こんにちは、禁断劇場の禁断です。
『モーツァルト!』というタイトルを見て、「モーツァルト本人が作曲したクラシック音楽を使ったミュージカルなのかな?」と思う方もいるかもしれません。
実際にはそうではなく、ミュージカル『モーツァルト!』は、ミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイが生み出したウィーン発のオリジナル・ミュージカルです。
もちろん題材になっているのは実在した作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
その35年の生涯を土台にしながら、「天才として生きる自分」と「一人の人間として自由に生きたい自分」の間でもがく姿を描いています。
私は2007年の帝国劇場で、井上芳雄さんのヴォルフガングを観たのが最初でした。
その後、WOWOWで放送された井上芳雄版、山崎育三郎版を観たり、2021年には大阪公演のチケットを取ったものの公演中止となり、代わりにライブ配信を自宅で観たりしています。
クンツェ&リーヴァイ作品では、私は『エリザベート』のほうに圧倒的にはまっているのですが、『モーツァルト!』も曲が本当にいいんですよ。
気づけば口ずさんでいる、あのリーヴァイらしいメロディーにはやっぱり惹かれます。
この記事では、『モーツァルト!』に原作はあるのか、誰が作ったのか、どこの国で生まれた作品なのか。
そしてアマデとは何者なのかまで、初めて作品を知る方にも分かるように紹介します。
記事のポイント
- 『モーツァルト!』の原作と題材
- クンツェとリーヴァイによる作品の成り立ち
- ウィーン世界初演と日本初演の歴史
- 才能の化身アマデを含む作品最大の見どころ
ミュージカル『モーツァルト!』とは
最初に、この作品がどんなミュージカルなのかを押さえておきましょう。
歴史上の有名人を主人公にした作品ですが、偉大な作曲家の生涯を順番に紹介するだけの伝記劇ではありません。
むしろ「天才であることは幸せなのか」という、かなり人間くさいテーマを扱っています。
モーツァルトの生涯が題材
主人公はもちろん、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトです。
幼いころから「奇跡の子」「神童」と呼ばれ、ヨーロッパ各地で才能を称賛されたモーツァルト。
しかし青年になったヴォルフガングは、ザルツブルクでコロレド大司教に仕える窮屈な生活に耐えられなくなっていきます。
自由に音楽を作りたい。自分の人生を自分で決めたい。
ところが父レオポルトは、息子の才能を誰よりも信じているからこそ、社会の中で生き残るために慎重であれと求めます。
そこから父との対立、ザルツブルクからの旅立ち、母の死、ウィーンでの成功、コンスタンツェとの結婚、父との断絶、そして晩年へと物語は進みます。
史実を題材にはしていますが、舞台上で描かれる中心は「モーツァルトが何年に何を作曲したか」ではありません。
才能を持つ人間が、その才能によって自由になれるのか。それとも才能そのものに支配されてしまうのか。
ここが『モーツァルト!』の根っこにあるテーマです。
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特定の原作小説はない
「ミュージカル『モーツァルト!』の原作は何?」と気になる方も多いでしょう。
この作品には、『レ・ミゼラブル』のヴィクトル・ユゴーの小説や、『オペラ座の怪人』のガストン・ルルーの小説のような、特定の原作小説や戯曲はありません。
題材になっているのは、実在したヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯です。
ただし史実をそのまま舞台へ移したわけではありません。
人物関係や実際に起きた出来事を土台にしながら、舞台作品として大胆な象徴表現が加えられています。
その代表が、このあと詳しく紹介する「アマデ」です。
『モーツァルト!』には特定の原作小説はありません。実在したモーツァルトの生涯を題材に、クンツェとリーヴァイが独自のミュージカル作品として作り上げています。
クラシック曲を並べる作品ではない
タイトルが『モーツァルト!』なので、モーツァルト本人が作曲した『魔笛』『フィガロの結婚』『レクイエム』などを次々と歌う作品だと思うかもしれません。
ここは初めて観る方が勘違いしやすいところです。
舞台を支える中心的な楽曲は、シルヴェスター・リーヴァイがこのミュージカルのために作曲したオリジナル曲です。
「僕こそ音楽」「星から降る金」「影を逃れて」「ダンスはやめられない」「何故愛せないの?」など、ミュージカルファンにはおなじみの曲が並びます。
もちろんモーツァルト自身の音楽も劇中で使われたり、モーツァルトを感じさせるクラシック的な音楽のモチーフが組み込まれたりしています。
ただ、「モーツァルトの名曲を集めたミュージカル」ではない。
