こんにちは、禁断劇場の禁断です。
『ミス・サイゴン』の歴代キャストを振り返っていると、「この俳優さんもキムを演じていたのか」「この役はこんなに長く同じ俳優が受け継いできたのか」と、作品そのものとはまた違うおもしろさがあります。
日本では1992年に帝国劇場で初演されて以来、何度も再演されてきました。
私が初めて観たのは2008年の帝国劇場公演です。その頃はまだ『ミス・サイゴン』を何度も観たい作品とは思っていなかったのですが、2022年大阪公演では2公演の予定が最終的に6公演まで増えるほどハマりました。
それだけ長く観ていると、同じ役でも俳優が変わることで人物の印象まで変わることを実感します。
この記事では、1992年の日本初演からこれまで主要7役を誰が演じてきたのかを年代順・役別に振り返り、あわせて2026~2027年公演の新キャストも紹介します。
人気順に並べたり、歴代キャストに優劣をつけたりする記事ではありません。
どの俳優がどの時代に役を担い、それが次の世代へどう受け継がれてきたのか。その流れを見ていきましょう。
記事のポイント
- 1992年日本初演からの歴代キャスト
- エンジニアやキムなど役別の出演者
- 2008年・2016年・2022年の観劇時キャスト
- 2026~2027年公演の新しいキャスト
ミス・サイゴン歴代キャスト一覧
まずは、日本初演から現在までの主要キャストを一覧で確認します。
ここでは東宝公式のプロダクションヒストリーを基本に、実際に上演された日本公演と、発表されている2026~2027年公演のキャストを年代順にまとめました。
| 公演 | エンジニア | キム | クリス | ジョン | エレン | トゥイ | ジジ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1992~1993年 | 市村正親 笹野高史 |
本田美奈子 入絵加奈子 伊東恵里 |
岸田智史 安崎求 宮川浩 |
園岡新太郎 今井清隆 |
鈴木ほのか 岡田静 石富由美子 |
山本あつし 山形ユキオ 留守晃 |
岡田静 北村岳子 園山晴子 |
| 2004年 | 市村正親 筧利夫 橋本さとし 別所哲也 |
笹本玲奈 知念里奈 新妻聖子 松たか子 |
石井一孝 井上芳雄 坂元健児 |
石井一孝 今井清隆 岡幸二郎 坂元健児 |
ANZA 石川ちひろ 高橋由美子 |
泉見洋平 tekkan 戸井勝海 |
杵鞭麻衣 高島みほ 平澤由美 |
| 2008年 | 市村正親 筧利夫 橋本さとし 別所哲也 |
笹本玲奈 ソニン 知念里奈 新妻聖子 |
井上芳雄 照井裕隆 原田優一 藤岡正明 |
岡幸二郎 岸祐二 坂元健児 |
浅野実奈子 シルビア・グラブ 鈴木ほのか RIRIKA |
石井一彰 泉見洋平 神田恭兵 |
池谷祐子 桑原麻希 菅谷真理恵 |
| 2009年 | 市村正親 筧利夫 橋本さとし 別所哲也 |
笹本玲奈 ソニン 知念里奈 新妻聖子 |
井上芳雄 照井裕隆 原田優一 藤岡正明 |
岡幸二郎 岸祐二 坂元健児 |
浅野実奈子 シルビア・グラブ 鈴木ほのか RIRIKA |
石井一彰 泉見洋平 神田恭兵 |
池谷祐子 菅谷真理恵 |
| 2012~2013年 | 市村正親 | 笹本玲奈 知念里奈 新妻聖子 |
原田優一 山崎育三郎 |
岡幸二郎 上原理生 |
木村花代 | 泉見洋平 | 池谷祐子 |
| 2014年 | 市村正親 駒田一 筧利夫 |
笹本玲奈 知念里奈 昆夏美 |
原田優一 上野哲也 |
岡幸二郎 上原理生 |
木村花代 三森千愛 |
泉見洋平 神田恭兵 |
池谷祐子 吉田玲菜 |
| 2016~2017年 | 市村正親 駒田一 ダイアモンド☆ユカイ |
笹本玲奈 昆夏美 キム・スハ |
