こんにちは、禁断劇場の禁断です。
劇団四季の『ライオンキング』は、1998年12月20日の日本初演以来、旧・四季劇場[春]、四季劇場[夏]、そして現在の有明四季劇場へと劇場を移しながら、東京で長期公演を続けている作品です。
私も旧・四季劇場[春]で上演されていた頃に5~6回ほど観ていて、2008年12月20日の日本上演10周年公演にも足を運びました。
その後、大阪四季劇場で上演された大阪公演も観ています。
これだけ長く続いている作品になると、「歴代のシンバは誰?」「日本初演のキャストは?」「今度観に行く日は誰が出演する?」と、キャストが気になる人も多いと思います。
ただし、劇団四季はスターの知名度で作品を売るのではなく、作品そのものの完成度を優先する作品主義を掲げています。
そのため、この記事でも「人気キャストランキング」「この俳優なら当たり」といった順位づけはしません。
誰が役を受け継いできたのか。ヤングシンバやヤングナラを演じた子どもたちが、その後どのように劇団四季の舞台へ戻ってきたのか。
そして、これから観る公演の最新配役をどう確認すればいいのか。
27年以上にわたる『ライオンキング』のキャストの歴史を、長く劇団四季を観てきた私の視点も交えながら紹介します。
記事のポイント
- 『ライオンキング』日本初演オリジナルキャスト
- シンバやナラなど主要役の歴代キャスト
- ヤング役から大人の俳優へつながる歴史
- 観劇日の最新キャストを確認する方法
![旧・四季劇場[春][秋]の共通エントランスに掲げられていた木製の『ライオンキング』ロゴ看板](https://kindantheatre.com/wp-content/uploads/2026/09/old-shiki-theatre-haru-aki-lion-king-wooden-sign.jpg)
旧・四季劇場[春][秋]の共通エントランスに掲げられていた木製の『ライオンキング』ロゴ看板
ライオンキングのキャスト一覧
『ライオンキング』には、物語の中心となるシンバとナラのほか、ラフィキ、ムファサ、ザズ、スカー、ティモン、プンバァ、そして幼少期を演じるヤングシンバとヤングナラなど、多くの重要な役があります。
しかも東京公演だけで四半世紀を超え、さらに長い期間にわたって東京と別都市で同時に上演されてきました。
そのため、これまで『ライオンキング』に出演した俳優の数は非常に多くなっています。
まずは、この長い歴史の出発点となった1998年12月20日の日本初演を見てみましょう。
日本初演オリジナルキャスト
『ライオンキング』東京公演は1998年12月20日、東京・浜松町に建設された旧・四季劇場[春]のこけら落とし公演として開幕しました。
ブロードウェイに続く海外初のプロダクションでもありました。
この記事では、開幕前に出演候補となっていた俳優全員ではなく、1998年12月20日の日本初演初日に実際に出演した主要キャストを「日本初演オリジナルキャスト」としています。
| 役名 | 日本初演オリジナルキャスト |
|---|---|
| ラフィキ | 丹 靖子 |
| ムファサ | 早川 正 |
| ザズ | 明戸信吾 |
| スカー | 下村尊則 |
| ヤングシンバ | 伊藤綾祐 |
| ヤングナラ | 伊藤彩華 |
| シェンジ | 家本朋子 |
| バンザイ | 大塚 俊 |
| エド | 長谷川 輝 |
| ティモン | 中島 徹 |
| プンバァ | 小林アトム |
| シンバ | 坂元健児 |
| ナラ | 濱田めぐみ |
| サラビ | 森 以鶴美 |
劇団四季は個々の俳優について、退団を原則として公式発表していません。そのため、この記事でも過去の出演者を「退団者」「現役」といった形には分類せず、実際の出演実績を中心に扱います。
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主要役の歴代キャスト
日本初演から現在まで、主要役は何人もの俳優へ受け継がれてきました。
歴代出演者を全員掲載すると非常に大きな表になるため、ここでは特に注目されることの多い5役について、主な出演者を紹介します。
| 役名 | 主な歴代出演者 |
|---|---|
