総括(さいごに):これでミュージカル『レ・ミゼラブル』について、大筋でわかったはずです!
「レ・ミゼラブルはフランス革命の話」だと説明されることがありますが、それは間違いで、実際には「フランス革命以降の時代の話」となります。
今回は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のストーリーや登場人物、豆知識などについて解説しました。これで『レ・ミゼラブル』については、大筋でわかったと思います。
レミゼは話がこみいっている上に、登場人物もかなり多いので、きっちり整理しておかないと付いていけなくなることがあります。
あらすじと登場人物について少し知っておくだけでも、レ・ミゼラブルを楽しめるヒントになると思います。この記事がお役に立てばこの上ない幸いです。
レ・ミゼラブルはジャン・バルジャンが主人公ですが、「ジャベールが主役」、「ファンテーヌが主役」、「アンジョルラス率いる学生たちが主役」と言う人もいます。
あなたは、どの登場人物に感情移入するでしょうか。きっと気に入ったキャラクターが見つかり、この舞台を含め、どんどん好きなポイントが増えていくことでしょう。
私は、最初はマリウスとコゼットは結構苦手でした。ですが、2015年公演から感じ方がガラッと変わりました。役を演じる俳優によって思いが変わる場合もありますので、是非色んなキャストで見てください。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』は台詞部分も全て歌になる、「オペラタイプ」と言われるミュージカルです。
何度も同じフレーズを繰り返す「ライト・モチーフ」が多数取り入れられており、おのずと耳と脳が音楽やフレーズを憶え、クセになります。音楽の中毒性も高いです。
メインによるソロ・ナンバーが多いのも特徴です。誰もが一度は聞いた事がある「夢やぶれて」や「オン・マイ・オウン」はもちろんのこと、ダイナミックな「バルジャンの独白」や同じフレーズをジャベールが歌う「ジャベールの自殺」もかなりアツい。もちろん「彼を帰して」や「星よ」は名曲中の名曲です。
あと、バルジャンとジャベールの怒号の応酬もね。
分厚い原作をギュギューっと3時間にまとめた舞台にしているので、やや駆け足に感じるかもしれません。それでも毎回、とてつもない衝撃と感動を与えてくれる舞台であり、毎回何かしら発見があります。1回見ただけで終わらせるのはもったいないです。
壮大な音楽、圧倒的な世界観とストーリー、そしてキャストとオーケストラのパワーに酔いしれてください。

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東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』2024~2025 全国ツアー公演概要
2024年~2025年 全国ツアー公演(東京・帝国劇場、全国巡演)
東京公演:
帝国劇場
2024年12月20日(金)~ 2025年2月7日(金)
プレビュー公演:2024年12月16日(月)~12月19日(木)
大阪公演:
梅田芸術劇場メインホール
2025年3月2日(日)~3月28日(金)
福岡公演:
博多座
2025年4月6日(日)~ 4月30日(水)
長野公演:
まつもと市民芸術館
2025年5月9日(金)~ 5月15日(木)
北海道公演:
札幌文化芸術劇場 hitaru
2025年5月25日(日)~ 6月2日(月)
群馬公演:
高崎芸術劇場
2025年6月12日(木)~ 6月16日(月)
出演:
ジャン・バルジャン:吉原光夫/佐藤隆紀/飯田洋輔
ジャベール:伊礼彼方/小野田龍之介/石井一彰
ファンテーヌ:昆 夏美/生田絵梨花/木下晴香
エポニーヌ:屋比久知奈/清水美依紗/ルミーナ
マリウス:三浦宏規/山田健登/中桐聖弥
コゼット:加藤梨里香/敷村珠夕/水江萌々子
テナルディエ:駒田 一/斎藤 司/六角精児/染谷洸太
マダム・テナルディエ:森 公美子/樹里咲穂/谷口ゆうな
アンジョルラス:木内健人/小林 唯/岩橋 大
ほか
作:アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
原作:ヴィクトル・ユゴー
作詞:ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
演出:ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
翻訳:酒井洋子
訳詞:岩谷時子
製作:東宝