上野哲也 小野田龍之介 |
上原理生 パク・ソンファン |
知念里奈 三森千愛 |
藤岡正明 神田恭兵 |
池谷祐子 中野加奈子 |
| 2022年 | 市村正親 駒田一 伊礼彼方 東山義久 |
高畑充希 昆夏美 屋比久知奈 |
小野田龍之介 海宝直人 チョ・サンウン |
上原理生 上野哲也 |
知念里奈 仙名彩世 松原凜子 |
神田恭兵 西川大貴 |
青山郁代 則松亜海 |
| 2026~2027年 | 駒田一 東山義久 桐山照史 |
屋比久知奈 清水美依紗 ルミーナ |
甲斐翔真 小林唯 |
チェ・ウヒョク 金本泰潤 |
エリアンナ 加藤梨里香 |
岡シモン 吉田広大 |
則松亜海 藤森蓮華 |
歴代キャストと上演回数については、東宝『ミス・サイゴン』プロダクションヒストリーでも確認できます。
こうして一気に並べてみると、同じ俳優が長く役を担った時代と、大きく顔ぶれが変わった時代の両方があることが分かります。
1992年の日本初演キャスト
日本版『ミス・サイゴン』の歴史は、1992年の帝国劇場から始まりました。
4月23日からプレビュー公演、5月5日に本初日を迎え、1993年9月12日まで実に745公演。
約1年半にわたるロングランです。
初演キムは本田美奈子だけではない
「ミス・サイゴンの初代キム」と検索すると、本田美奈子さんの名前を思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、本田美奈子さんが日本初演を象徴するキム役の一人であることは間違いありません。
ただし、日本初演のキムは本田美奈子さん、入絵加奈子さん、伊東恵里さんの3人です。
ですので、「初代キム=本田美奈子さん一人」と覚えるより、初演を3人で担ったと考える方が正確です。
エンジニアも市村正親さん一人ではなく、市村正親さんと笹野高史さんが初演キャスト。
この初演から、のちに何十年も続く日本版の歴史が始まりました。
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市村正親とエンジニアの始まり
初演から特に長く作品と関わることになったのが市村正親さんです。
1992年にエンジニアを演じ、その後も再演のたびに何度も同役へ戻ってきました。
後から『ミス・サイゴン』を知った私にとっても、「エンジニアといえば市村正親さん」という印象はかなり大きいです。
ただ、歴代を見ると笹野高史さんから始まり、筧利夫さん、橋本さとしさん、別所哲也さん、駒田一さん、ダイアモンド☆ユカイさん、伊礼彼方さん、東山義久さんへと、実にさまざまな俳優がこの役を演じてきました。
そこが歴代キャストを振り返るおもしろさでもあります。
2004年に大きく世代交代
1993年に初演ロングランが終了してから、次の大きな再演は2004年です。
11年の間が空き、キャストも大きく変わりました。
笹本玲奈らがキム役に
2004年のキムは、笹本玲奈さん、知念里奈さん、新妻聖子さん、松たか子さん。
今振り返ると、かなり豪華な顔ぶれですよね。
クリスには石井一孝さん、井上芳雄さん、坂元健児さん。
ジョンには今井清隆さんや岡幸二郎さんなど、その後の東宝ミュージカルを語るうえでもおなじみの俳優が並びます。
エンジニアは市村正親さんに加えて、筧利夫さん、橋本さとしさん、別所哲也さんの4人。
初演のイメージを受け継ぎながら、新しい俳優が一気に作品へ入ってきた公演でした。
私が初めて観た2008年公演
私自身にとって『ミス・サイゴン』の歴代キャストが急に身近になるのは2008年です。
この年、帝国劇場で初めて作品を観ました。

2008年10月13日、帝国劇場で初めて『ミス・サイゴン』を観劇した日のキャストボード。