| ラフィキ | 丹 靖子、青山弥生、金 志賢、金原美喜、平田曜子、鈴木釉佳之、遠藤珠生、井上智映子、鄭 雅美、光川 愛、福井麻起子、原田真理、久居史子 ほか |
| ムファサ | 早川 正、芝 清道、深水彰彦、平山信二、田村雄一、内田 圭、吉原光夫、金田俊秀、伊藤潤一郎、白倉一成、内海雅智、金久 烈、宇龍真吾、渡辺吾郎 ほか |
| スカー | 下村尊則、野中万寿夫、道口瑞之、栗原英雄、村 俊英、渋谷智也、川地啓友、金森 勝、本城裕二、韓 盛治、髙橋基史、池田英治、萩原隆匡、北澤裕輔、北村 優 ほか |
| シンバ | 坂元健児、阿久津陽一郎、田中彰孝、飯村和也、宇都宮直高、三雲 肇、李 涛、友石竜也、柿澤勇人、南 晶人、島村幸大、厂原時也、海宝直人、鈴木智之、永田俊樹、山下啓太、山下泰明、笠松哲朗、大鹿礼生、吉田功太郎、伊藤駿佑、橘 友希 ほか |
| ナラ | 濱田めぐみ、樋口麻美、谷内 愛、熊本亜記、江畑晶慧、小松加奈、池松日佳瑠、谷原志音、岡本瑞恵、辻 茜、町 真理子、齋藤 舞、朴 悠那、木内志奈、村木佑衣、中原詩乃、空良、林 愛夏、池永美穂、藤田真由美 ほか |
この表は歴代出演者全員を網羅したものではありません。
『ライオンキング』は公演期間そのものが長いことに加え、東京と別都市で同じ作品を同時に上演してきた時期も長くあります。
そのため、「歴代キャストを全員並べる」ことよりも、この記事ではキャストがどのように世代をつないできたのかを見ることを大切にしています。
シンバ役13名が歌う特別映像
『ライオンキング』の長いキャストの歴史を感じられる映像として、ぜひ見てほしいのが劇団四季公式YouTubeチャンネルで公開されている「終わりなき夜」です。
日本上演25周年の特別カーテンコールのために制作されたもので、これまでシンバを演じた俳優のうち13名が、劇中ナンバー「終わりなき夜」を歌い継いでいます。
阿久津陽一郎さん、北澤裕輔さん、田中彰孝さん、飯村和也さん、島村幸大さん、南 晶人さん、厂原時也さん、鈴木智之さん、山下泰明さん、吉田功太郎さん、大鹿礼生さん、山下啓太さん、笠松哲朗さん。
同じシンバ役を演じてきた俳優がこれだけ並ぶと、25年以上にわたって役が受け継がれてきたことを改めて実感します。
ヤング役から受け継がれる歴史
『ライオンキング』のキャスト史で、私が特に面白いと思っているのがヤングシンバとヤングナラです。
この2役は子どもが演じるため、一人の俳優が何年も演じ続けることはできません。
長いロングランの中で次々と新しい子役へ役が渡され、すでに何世代ものヤングシンバ、ヤングナラが誕生しています。
そして、その子どもたちの中から、大人になって劇団四季へ入り、再びプロの俳優として舞台に戻ってくる人が何人も出ています。
27年以上という年月を、単なる「上演年数」ではなく、人の成長から感じられるところが『ライオンキング』ならではなんですよね。
ヤングシンバから大人の役へ
象徴的なのが、日本初演初日のヤングシンバを演じた伊藤綾祐さんです。
1998年12月20日、子役として日本初演の舞台に立った伊藤さんは、その後大人になって劇団四季へ入りました。
『ライオンキング』ではアンサンブルとして長く出演し、のちにティモン役も演じています。
つまり、日本初演の日に幼いシンバとして舞台に立っていた俳優が、成長後、今度は同じ作品を大人の俳優として支える側へ戻ってきたわけです。
さらに、笠松哲朗さんや大鹿礼生さんは、ヤングシンバ経験者から青年シンバ役へとつながっています。
子どもの頃に演じたシンバの成長後を、自分自身も成長してから演じる。長期上演作品ならではのキャリアですね。
また、劇団四季の団員ではありませんが、ヤングシンバ出身者として忘れられないのが海宝直人さんです。
海宝さんは日本初演期にヤングシンバを演じ、その後、成長してから青年シンバとして『ライオンキング』の舞台へ戻りました。
ヤングシンバ経験者が大人になって青年シンバを演じた最初の例でもあり、子どもの頃に演じた役の成長後を、自分自身が成長して演じるという『ライオンキング』ならではの歴史を象徴するキャリアのひとつです。
そして少し異色なのが北村 優さんです。
北村さんもヤングシンバを経験していますが、大人になってから『ライオンキング』で演じた主要役のひとつがスカー。
