ミュージカル観劇ファンが実は結構思っている、主催や劇場にされたら嫌だなぁと思う4つのこと

ミュージカル観劇を趣味のひとつにされている方は、結構多くいらっしゃると思います。私も、もちろんその一人です。

中には観劇を習慣とされている方もいらっしゃいます。私もかつては毎週土日には必ず劇場に出向き、何かしらのミュージカルを観劇しておりました。

気に入ったミュージカルは何回見ても素晴らしいものです。舞台を見て、作品の力や音楽の壮大さや演者の熱い演技を感じ取り、劇場では毎回大きな感動を受け取り、時には心が震え、涙することもあります。

本当にミュージカル観劇ってやめられませんよね。

さて、ここから今回の本題に入ります。私も含めてミュージカルを結構頻繁にご覧になられている方なら、一度は気付いたり・感じたことがあるだろう事をお話いたします。

私を含め、ミュージカル観劇ファンが実は思っていること。

今回は特に、主催・劇場の方々が結構当たり前のようにされていることは、実はそれは、ファンはあまり良く思っていないかもしれませんよ!という、お話でございます。

 

ミュージカル観劇ファンが実は思っている、主催や劇場が結構当たり前にしてくることが、嫌だなと思っている事

席種が極端に少なく、注釈付きでも同じ値段

オールS席

Petra HegenbartによるPixabayからの画像

日本のミュージカルって、S席・A席・B席ぐらいまでしかないですよね。場合によってはB席がなくて、S・Aのみという劇場や作品もありますし、時にはオールS席ということもあります。選べる席種が圧倒的に少ないです。

海外のミュージカルだと、席種は細かく設定されていて、例えば前方席でも客席の端(壁側)であれば、料金はググッと下げています。

先日私が見に行きましたブロードウェイの「フローズン」では、私の座席(壁寄り)は50ドル程でしたけれども、すぐ隣の座席(舞台寄り)はなんと150ドルぐらいしていました。私が座った席は、いわゆる「見切れ」が発生する座席で確かに見えないシーンは一部ありましたが、料金が安かったので納得して観劇いたしました。ある意味、リピーターとしては狙い目とも言える座席でした。(フローズンは4回見ました)

ブロードウェイやロンドンでは、1階前方~中央や2階前方の見やすい座席は、料金はかなりお高いです。演目にもよりますが、2~3万円。あるいはそれ以上する場合もあります。

その代わり、席種は細かくゾーンが区切られていて、後方や端になるほど、料金が安くなっています。

日本の場合は単純にS・A・Bと分けられているだけで、料金は同じです。例え端であっても後方であっても、前方の中央ブロックの座席であっても、料金は同じです。

まず、S席が多すぎです。これではどうしても、不公平に感じてしまいますよね。

特に、いわゆる「見切れ」が発生する座席を「注釈付き」として、S席料金のまま売るというのは、ちょっとそれってどうなんだろう?とも思います。注釈付きだというなら、1000円でも値引きをすれば、まだ納得するのではないでしょうか。

「ここは日本だ外国とは違う!」とお叱りを受けるかもしれませんが、せめて客席の端や後方座席ぐらいは、もう少しお値段を安くして頂ければ、お客様は納得して購入することができるでしょうし、喜ばれると思います。

 

クレジットカードが使えないことがある

クレジットカードでチケットを購入しようとしている女性

Jan VašekによるPixabayからの画像

チケットの購入は今やクレジットカードでの決済・購入は当たり前になっているのに、劇場でのグッズ購入は、未だに現金のみという場合があります

また、前売りではクレジットカードで購入できるのに、劇場で購入する当日券は、現金のみ取り扱いという場合もあります。(当日券でもクレジット対応している劇場もあります)

これは主催や劇場によりけりで、最近ではグッズ売店でもクレジット対応の劇場は増えてきてはいますが、やはり今の時代、カード決済ができない劇場があるというのはかなり残念なことであり、それによる機会損失も生じているかと思います。

話が逸れるかもしれませんが、やたら怖い従業員を配置している売店も考えものです。「クレジットカードは使えますか?」と聞いただけで「使えません!!」と、強い口調で返事をされたことが何度かあります。わからないから聞いただけですのに、そんなに怒らなくてもよいじゃないですか。(きっと何人にも聞かれるからだと思いますが)

それはさておき、グッズ購入でもいくつか買うと金額が大きくなりますから、まだ未対応の劇場でも、クレジットカードの対応をして頂ければ、有り難いなと思います。

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後出しイベント

後出しイベントのお知らせを知り絶望する女性

PexelsによるPixabayからの画像

思ったほどチケットの売れ行きが芳しくなかった場合に行われる販売促進、いわゆる「後出しイベント」についても、思うところがあるファンは多いと思います。

イベントの開催自体はもちろん大歓迎ですが、当初予定がなかった日程に後から追加でイベントを放り込まれると、またその日程をまた繰り合わせて、チケットを購入しなければなりません。まぁそれが販促なのですから、主催側の立場だと、それでチケットが売れたらOKなわけですが。

