゴジェリーとランペルティーザ~泥棒猫~」の曲調チェンジ。
そして初演時には披露していた「ランパスキャット~けんか猫~」が復活。
他にもいくつかの変更が予定されているとのことです。
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2018新生キャッツの感想&変更点解説はこちら:
劇団四季キャッツ「マンゴジェリーとランペルティーザ~泥棒猫~」の曲調チェンジとは?
YouTubeは新バージョンの”Mungojerrie and Rumpelteazer”
劇団四季版のキャッツで初演から現在の大阪公演まで披露してきた「マンゴジェリーとランペルティーザ~泥棒猫~」は、以前のバージョンの楽曲を使っていました。
ウエストエンドやブロードウェイを含むオリジナル・プロダクションを始め、世界のプロダクションのキャッツでは、YouTubeの新バージョンで披露しています。
「新」とはいっても実は随分前にこれに変わっており、日本のキャッツのみ、旧バージョンで披露していました。
「曲調変更」というのは聴いてもらえれば一目瞭然で、旧バージョンはマイナー調、新バージョンはメジャー調となります。
なんで曲調が変わったの?という話ですが、アンドリュー・ロイド=ウェバーは割とよくやります。このマンペルの場合はほぼ全取っ替えになっている珍しいケースですが、他のミュージカルナンバーでは、部分的にちょこちょこ変えることは頻繁に行います。
最近ではラヴ・ネヴァー・ダイズ(ラブ・ネバー・ダイ)の”The Beauty Underneath”というナンバーが、現在では第3バージョンになっています。
この新・泥棒猫ナンバーですが、現在全国ツアー公演中の「ソング&ダンス65」ではすでに新バージョンの「マンゴジェリーとランペルティーザ~泥棒猫~」が披露されています。
劇団四季キャッツ「ランパスキャット~けんか猫~」とは?
キャッツ初演時にはミュージカルナンバーとして入っていた「ランパスキャット~けんか猫~」ナンバーが復活します。
ナンバーが入る箇所ですが、オールドデュトロノミーが登場し、マンカストラップの号令「ジェリクルキャッツよ!舞踏会の支度を!…でもその前に~」という感じで、ランパスキャットの歌が始まります。
ランパスキャットはこのナンバーのみ、マキャヴィティに似たミステリアスなスタイルにチェンジし、「ザ・グレート・ランパスキャット」という名前で登場します。
このナンバーではランパスキャットは歌わず、マンカストラップがストーリーテラーとして歌います。
ジェニエニドッツのナンバーでもマンカストラップが紹介する形ですが、それと同じと思ってもらえれば良いです。
このナンバーではたくさんの犬が出てきます。犬をも制圧するグレートなキャット。それがランパスキャット(けんか猫)だ!というシーンです。
日本のキャッツでは長らくいわばカット状態だったこのランパスキャットは、ウエストエンドやブロードウェイでは披露されていました。
キャッツ楽曲改訂:まとめ
その他にも振付やビジュアル面において、一部変更が施されるとのことです。
オペラ座の怪人は2017年にオーケストラの改訂を含む、オリジナル・ロンドン・プロダクションに近い演出になり、大幅に変更されました。
キャッツも同じ流れで、ライセンス元であるアンドリュー・ロイド=ウェバーのRUG社からの意向で、現在のワールド・ワイド・バージョンに近い変更になるのでしょう。
オペラ座の怪人と同じく、キャッツもかなりの大幅変更になるのではと予想します。
こういう発表が開幕前にされるのは劇団四季では珍しいことですが、キャッツは熱心なファンが多いですから、混乱を避ける為にも事前発表は良いことだと思います。
Twitterでは色々噂になっていて「代わりにグロールタイガーがカットになるんじゃないか?」などと言われていますね。
確かにビデオ・バージョンのキャッツにはグロールタイガーナンバーの収録はありませんが、私が見た数年前のウエストエンド・バージョンのカンパニーではグロールタイガーはやっていましたので、そこはカットにはならないんじゃないかな?と思います。
(追記)カットになりませんでした(追記ここまで)
大阪公演の「カナリア飛び出し」の部分が一時期オクターブ高かったことは憶えていますか?あれはウエストエンド・バージョンと同じ歌い方です。
また、バストファージョーンズさんがごちそうを食べる時にピザやらケーキやらをキャッツが手にもっているのも、ウエストエンド・バージョンに近いものです。
ですので、日本のキャッツもじわじわと海外のに近くなっているなとは思っていました。
気になるのは楽曲改訂ということで、部分的もしくは全体的に、伴奏音楽は収録し直しになるのではないかな?と思っています。生演奏はさすがにないと思いますが。
一時期ロンドン公演にでてきたラム・タム・タガーのヒップホップバージョンはすぐになくなったので、そこは安心していいと思います(笑)。若干のマイナーチェンジはあるかもしれませんが、ミック・ジャガーのままでいくでしょう。
ただ、ミストフェリーズ(マジック猫)はタガーが横で歌うんですよね。ミストは踊りに専念して全く歌わなかったんですよ。
現在大阪公演の四季バージョンはミストの隣にタガーがつくようになっていますよね。歌はまだミストがメインで歌っていますが…ということは??
(追記)ミストの歌はなくなりタガーが歌うようになりました(追記ここまで)
さて!どのような変更になるのでしょうか。従来のファンはドキドキですね。
2018新キャッツ・シアターで始まる新生キャッツ、とても楽しみです!
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劇団四季キャッツ公演情報
東京公演:キャッツ・シアター(大井町) 2018年8月11日(土・祝)開幕
キャッツのチケットを検索する (チケットぴあ)
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
詞:T・S・エリオット
演出:トレバー・ナン
振付:ジリアン・リン
日本語版台本/初演日本版演出:浅利慶太
振付:加藤敬二、山田卓
演出スーパーバイザー:坂田加奈子、加藤敬二