かつて幼いシンバを演じた俳優が、そのシンバをプライドランドから追い出す叔父スカーを演じるわけです。
キャストの経歴をさかのぼって初めて分かる、ロングラン作品ならではの面白いつながりだと思います。
ヤングナラから大人の役へ
ヤングナラ出身の俳優にも、成長後に劇団四季で活躍している人がいます。
空良さん、林 愛夏さんは、子役時代にヤングナラを経験し、その後、大人になってナラ役を演じています。歴代では小松加奈さん、池松日佳瑠さんも同じくです。
林愛夏さんは、ヤングナラを卒業するとき、出演者から「また一緒に舞台に立とうね」と寄せ書きをもらったことを劇団四季のインタビューで語っています。
その言葉どおり、年月を経て大人のナラとして『ライオンキング』へ戻ってきたわけです。
ただ、ヤングナラ経験者の進む道もナラ役だけではありません。
三代川柚姫さんもヤングナラ出身です。
その後、劇団四季研究所へ入り、『キャッツ』のシラバブやジェリーロラム=グリドルボーン、『マンマ・ミーア!』のソフィ、『アナと雪の女王』のアナ、『赤毛のアン』のアン・シャーリーなど、別作品でも主要役を次々と演じています。
さらに最近の例では、四宮吏桜さんがいます。
四宮さんも子役時代に『ライオンキング』のヤングナラを経験しました。
その後、浅利演出事務所の『夢から醒めた夢』で主人公ピコを演じるなど経験を重ね、のちに劇団四季へ。
2026年の『コーラスライン』では、主要役の一人であるディアナ役を務めています。
ヤングナラから始まった舞台経験が、そのままナラだけに続くのではなく、まったく別の作品や役へ広がっているところも興味深いところです。
子役経験は将来につながる?
私は、こうしてヤングシンバやヤングナラ経験者が大人になってから劇団四季の舞台で活躍する例が多いことには、ある程度理由があるのではないかと思っています。
子役とはいえ、『ライオンキング』の舞台に立つまでには多くの応募者の中から選考を通過し、稽古を重ねなければなりません。
そこで子どもの頃から、発声や発音、歌、芝居などの稽古を重ね、劇団四季の舞台づくりに触れながら、実際のロングラン公演へ出演する経験を積みます。
もちろん、ヤング役を経験したから将来必ず劇団四季へ入れるという話ではありません。
ただ、幼い頃に劇団四季の舞台づくりを体験し、その中で公演を成立させる経験を積んだ俳優は、大人になってから劇団四季を目指したときにも、四季の舞台との親和性が高いのではないか。
これは、長く劇団四季を観てきた私自身の考えです。
禁断のワンポイントアドバイス
次の世代にも注目したい
そして、劇団四季で子役が活躍する作品は『ライオンキング』だけではありません。
『アナと雪の女王』など、現在も子どもたちが劇団四季の舞台に立つ作品があります。
そう考えると、今『ライオンキング』やほかの作品で子役として舞台に立っている人たちの中から、将来あらためて劇団四季を目指し、大人の俳優として戻ってくる人が出てくるかもしれません。
ヤングシンバやヤングナラだった子どもが、何年も経ってシンバやナラ、ティモン、スカー、あるいはまったく別作品の主要役を演じる。
そんな例を実際に見てきただけに、私はこれからどんな元子役の俳優が劇団四季の舞台へ戻ってくるのかも、個人的にとても楽しみにしています。
東京と各都市で同時上演
『ライオンキング』の歴代キャストが非常に多い理由を考えるとき、もうひとつ忘れてはいけないのが二都市同時公演です。
『ライオンキング』は東京公演を終了してから、大阪、福岡、名古屋、札幌へ順番に移動していったわけではありません。
1998年に始まった東京公演を続けながら、東京とは別のカンパニーによる長期公演を別都市で並行して上演してきました。
東京とは別カンパニーで上演
東京以外で最初に開幕したのは、1999年4月18日の大阪公演です。
この時も東京・旧四季劇場[春]では公演が続いており、東京と大阪で『ライオンキング』が同時に上演されていました。
その後も福岡、名古屋、札幌などで長期公演を実施。
東京以外の公演は短期間で全国を移動していく一般的な「全国ツアー」とは少し違い、ひとつの都市に長期間滞在して上演する形が中心です。
同じ日に東京と別都市で公演する以上、シンバやナラ、スカー、ラフィキといった主要役はもちろん、アンサンブルやヤングシンバ、ヤングナラまで、それぞれの公演地で出演者が必要になります。
