2:ミュージカル『レ・ミゼラブル』の予習・復習はこちらをおすすめ:音楽メディア編(CD)
2-1:レ・ミゼラブル2010新演出ライブ盤 Les Misérables Live! dream the dream
レ・ミゼラブルのCDはたくさん出ていますが、まずどれかひとつというのであれば、私はこの2010年ライブ盤OST(新演出版)をがぜん推します。
オリジナル演出版を上演し続けたロンドン公演も2019年に新演出版に刷新となりましたので、現在レ・ミゼラブルは全て新演出版になっています。今度上演する2024~2025年帝劇レミゼも新演出版です。
このCDは、新演出版の初演(2010年UKツアー)を収録しています。
バルジャンはジョン・オーウェン=ジョーンズ。ジャベールはアール・カーペンターという、ミュージカル『オペラ座の怪人』ではファントムふたりの対決が熱い、夢のようなレミゼ。この音源が聴けるだけでも大感謝な逸品です。
ライブ盤でさらに新演出版ということで、オーケストラのテンポは結構速めで全体的に疾走感があり、私は好みです。音の鳴り方も好き。
また、主演ふたりの怒号が飛び交う対決シーンは音だけでもスリリングで、ハラハラドキドキします!
他のレミゼCDは
日本語歌詞の方がしっくりくるという方は、帝国劇場キャストのレ・ミゼラブル「赤」(鹿賀丈史、村井國夫、島田歌穂ほか)と「青」(滝田栄、今井清隆、島田歌穂ほか)があります。
原点を知るという点では「ロンドン初演盤CD」も最高です。コルム・ウィルキンソン、マイケル・ボールなど、初演キャストの歌声をタップリ楽しめます。
ですが、いずれもかなり前のCDなので、現在のバージョンとは結構違った印象に感じるかもしれません。
そろそろ、最新帝劇キャスト新演出版CDも発売してほしいですね。帝劇のアンケートに書いて、要望だそうっと!