2008年はキムが笹本玲奈さん、ソニンさん、知念里奈さん、新妻聖子さん。
クリスには井上芳雄さん、照井裕隆さん、原田優一さん、藤岡正明さん。
当時からすでに複数キャスト制で、組み合わせによって舞台の印象が変わる作品でした。
ただ、その頃の私はまだ『ミス・サイゴン』を得意な作品だとは思っていませんでした。
一度観ると、とにかくしんどい。
「すごい舞台だった」と思う一方で、すぐもう一度観たいとはなかなかならなかったんですよね。
それでも、その後2016年、2022年と観るうちに作品との距離は大きく変わっていきました。
2012年から全国ツアーへ
2012~2013年公演では、帝国劇場だけに長くとどまる形ではなく、全国各地を巡る公演が行われました。
この時期のエンジニアは市村正親さん。
キムは笹本玲奈さん、知念里奈さん、新妻聖子さんという、それまでの公演を支えてきた3人です。
一方、クリスには原田優一さんと山崎育三郎さん、ジョンには岡幸二郎さんと上原理生さん。
役の継続と新しい顔ぶれが同時に見える公演だったと思います。
2014年に駒田一がエンジニアへ
2014年になると、エンジニアに駒田一さんが加わります。
2026~2027年公演まで続く流れを考えると、ここはかなり大きな節目です。
キムには昆夏美さんも入り、クリスは原田優一さん、上野哲也さん。
後の公演まで続投する俳優が複数登場しています。
同じ役を何年も演じる俳優もいれば、一つの公演で新しい解釈を持ち込む俳優もいる。
『ミス・サイゴン』は、その両方が共存してきた作品です。
2016年公演で再び観劇
2016~2017年公演では、エンジニアが市村正親さん、駒田一さん、ダイアモンド☆ユカイさん。
キムは笹本玲奈さん、昆夏美さん、キム・スハさんです。
この大阪公演も私は梅田芸術劇場で観ています。

2016年12月19日、梅田芸術劇場メインホールで観劇した『ミス・サイゴン』のキャストボード。
ただ、この時点でもまだ私にとっては「好きだけれど何度も通う作品」ではありませんでした。
今振り返ると、2016年公演にも後の作品史につながるキャストがかなりいます。
小野田龍之介さん、上原理生さん、神田恭兵さん、知念里奈さんなど、その後も再び同じ作品や別の役で東宝ミュージカルを支えていく俳優たちです。
2020年公演は全公演中止
次の『ミス・サイゴン』は2020年に予定されていました。
私も楽しみにしていた公演です。
ところが、新型コロナウイルス感染症の拡大によって全公演中止となりました。
そのため、2020年に発表されたキャストは「出演予定キャスト」ではあっても、この記事の歴代上演キャスト一覧には実績として加えていません。

帝国劇場に掲出されていた2020年『ミス・サイゴン』公演のポスター。公演は全公演中止となりました。
個人的に、この2020年公演で特に楽しみにしていたのがキム役の4人でした。
高畑充希さん、昆夏美さん、大原櫻子さん、屋比久知奈さん。
かなり楽しみな4キムだったので、全公演中止は本当にショックでした。
大原櫻子さんも製作発表の歌唱披露に参加しており、実際にキムとして舞台に立つ姿を見るのを楽しみにしていました。
2022年に『ミス・サイゴン』はようやく上演されましたが、キム役は高畑充希さん、昆夏美さん、屋比久知奈さんの3人となり、2020年に予定されていた4人が揃うことはありませんでした。
そう考えると、大原櫻子さんのキムは今も私にとって「幻のキム」です。
そして、その2020年製作発表の歌唱披露映像が東宝公式に今も残っています。
本番の舞台を見ることはできませんでしたが、こうして2020年キャストの歌声が映像として残っているのは、本当に貴重だと思います。
2022年は日本初演30周年
