映画版で予習しました面白かったのでミュージカル版もめちゃくちゃ楽しみです。東宝がプロデュースに入っているので日本でもやる気配ムンムンですからしっかり見てきます。 #トッツィー pic.twitter.com/bYJDV94iS6
— 禁断先生(禁断市長) (@J_kindan) 2019年7月8日
みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。
ブロードウェイ観劇旅行2日目は、ミュージカル『トッツィー』Tootsie を観劇いたしました。今回はトッツィーの感想を書きます。

Congrats to #TootsieMusical‘s UNSTOPPABLE @SantinoFontana, Tony Award WINNER for Best Actor in a Musical! 😍 pic.twitter.com/qgF8MgI35f
— Tootsie the Musical (@TootsieMusical) 2019年6月10日
ミュージカル『トッツィー』ブロードウェイ観劇感想
ミュージカル『トッツィー』THE COMEDY MUSICAL Tootsie
会場:マーキス劇場
作詞・作曲:デヴィッド・ヤズベック
脚本:ロバート・ホーン
振付:デニス・ジョーンズ
演出:スコット・エリス
1982年アメリカ映画「トッツィー」を基礎に
キャスト:
マイケル・ドーシー/ドロシー・マイケルズ:サンティノ・フォンタナ
ジュリー・ニコルズ:リリ・クーパー
サンディ・レスター:サラ・スタイルズ
マックス・ヴァン・ホーン:ジョン・ベルマン
ジェフ・スレーター:アンディ・グロテルエッシェン
リタ・マーシャル:ジェリー・ハルストン
スタン・フィールズ:マイケル・マクグラス
ロン・カーライル:レッグ・ロジャース ほか
#トッツィー サンティノ・フォンタナ出てくれて嬉しいです。 pic.twitter.com/2mk84kESHb
— 禁断先生(禁断市長) (@J_kindan) 2019年7月8日
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ミュージカル『トッツィー』とは?
ミュージカル『トッツィー』は、1982年に公開されたアメリカ映画「トッツィー」(ダスティン・ホフマン主演)を基に作られたコメディ・ミュージカルです。
主演のマイケル・ドーシー/ドロシー・マイケルズ役のサンティノ・フォンタナ(ディズニー映画「アナと雪の女王」ハンス役など)が、2019年トニー賞のミュージカル主演男優賞を受賞。さらにミュージカル脚本賞を受賞し、トニー賞全2部門を受賞している作品です。
2018年シカゴで初演。2019年4月よりニューヨークのマーキス劇場で上演を開始したばかりの最新ブロードウェイ・ミュージカルとなります。
ミュージカル『トッツィー』あらすじ
ミュージカル俳優の主人公 マイケル・ドーシーは、演技のこだわりと熱意から制作陣と揉めることで有名な演劇界の嫌われ者で、なかなか仕事にありつけなかった。マイケルが演技指導をしている友人の女優 サンディ・レスターが、ミュージカル「ジュリエット・ナース」のオーディションに落ちたことで奮起し、マイケル自らが女装をして”ドロシー・マイケルズ”と名乗り、女優としてオーディションに受けたところ合格。男性であることを伏せたまま、数々のミュージカルの主演を務めるまでの人気スターとなる。
「ジュリエット・ナース」ヒロイン役の ジュリー・ニコルズは、共演女優の”ドロシー・マイケルズ”を親友のように思い、慕っていたが、マイケルはジュリーに恋をしていた。ある日、マイケルは、”ドロシー・マイケルズ”のまま勢いあまってジュリーにキスをしてしまい、驚いたジュリーは逃げてしまう。そしてマイケルは遂に、舞台上で”ドロシー・マイケルズ”の正体は男性であることをばらしてしまおうと決意する・・・
ミュージカル『トッツィー』感想
#トッツィー 終演。主演のサンティノ・フォンタナが素晴らしかったのはもちろんのことプリンシパル皆高スキルでやばかった。台詞量多く絶妙の間がジワジワきます。映画とは結構設定が違ったと思います。客席は爆笑爆笑でカーテンコールでは大熱狂でした。軽妙でキャッチーな楽曲も良かった最高でした! pic.twitter.com/2GbIQvfS15
