ミュージカルFROZEN アナと雪の女王ブロードウェイ観劇レポ&感想 溢れる家族愛に感動し涙!日本上演も大期待な優秀作品

ミュージカルFROZEN アナと雪の女王ブロードウェイ観劇レポ&感想 溢れる家族愛に感動し涙!日本上演も大期待な優秀作品

https://kindantheatre.com

今回はニューヨークで見てきました、ディズニーミュージカル『FROZEN』(アナと雪の女王)の感想と、観劇レポをお届けいたします。

フローズン、期待以上でした!寒さではなく、作品の大きなパワーに震えましたよ!
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ディズニーミュージカル『FROZEN』アナと雪の女王 ブロードウェイ感想

ミュージカル『フローズン』は、2013年に公開した、ディズニーアニメーション映画「アナと雪の女王」をミュージカル化した舞台作品です。

作詞・作曲には、映画版と同じく、クリスティン・アンダーソン・ロペス & ロバート・ロペス。「Let It Go」など、映画版でおなじみの楽曲に加えて、ミュージカル版には多数のミュージカルナンバーが追加となっています。

アナ雪ミュージカルに感じていた不安は無駄だった

大ヒットした映画のミュージカルバージョンということで、ハードルはかなり上がっていたと思います。映画版アナ雪が大好きで、アナ雪のミュージカル版を期待していた私も「本当にちゃんとしたミュージカルになるのか?」という疑問が(失礼ながら)抱いておりました。

結論を申し上げますと、その心配は全くの無駄でした。フローズン・ミュージカルアナ雪めちゃくちゃ良かったです!想像以上期待以上でした!

 
 
 
 
 
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Can I just say something crazy?

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恐ろしく、そして美しい氷と雪の舞台装置とエフェクト・効果音の数々

アナ雪のミュージカルですので、雪と氷の表現はどのようにしているのか注目していました。

まず、城や地面などが凍っていく様子はプロジェクション・マッピングが使われています。

それは、こちらの「Let It Go」のYouTubeを見ていただければわかると思います。実際に見ましても大変に美しく、感激いたしました。スモークもたくさん出ていますね。

氷がメキメキゴキゴキと凍っていくことをあらわす効果音も加わり、かなりリアルに表現されていました。氷の音も大音量で鳴りますのでかなりの迫力があります。

その効果音は開場時から既に鳴っており、氷が擦れあう音や雪が吹雪く音などが、フローズン開演の気分をもり立てます。セントジェームズ劇場は(ブロードウェイの劇場はどこでもそうですが)冷房が相当効きすぎているで、体感的にもフローズンの世界に浸ることができます。

ヤング・エルサの手からは普通に雪がパッと出ます。暴走したエルサの魔法があたってしまったヤング・アナやアナの体からも雪がパッと飛び散るように出ます。このあたりはちょっとしたイリュージョンともいいましょうか。

さらっと書いていますが、ヤング・アナが瀕死に陥ってしまうシーンは、なかなかショッキングでした。(それまでの姉妹仲良しシーンがとてもかわいらしく、微笑ましかったので)

そして、エルサ女王の氷の暴走はどんどんと恐ろしいことになってゆき、ひとつ間違えれば人々を殺傷してしまいかねない鋭利な氷柱が、床や柱からバンバンと凄い勢いで飛びだします。このあたりでも音や光やスモークのエフェクトが、その恐ろしさを際立たせていました。

物語終盤では猛吹雪となり、ホワイトアウトになります。アナが完全に凍ってしまう表現はそうくるか!と思い、感心しました。これは是非劇場でご覧になっていただければと思います。

ディズニーミュージカルならではとも言える、たっぷりの舞台効果(エフェクト)で、フローズンアナ雪の世界は完全に表現されていました。すごかったですよ!

 
 
 
 
 
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エルサはパワー歌唱、アナはダンス!

ミュージカル「ウィキッド」で言うところの、魔女エルファバはエルサ。グリンダはアナ。という認識でおりました。

エルサ女王は、もちろんバリバリのパワー歌唱です。オリジナルキャストエルサ役のケイシー・レヴィが契約更新で続演となり、今回の観劇で拝見することができました。大変に素晴らしい歌唱で、痺れました。

「Let It Go」で1幕が終わり休憩に入るのですが、レリゴー終わりの客席のどよめきが、もう凄いことになっていました。

そしてアナは、意外にもダンスが中心でした。歌はもちろんありますがとにかく踊る場面がかなり多いですし、なかにはアクロっぽい振付もあり、アナは歌キャラというよりは、歌うダンスキャラという位置づけで、間違いないと思います。

アナ役は、おなじく続投のオリジナル・キャスト、パティ・ミュリン。キュートでコミカルに演じ、声色をコロコロ変えていました。コメディセンス抜群で、客席もドッカンドッカン笑っていました。

ケイシー・レヴィとパティ・ミュリンのペアで観劇できて、本当に良かったです。ふたりとも最高でした!

深く掘り下げられた家族の愛と絆、そしてエルサが背負う宿命

ミュージカルフローズンでは、映画アナ雪ではさらっと流されていた、エルサとアナの家族のことが、しっかりと描かれています。

冒頭では、エルサとアナの父・アグナル王と、母・イデュナ女王が登場します。

エルサは既に不思議な能力が宿っており、家族でピクニック?にきていた時に、エルサが手から普通に雪を出すので、イデュナ女王が慌てて止めますが、アナが「お尻を凍らして~!」みたいなことを言い、家族全員で「アナ~(笑)」と。家族はとても仲が良く、王と女王は娘たちを愛している様子が見て取れました。

詳細はいずれ出す解説記事やあらすじ記事に記しますが、アナが瀕死に陥った事故以降、姉妹は分断されてしまい、城も閉鎖状態となります。イデュナは姉妹を分断することには強く反対していました。

エルサは、父・アグナルとある約束をします。それが宿命としてエルサに重くのしかかり、女王になってからも引きずったままでいるのです。ヒロインでもありヴィランでもある女王・エルサの苦悩は、相当に重いものであることが痛いほどわかります。

また、母・イデュナは不思議な力を持つ人であり、エルサがなぜ魔力を持つ人であるのかを解く鍵にもなっています。

ミュージカル版では、このように家族のことをしっかりと描くことで物語により深みが増し、エルサやアナへの感情移入がしやすくなると思います。私はもう色々つながって、涙が止まりませんでした。

このことを踏まえたラストシーンは必見です!私はありえないぐらい泣いてしまいました。

 
 
 
 
 
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We’ll miss you lots, @ayla.schwartz and @matteaconforti. Warm hugs and happy trails. ❤️❤️ #okbye

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オラフは癒やしの存在、スヴェンも大人気!

ライオンキングでもお馴染みのパペットを使ったキャラクター、オラフとスヴェンも子どもたちに大人気でした。

オラフはとにかく癒やしの存在。スヴェンは大きくてリアルなトナカイですが、出てきただけで歓声があがるほどの人気です。

オラフはミュージカル版でももちろん大活躍します。台詞ひとつひとつや仕草がめちゃくちゃかわいかったです。

オラフ役は女性キャストに交代したことで、「In Summer」のキーが変更になっていました。

スヴェンはトナカイなので台詞はありませんが(クリストフがスヴェンの気持ちを代弁することはありますが)細かい表情が作れるようになっています。

 
 
 
 
 
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