2022年公演は、日本初演30周年の節目でした。
エンジニアは市村正親さん、駒田一さん、伊礼彼方さん、東山義久さん。
キムは高畑充希さん、昆夏美さん、屋比久知奈さんです。
私は最初、梅田芸術劇場のチケットを2公演分しか取っていませんでした。
ところが、観たあとに追加、また追加。
結局6公演観ました。

2022年9月10日、梅田芸術劇場で観劇した日本初演30周年公演のキャストボード。
以前は一度観るだけで疲れていた作品なのに、不思議なものです。
何度も観ることで、キムだけでなく、エンジニア、クリス、エレン、ジョン、トゥイ、ジジと、それぞれの人物が何を求めているのかが見えるようになりました。
歴代キャストを振り返る記事を書こうと思えるほど、この2022年公演で作品との付き合い方が変わったと思います。
役別に歴代キャストを見る
ここからは、公演年ではなく役ごとに流れを見てみます。
同じ役でも、何度も再演を重ねた俳優と、一つの時代を担った俳優がいることがよく分かります。
歴代エンジニア
エンジニアは、日本版『ミス・サイゴン』の歴史が最も見えやすい役です。
主な歴代エンジニア
市村正親/笹野高史/筧利夫/橋本さとし/別所哲也/駒田一/ダイアモンド☆ユカイ/伊礼彼方/東山義久/桐山照史
何といっても、市村正親さんが1992年の初演から2022年まで長く演じてきたことが大きいです。
一方で、私が近年の公演で特に印象に残っているのが、駒田一さんと東山義久さんです。
駒田一さんのエンジニアは、コミカルさと、ときどき顔をのぞかせる怖さが絶妙に交差します。
『レ・ミゼラブル』のテナルディエ役でも感じますが、どこか「なんとしてでも生き延びてやる」という執念があり、その生命力を巧みな芝居で見せてくれる俳優です。
笑わせられていたはずなのに、ふとした瞬間に「この人は何をするか分からない」と感じさせる。
エンジニアという人物のしたたかさや危うさが、とてもよく伝わってきます。
東山義久さんのエンジニアは、また印象が違います。
かっこよさがある一方で、下手をするとナイフで切られそうな怖さまで感じさせるような、鋭さを秘めています。
そして何より、持ち前の抜群のダンス力。
エンジニアの派手なパフォーマンス、とりわけ『アメリカン・ドリーム』のような場面では、その身体能力が役の魅力を最大限に引き出してくれます。
しかも、駒田一さんも東山義久さんも歌声がとても美しいんですよね。
芝居の巧さや怖さ、コミカルさ、そしてダンスと、それぞれ違った魅力を持ちながら、二人とも歌でもしっかり聴かせてくれます。
私が取っているプレビュー公演初日は東山義久さんのエンジニア。久しぶりに東山さんのエンジニアを観られるのを、今からかなり楽しみにしています。
同じエンジニアでも、観る俳優によってここまで印象が変わるのが『ミス・サイゴン』のおもしろさだと思います。
2026年公演では、この2人に桐山照史さんが加わります。
桐山照史さんのエンジニアについては、桐山照史さんが演じるエンジニアと『ミス・サイゴン』出演情報で詳しくまとめています。
長く受け継がれてきたエンジニアという役に、また新しい色が加わるのが楽しみです。
歴代キム
キムも、時代ごとに日本ミュージカル界を代表する歌い手が選ばれてきた役です。
主な歴代キム
本田美奈子/入絵加奈子/伊東恵里/笹本玲奈/知念里奈/新妻聖子/松たか子/ソニン/昆夏美/キム・スハ/高畑充希/屋比久知奈/清水美依紗/ルミーナ
初演の本田美奈子さんから、2000年代の笹本玲奈さん、知念里奈さん、新妻聖子さん、2010年代の昆夏美さん、2022年の高畑充希さん、屋比久知奈さんへ。
そして2026年は屋比久知奈さん、清水美依紗さん、ルミーナさんです。