だからこそ、『ライオンキング』にはこれほど多くの歴代キャストがいるんですよね。
現時点で最後となっている東京以外の長期公演は、2020年3月26日から2022年5月15日まで行われた名古屋公演です。
東京では2021年9月26日に有明四季劇場で公演が始まっているため、名古屋公演の終盤は東京と名古屋の二都市で同時上演されていました。
二都市公演は美女と野獣から
劇団四季のディズニーミュージカルで二都市同時ロングランが行われたのは、『ライオンキング』が最初ではありません。
劇団四季とディズニーの提携第1作『美女と野獣』は、1995年11月24日に東京で日本初演を迎え、その約1か月後の12月17日には大阪公演も開幕。
東京と大阪による「東西同時ロングラン」は17か月半にわたって続きました。
その後、『リトルマーメイド』でも二都市同時公演が行われています。
2016年には東京と名古屋で同時上演が始まり、東京公演の千秋楽後は名古屋と福岡、さらに福岡と大阪へと上演都市を入れ替えながら、複数都市で同じ作品を並行して上演する体制が続きました。
そして最後の二都市同時公演となったのが、2018年12月に始まった札幌公演と、同年10月に開幕していた大阪公演です。
つまり『リトルマーメイド』も、ひとつのカンパニーが全国を順番に巡ったのではなく、複数の公演地にそれぞれキャストを配置しながら長期公演を展開してきた作品でした。
大規模なディズニーミュージカルを複数都市で同時に長期間上演するには、それぞれの公演地で高い水準のカンパニーを維持しなければなりません。
歴代キャストの人数を見ても、劇団四季という組織の俳優層の厚さを感じるところです。
東京公演のプライドロック
東京と各都市の『ライオンキング』には、キャストだけでなく舞台装置にも違いがありました。
その象徴が、プライドランドの王の座であるプライドロックです。
東京公演では、この巨大なプライドロックが舞台下に格納され、回転しながらダイナミックにせり上がってきます。
高さは約3.5メートル。舞台下に設置された大掛かりなターンテーブルと一体になった機構で、「サークル・オブ・ライフ」で姿を現す瞬間は、『ライオンキング』を象徴する舞台マジックのひとつです。
私にとっては、『アラジン』の魔法の絨毯や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンと同じように、その作品を観に行ったからこそ体験できる大掛かりな舞台装置です。
プライドロック設置の公式映像
有明四季劇場が開場する直前の2021年には、劇団四季公式YouTubeチャンネルで「プライドロックができるまで」という映像も公開されています。
巨大な舞台装置が劇場内で組み上げられていく様子を見ることができ、東京公演のプライドロックが単なる大道具ではなく、専用劇場の舞台機構と一体になった大掛かりな装置であることがよく分かります。
文章だけでは伝わりにくい部分なので、プライドロックの仕組みが気になる方は、ぜひ映像も見てみてください。
各都市公演では登場方法が違う
一方、東京以外の公演では、使用する劇場の舞台設備が東京とは異なります。
そのため、プライドロックにも公演地に合わせた別の登場方法が採られてきました。
舞台下から回転しながらせり上がる東京版とは違い、舞台袖からスライドするように登場するタイプもあります。
四季ファンの間では、これをちょっとした愛称で「スライドロック」と呼ぶこともありました。
もちろん、これは劇団四季が使っている正式名称ではありません。
同じ作品、同じプライドロックでも、公演する劇場に合わせて舞台機構が変わる。
私が東京公演と大阪公演の両方を観て面白いと思うポイントのひとつです。
禁断のワンポイントアドバイス
東京公演は劇場を移転
東京公演にも大きな変化がありました。
1998年12月20日に旧・四季劇場[春]で開幕した東京公演は、同劇場で2017年5月28日まで上演。
その後、2017年7月16日から大井町の四季劇場[夏]へ会場を移しました。
さらに四季劇場[夏]での公演を2021年6月12日に終え、同年9月26日から現在の有明四季劇場で新たに公演が始まっています。
このように、東京公演は同じ劇場で27年以上続いているわけではありません。