逆にファンの立場からすれば「その日にイベントをするなら先に発表してほしかった」と、不満に思ってしまわれる方も少なからずいることでしょう。

ただ、たとえ後出しであっても、その該当公演日のチケットを持っていればイベントに参加できるということであれば、まだ、問題はそこまで大きくはなりません。

やばいのは、イベントは後出しで、そのイベントに参加する権利を得るには、新たにチケットを購入しなければならないという、堅気の人ではあまり考えつかないであろう、炎上不可避な懸案がまれに発生することがございます。いや、本当にあるんですよ、たまに。

以前、とある大物人気海外ミュージカル・スターが出演したミュージカル演目で、終演後にサイン会が行われると発表がありました。それはいわゆる「後出しイベント」でしたが、なんと、サイン会に参加できる権利は、後から用意された「サイン会付き公演チケット」を購入しなければ、参加できない。という内容でした。

まだ公演チケットを購入していなかった方からすれば、それはラッキーなわけですが、既に当該公演日のチケットをお持ちである方は、そのチケットではサイン会には参加出来ないのです。となると、既に購入した(サイン会なし)チケットは捨てて、新たに「サイン会つき公演チケット」を購入しなければ、サイン会には参加ができないという、とんでもなくひどい内容でした。

いやぁ、この一件は大炎上しました。私は傍観者でしたが、怒っている方が多すぎて怖くなりましたし、一体どんな方が、そんな血も涙もない内容のイベントを考えつくことができるのか。段々に腹立たしくも思ってしまった記憶があります。まぁ、こんなことは怒られて当然です。あまりにファン心理を弄び過ぎましたね。

とばっちりを食らったのは、サイン会に駆り出された海外ミュージカル・スターです。本人はそんなことは一切知らなかったでしょうけれども、名前に傷が付いてしまいますし、ファンは大変に悲しむことになります。

挙げた例としては相当極端ではありますが、本当にあったことです。いわゆる「後出しイベント」というのは、カードの切りどころを間違えると、ともすれば大きな騒動となり、大切な顧客を失ってしまう危険性をはらんでいます。もちろん企業イメージは悪くなってしまいます。

ファンとしてお願いしたいのは、不公平なイベントにはして頂きたくないということです。腹に一物抱えたままイベントに参加したって、何も楽しくはありません。ファンの皆さんが公平に、楽しく参加ができ、販促としても成功する、無理のないウィンウィンなイベントの企画と開催を、切に願うところでございます。

「地方公演」と言われること

rawpixelによるPixabayからの画像

東京での公演はそのまま「東京公演」ですが、その他の都市での公演をひと括りに「地方公演」と表記したり、実際に俳優が舞台で言ったりされることがありますね。「この後地方をまわるので、地方公演でもがんばります!」みたいなことです。

私は、大阪生まれで現在大阪に住んでいますが、「地方公演」と言われることには、正直違和感を憶えます。「大阪公演」ならしっくりきます。

実は私は、東京に12年ほど在住しておりましたので、東京以外の都市をひと括りにして「地方」と言ってしまう気持ちも、まぁわからないでもないです。この問題についてはピンとこないという方もいらっしゃるかもしれません。でもやはり「地方公演」は、違和感を感じますよ。

その一方で、あえて地方公演とはせず「全国公演」や「各都市公演」と表記する主催や団体もありますよね。俳優さんでもそう言ってくださる方は、結構好感が持てます。

とは言っても「地方公演」と言う方は、悪気があって言っているのではないこともわかっています。難しいですね。

この感覚の違いといいましょうか。東京と各都市では、考え方に相違が生じると思いますので、これ以上は、一方の側から深堀りすることはしないでおきます。

ですが私だけではなく、いわゆる「地方」と言われる方面の方々は、違和感を憶える方は結構多いと思いますので、それだけは理解していただいて、あとはどう取り扱うのかは、考えていただければそれで良いと思います。

まとめ

ミュージカル観劇ファンが実は結構思っている、主催や劇場にされたら嫌だなと思うことをまとめてお話しいたしました。

私はファン側ですし、もちろんファン側の言い分で書きましたので、もしかすると主催や劇場サイドの企業様の方々にとっては、耳の痛いお話しであったかもしれません。

これはただのクレームだと思われてしまったら仕方ないのですが、もし、耳を傾けていただけそうな懸案がありましたら、すぐにとはいかなくても、改善していただけそうなところからでも、是非考えて進めて頂けましたら幸いでございます。もし私でも何かできることがありましたら、ぜひ協力をさせていただければと思います。

私が一番思うのは、やはり「席種少ない問題」でしょうか。皆様は今回の記事はどう思われましたか?皆様からのご意見も是非お聞かせ下さい。

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