この3人は『レ・ミゼラブル』2024~2025年公演でエポニーヌを演じた3人でもあります。
私はそれぞれのエポニーヌを観ていますので、3人が揃ってキム役になったことにはかなり納得しています。
キムは若さだけでなく、非常に高い歌唱力と精神的な強さが必要な役。
その時代の若いミュージカル俳優を知るうえでも、歴代キムはかなり興味深いです。
歴代クリス
クリスも、井上芳雄さんや山崎育三郎さん、小野田龍之介さん、海宝直人さんなど、その後も多くの作品で主演や主要役を務める俳優が演じてきました。
2026年は甲斐翔真さんと小林唯さん。
甲斐翔真さんは、私は2023年の『エリザベート』でルドルフ役を観ています。
梅田芸術劇場と博多座で観劇しましたが、古川雄大さんや井上芳雄さんと並んでも引けを取らない長身と端正な佇まいが印象に残りました。
どこか繊細さを感じさせる雰囲気も、影を抱えたルドルフという役によく合っていたと思います。
その後、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』や『キンキーブーツ』などで活躍していることは知っていました。
『ムーラン・ルージュ!』は帝国劇場と梅田芸術劇場で観ていますが、どちらも井上芳雄さんの回で、『キンキーブーツ』も甲斐翔真さん出演期は未見です。
そのため、今回の『ミス・サイゴン』が私にとっては『エリザベート』以来の甲斐翔真さん観劇になりそうです。
しかも、私が取っているプレビュー公演初日のクリスが甲斐翔真さん。
ルドルフとはまったく違うクリスをどう演じるのか、今からかなり楽しみにしています。
私は小林唯さんを『レ・ミゼラブル』2024~2025年のアンジョルラスで何度も観ました。
期待していましたが、それ以上のカリスマ性と歌唱力だったことをよく覚えています。
今回はまったく違うタイプのクリス。
アンジョルラスとは別の弱さや迷いをどう見せるのか、かなり楽しみにしています。
歴代ジョン
ジョンは、今井清隆さん、岡幸二郎さん、上原理生さんなど、力強い歌唱を持つ俳優が長く受け継いできた役です。
代表ナンバー『ブイドイ』があるため、歌唱力が大きな見どころになります。
2026年はチェ・ウヒョクさんと金本泰潤さん。
金本泰潤さんは劇団四季『ノートルダムの鐘』のカジモド役で何度も観ています。
繊細な芝居と抜群の歌唱力が印象に残っているので、ジョン役もかなり期待しています。
ちなみに私は、ルミーナさん、小林唯さん、金本泰潤さんの3人が同じ日に出演する回のチケットを取っています。
エレン・トゥイ・ジジ
エレン、トゥイ、ジジも、公演ごとにさまざまな俳優が演じてきました。
エレンでは鈴木ほのかさん、木村花代さん、知念里奈さん、仙名彩世さんなど。
トゥイでは泉見洋平さん、神田恭兵さん、藤岡正明さんなど。
ジジでは池谷祐子さんが複数の再演にわたって長く出演してきました。
2026年はエレンがエリアンナさんと加藤梨里香さん、トゥイが岡シモンさんと吉田広大さん、ジジが則松亜海さんと藤森蓮華さんです。
登場人物それぞれの役どころや関係については、『ミス・サイゴン』の登場人物・相関図で詳しく解説しています。
2026年は新しい世代へ
2026~2027年公演は、歴代キャストを振り返ったあとに見るとかなり興味深いです。
長く出演してきた俳優が残る一方、多くの役で新しいキャストが入ります。
| 役 | 2026~2027年キャスト |
|---|---|
| エンジニア | 駒田一/東山義久/桐山照史 |
| キム | 屋比久知奈/清水美依紗/ルミーナ |
| クリス | 甲斐翔真/小林唯 |
| ジョン | チェ・ウヒョク/金本泰潤 |
| エレン | エリアンナ/加藤梨里香 |
| トゥイ | 岡シモン/吉田広大 |
| ジジ | 則松亜海/藤森蓮華 |