旧・四季劇場[春]から四季劇場[夏]、有明四季劇場へと会場を移しながら、東京でロングランの歴史を受け継いできたというのが正確です。
![JR東日本四季劇場[春]ロビーに展示された、有明四季劇場『ライオンキング』開幕告知の大型ポップ](https://kindantheatre.com/wp-content/uploads/2026/09/jr-east-shiki-theatre-haru-ariake-lion-king-display.jpg)
JR東日本四季劇場[春]ロビーに展示された、有明四季劇場『ライオンキング』開幕告知の大型ポップ
2025年12月20日には日本上演27周年を迎え、日本通算上演回数は14,600回以上、観客動員数は約1,450万人となりました。
2026年現在も、有明四季劇場で無期限ロングランが続いています。

劇団四季『ライオンキング』東京公演が上演されている有明四季劇場
最新キャストの確認方法
ここまで歴代キャストを振り返ってきましたが、「自分が観に行く日は誰がシンバなのか」「スカーやラフィキは誰なのか」を知りたい場合は、過去の出演者一覧ではなく現在の公式情報を見る必要があります。
この記事に「今のキャスト」として俳優名を固定掲載することはしません。
劇団四季の出演予定は変わる可能性があるからです。
週間予定キャストを見る
観劇予定日の出演者を確認するときは、劇団四季公式「週間予定キャスト」を確認してください。
通常は毎週月曜日に、その週の出演予定が更新されます。
ただし、そこに表示されているのは現時点での予定です。
出演者の都合などによって、その後に変更される可能性があります。
私は目当てのキャストがいる場合、週の初めに一度確認して終わりではなく、観劇日が近づいてからもう一度確認するようにしています。
週間予定キャスト、前日キャスト、劇場の「本日のキャスト」の違いは、劇団四季キャストの調べ方|週間予定と変更情報の確認方法を解説で詳しくまとめています。
前日キャストは実績を見る
劇団四季には「前日キャスト」のページもあります。
これは名称のとおり、前日に実際に出演したキャストを確認するためのものです。
「昨日がこのシンバだったから今日も同じ」という意味ではありません。
これから観る公演については週間予定キャストを確認し、劇場へ着いたら当日のキャスト表示を見る。
この使い分けが一番分かりやすいと思います。
出演者は急遽変更される場合があります。また、キャスト変更だけを理由に予約を自由に変更・取消・振替・払戻しできるものではありません。特定の俳優を目的にチケットを取る場合も、この点は理解しておきましょう。
作品主義でキャストを見る
「劇団四季 人気キャスト」と検索する人もいると思います。もちろん、観客一人ひとりに好きな俳優がいるのは当然です。
「この人のシンバをもう一度観たい」「このスカーが忘れられない」という思いもありますし、私にも好きな俳優や、また観たいと思うキャストはいます。
でも、このページでは人気ランキングを作りません。
劇団四季は、テレビや映画で有名なスターの知名度でキャスティングするのではなく、作品のクオリティを優先する考え方を示しています。
俳優は作品を輝かせるために存在するという作品主義です。(出典:劇団四季「劇団四季とは」)
当たりキャストは決めない
同じシンバでも、俳優によって歌声、台詞の間、若さや苦悩の見え方は少しずつ変わります。
ナラ、スカー、ラフィキも同じです。
その違いを楽しむのは、複数キャストで上演される劇団四季ならではの面白さ。
でも、それと「誰が上」「誰なら当たり」と順位を付けることは別だと思っています。
歴代キャストは優劣を決めるためではなく、誰が作品を受け継いできたのかを見るための記録として楽しむのが、『ライオンキング』には合っているのではないでしょうか。
私が観た10周年公演
私が『ライオンキング』を観てきた中でも、特に記憶に残っているのが2008年12月20日の日本上演10周年公演です。
当時はまだ旧・四季劇場[春]で上演されていました。
ロビーには10周年を祝う特別な装飾が施され、通常公演とは違うメモリアルデーならではの空気に包まれていました。