— 禁断先生(禁断市長) (@J_kindan) 2019年7月9日
いやーとにかく面白かった!トッツィー最高でした!ニューヨークまで見に行った甲斐がありました。
サンティノ・フォンタナ演じるドロシー・マイケルズがとにかくラブリーでした。気品あふれる佇まいと美しい高い声。本当の女性かと思うぐらい美しかったです。
男性まんまのマイケルはイケメンなのにいけてない役なので、完璧ともいえる女装姿とのギャップが面白かったですし、さらに男性と女装をすばやく行き来するコメディシーンもたっぷりあり、そのドタバタ感がもう絶品でもうお腹がよじれるかと思いました。
声の切り替えもすごくて、マイケルのときはハリのある太くて低い声。ドロシーのときは柔らかくて美しい高音に切り替わります。ドロシー声はまるで楽器を演奏しているかのように滑らか。混乱して女装姿で低い声になったりその逆もあったりします。
今回のトニー賞で主演男優賞を穫ったことは超納得の素晴らしいサンティノ・フォンタナのパフォーマンスでした!生で見ることができて良かったです。
そして、マイケルの友人で同居人の仕事がない劇作家 ジェフ・スレーター役のアンディ・グロテルエッシェンがめちゃくちゃ上手くて、素晴らしかったです。
独特で絶妙な間が素晴らしいといいましょうか。サンティノ・フォンタナもですが、アンディ・グロテルエッシェンの沈黙の間がもうやばすぎました。二人が3分ぐらいずっと黙っている芝居もあり、客席がそれだけで笑うというもう凄い空間を体感しました。ただ黙っている芝居がこんなにおもしろいんだと思いましたし、客席がめちゃくちゃ笑っているので私も釣られ笑いをしてしまいました。
ジェフはマイケルを手助けする友人ですが、どこか傍観者的な感じも面白くて良かったです。マイケル演じるサンティノ・フォンタナを引き立てる役回りとして、ジェフ役のアンディ・グロテルエッシェンは、大変に素晴らしい助演俳優だったと思います。
マイケルとジェフの友人の女優 サンディ・レスター役のサラ・スタイルズもすごかったです。連続する早口のまま歌い続けたり、ヒステリックに騒ぎ続けたり。とても個性的な役ですが、なかなかできない役と思いますし、観客皆がサラを絶賛して、カーテンコールの拍手も大きかったです。
映画版とミュージカル版の違いは、映画では舞台はソープオペラと呼ばれる昼メロ(テレビ番組)が舞台で、ミュージカル版では、ブロードウェイのミュージカルが舞台となります。
失業中の女優・サンディは、映画ではマイケルの彼女(だと本人が勝手に思っていた)でしたが、ミュージカル版ではマイケルとジェフの友人です。
女装姿のドロシーに恋をし激しく求愛する男性は、映画版では大御所のテレビ俳優でしたが、ミュージカル版では「ジュリエット・ナース」の主演俳優になります。なぜかすぐ裸になりますし、彼のお腹にあるイラストが描かれていてまたそれが面白すぎました。
そして、マイケルが恋をしてしまう女優・ジュリー・ニコルズのジェンダーの設定に違いがありました。
まとめ
東宝がプロデュース参加しているミュージカルということで、今回ブロードウェイでこの『トッツィー』を見ておきたいという気持ちになり、実際に見に行ってまいりました。
見に行って良かったです。台詞量がかなり多くて大変でしたけれども、それでも事前に映画を見ておいたので(多少の設定の違いはありましたが)話についていけなくなることはありませんでした。むしろ のめり込んで見てしまいましたし、めちゃくちゃ笑いました。
繰り返しますが、トッツィーは最高でした!とても好きなミュージカルでしたし、かなり気に入りました!コメディ好きな方にもおすすめいたしますし、リラックスして楽しめるので、ミュージカル初心者の方にも見やすい作品ではないかなと思いました。
きっと、トッツィー日本キャスト版の公演が今後あるのでしょうから、ドロシーは誰が演じるのかな?とか、ジェフは?サンディは?などと、帰りの地下鉄で思いをめぐらせました。
キャスト個々のスキルが大変に高かったので、日本でも上手い方がやってくだされば、かなり面白くなるのではないかと思います。日本でもいつかトッツィーが見られる日が来ることを楽しみにしています。

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