最新キャストは、東宝『ミス・サイゴン』公式キャストページでも確認できます。
2026~2027年公演の公演日程や各地のチケット情報については、『ミス・サイゴン』2026-2027年キャスト・日程・チケットまとめで詳しく紹介しています。
観たいキャストが決まったら、キャストスケジュールを確認してから、チケットぴあなどの正規販売先で残席を見るのが分かりやすいです。
歴代キャストを見る楽しさ
歴代キャストを一覧にすると、どうしても「誰が一番よかったのか」という話になりがちです。
でも、私はそこを決める必要はないと思っています。
同じキムでも、俳優によって少女らしさが前に出ることもあれば、母親としての強さが強く見えることもあります。
エンジニアも、笑わせる部分が大きい人、怖さが見える人、とにかく生命力がすごい人と印象が違います。
それはクリス、ジョン、エレン、トゥイ、ジジでも同じです。
作品の音楽は同じでも、人が変われば舞台は変わる。
だから何度も観られるのだと思います。
禁断のワンポイントアドバイス
代表曲について知ってから観たい方は、『ミス・サイゴン』の有名な曲・代表曲一覧も参考にしてください。
ミス・サイゴン歴代キャストのよくある質問(FAQ)
Q1. ミス・サイゴンの日本初演はいつですか?
A. 1992年です。帝国劇場で4月23日からプレビュー公演が始まり、5月5日に本初日を迎えました。その後1993年9月12日まで上演され、745公演のロングランとなりました。
Q2. ミス・サイゴンの初代キムは本田美奈子さんですか?
A. 本田美奈子さんは日本初演を代表するキム役の一人ですが、1992~1993年の日本初演では、本田美奈子さん、入絵加奈子さん、伊東恵里さんの3人がキムを演じています。
Q3. 日本初演のエンジニアは誰ですか?
A. 1992~1993年の日本初演では、市村正親さんと笹野高史さんがエンジニアを演じました。市村正親さんはその後も長年にわたりエンジニア役を務め、2022年公演まで出演しています。
Q4. 2020年のミス・サイゴンは上演されましたか?
A. いいえ。2020年公演は予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により全公演中止となりました。そのため、この記事では2020年の出演予定者を「実際に上演された歴代キャスト」とは分けています。
Q5. 2026年のキムとエンジニアは誰ですか?
A. 2026~2027年公演のキムは屋比久知奈さん、清水美依紗さん、ルミーナさん。エンジニアは駒田一さん、東山義久さん、桐山照史さんです。いずれも交互出演となります。
ミス・サイゴン歴代キャストまとめ
日本版『ミス・サイゴン』は、1992年の帝国劇場初演から何度も再演を重ねてきました。
本田美奈子さんや市村正親さんをはじめとする初演期の俳優。
笹本玲奈さん、新妻聖子さん、井上芳雄さんらが加わった2000年代。
昆夏美さん、駒田一さん、上原理生さん、小野田龍之介さんらへとつながった2010年代。
そして高畑充希さん、屋比久知奈さん、海宝直人さん、伊礼彼方さん、東山義久さんらが出演した2022年。
2026年からは、そこへ清水美依紗さん、ルミーナさん、甲斐翔真さん、小林唯さん、金本泰潤さん、桐山照史さんなど新しい顔ぶれが加わります。
歴代キャストを振り返ると、単に名前が入れ替わってきたわけではありません。
長く一つの役を育ててきた俳優から、新たに挑戦する俳優へ。
その繰り返しそのものが、日本版『ミス・サイゴン』の歴史なんだと思います。
私も2026~2027年公演を実際に観たあと、新しいキャストからどんな印象を受けたのか、この記事にも追記していく予定です。