![日本上演10周年の特別装飾が施された旧・四季劇場[春]の『ライオンキング』ロビーと観劇客](https://kindantheatre.com/wp-content/uploads/2026/09/old-shiki-theatre-haru-lion-king-10th-anniversary-lobby.png)
日本上演10周年の特別装飾が施された旧・四季劇場[春]の『ライオンキング』ロビー
メモリアルデーの来場者には、記念品としてシンバのチャームも配られました。

劇団四季『ライオンキング』日本上演10周年メモリアルデーで配られたシンバチャーム
あのときですら「10年も続いたすごい作品だ」と思っていました。
ところが、そこからさらに17年以上が経っています。
当時ヤングシンバやヤングナラを演じていた子どもたちが大人になり、劇団四季へ入り、主要役を演じるだけの時間が流れました。
『ライオンキング』の長さを数字だけではなく、人の成長から実感する瞬間です。
現在のチケット料金や上演時間、座席選びについては、劇団四季ライオンキングのチケット料金|上演時間・座席選びも解説で詳しくまとめています。
初めて有明四季劇場へ行く方は、有明四季劇場へのアクセスと最寄り駅からの行き方も参考にしてください。
ライオンキングのキャストFAQ
最後に、『ライオンキング』のキャストについて特に気になりやすい疑問をまとめます。
ライオンキングのキャストに関するよくある質問(FAQ)
Q1. ライオンキングの最新キャストはどこで確認できますか?
A. 劇団四季公式サイトの「週間予定キャスト」で確認できます。出演予定は変更される場合があるため、キャストが気になる場合は週の初めだけでなく、観劇日が近づいてからもう一度確認するのがおすすめです。
Q2. 日本初演のシンバ役は誰ですか?
A. 1998年12月20日の日本初演初日に青年シンバを演じたのは坂元健児さんです。ヤングシンバは伊藤綾祐さんが演じました。
Q3. ヤングシンバやヤングナラ出身の劇団四季俳優はいますか?
A. はい。ヤングシンバ経験者では伊藤綾祐さん、笠松哲朗さん、大鹿礼生さん、北村 優さんなど、ヤングナラ経験者では林 愛夏さん、空良さん、三代川柚姫さん、四宮吏桜さんなどが、成長後も劇団四季をはじめ舞台で活躍しています。必ずしもシンバやナラを演じるわけではなく、別役や別作品へ進むケースもあります。
Q4. ライオンキングで一番人気のキャストは誰ですか?
A. 劇団四季が俳優の人気順位を公式に発表することはありません。四季は作品そのものの完成度を優先する作品主義を掲げています。観客それぞれに好きな俳優はいても、この記事では「人気1位」「当たりキャスト」といった順位づけはしていません。
Q5. キャスト変更でチケットを払い戻せますか?
A. 出演者は急遽変更される場合がありますが、キャスト変更だけを理由に予約を自由に変更・取消・振替・払戻しできるものではありません。観劇前には最新の劇団四季公式情報を確認してください。
ライオンキングのキャストまとめ
劇団四季『ライオンキング』は、1998年12月20日の日本初演から27年以上にわたり、世代をつなぎながら上演されてきました。
- 日本初演の青年シンバは坂元健児さん、ナラは濱田めぐみさん
- 東京では3つの劇場へ会場を移しながらロングランが続いている
- 長年にわたり東京と別都市で二都市同時公演を行ってきた
- ヤング役経験者が大人になって劇団四季へ戻る例も多い
- 最新配役は劇団四季公式の週間予定キャストで確認する
『ライオンキング』は、同じ俳優がずっと演じ続けているから27年以上続いているわけではありません。
新しいシンバが生まれ、新しいナラが生まれ、新しいヤングシンバとヤングナラが舞台に立つ。
そして、かつてそのヤング役を演じていた子どもが成長し、今度は大人の俳優として同じ舞台や別作品へ戻ってくる。
そうやって人から人へ役と舞台づくりが受け継がれてきたことこそ、『ライオンキング』の長い歴史そのものなのだと思います。
これから観るあなたも、その27年以上にわたる歴史の中の一公演を観ることになります。
過去のキャストを知るのも面白い。でも最後は、その日に舞台へ立つカンパニーが作る『ライオンキング』を丸ごと楽しんでほしい。
長く劇団四季を観てきた私は、そう思っています。