この違いは知っておいたほうが作品を理解しやすいですよ。
誰が作ったミュージカルなのか
『モーツァルト!』を語るなら、ミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイの二人は外せません。
『エリザベート』を知っている方なら、「ああ、あの二人か」とすぐ分かるでしょう。
脚本と歌詞はクンツェ
脚本・歌詞を手がけたのは、ミヒャエル・クンツェです。
クンツェは『エリザベート』『レベッカ』『マリー・アントワネット』『レイディ・ベス』など、日本でも上演されてきた数々のミュージカルを手がけています。
クンツェ作品を観ていると、歴史上の人物を単純な英雄として描かず、その人の内側にある矛盾や葛藤に深く踏み込む作品が多いと感じます。
『エリザベート』でも、皇后エリザベートの人生を歴史絵巻として見せるだけではなく、「死」という存在をトートとして舞台上に登場させました。
『モーツァルト!』でも似たように、目に見えないはずの「才能」をアマデという人物として舞台上に存在させます。
現実と象徴を同じ舞台上に置いて、人間の内面を見せる。
私はこのあたりに、かなりクンツェらしさを感じます。
音楽はリーヴァイ
音楽・編曲を担当したのはシルヴェスター・リーヴァイです。
クンツェとのコンビでは『エリザベート』『モーツァルト!』『レベッカ』『マリー・アントワネット』『レイディ・ベス』、近年では新作ミュージカル『ベートーヴェン』などを作っています。
個人的に『モーツァルト!』で一番好きなのは、やっぱりリーヴァイの音楽かもしれません。
クラシカルな雰囲気を残しながら、突然ぐっと現代的なポップスやロックのようなメロディーが入ってくる。
それでいて大げさなほどドラマティック。
曲そのものに勢いがあるので、作品にそこまでハマっていない時期でも歌だけは頭に残るんですよ。
私も観劇後に「僕こそ音楽」や「影を逃れて」がずっと頭の中で回っていたことがあります。
世界初演の演出はクプファー
世界初演の演出を担当したのは、ハリー・クプファーです。
舞台では18世紀の歴史的な世界と、現代的な感覚をあえてぶつけています。
周囲の登場人物はロココ調の衣裳をまとっているのに、ヴォルフガング本人は現代の若者のような服装で登場する。
この違和感そのものが、時代や社会の枠に収まりきらないヴォルフガングの存在を表しています。
「歴史ものだから全部古典的に見せる」のではなく、現代の観客にもヴォルフガングを身近な青年として感じさせる作品なんです。
どこの国で生まれた作品なのか
『モーツァルト!』は日本のオリジナル作品ではありません。
生まれたのは、モーツァルトとも縁の深いオーストリア・ウィーンです。
1999年にウィーンで世界初演
世界初演は1999年10月2日、オーストリア・ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場でした。
オリジナル・プロダクションを製作したのは、ウィーン劇場協会(Vereinigte Bühnen Wien/VBW)です。

シアター・ドラマシティのロビーに飾られていた、サイン入りのミュージカル『モーツァルト!』ウィーン版ポスター。
私自身、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティのロビーに飾られていたウィーン版のポスターを撮影したことがあります。
日本では東宝ミュージカルとしておなじみですが、もともとはウィーンで生まれたドイツ語ミュージカルです。
(出典:VBW International「Mozart!」公式ページ)
世界10か国で上演
『モーツァルト!』はウィーンだけで終わった作品ではありません。
VBWによると、これまでにオーストリア、ドイツ、日本、韓国、中国、ハンガリー、チェコ、ベルギー、リトアニア、スウェーデンなど世界10か国、8言語で上演され、2,700公演を超え、チケット販売は320万枚を超えています。
日本で長く再演されているので、日本独自の定番ミュージカルのように感じることもありますが、世界各国で演じられてきたヨーロッパ発の作品です。
国によって俳優も言語も舞台の見せ方も変わりますが、中心にある「人間モーツァルトと才能との葛藤」は共通しています。
2015年ウィーン版は再構築
ウィーンでは2015年にも再演されています。
ただし、1999年版をそのまま再現した単純な再演ではありません。
舞台美術や場面構成などが大きく作り直され、ヴォルフガングとコンスタンツェの新しいデュエットも加えられました。
長く再演されるミュージカルは、同じ台本を永遠に固定して上演するとは限りません。
時代や国、演出によって少しずつ姿を変えていくのも舞台作品の面白いところですね。
物語最大の特徴はアマデ
『モーツァルト!』という作品を初めて観るなら、これだけは知っておいてほしいという存在があります。
それが、子役が演じる「アマデ」です。
人間ヴォルフガングを描く
この作品ではモーツァルトを、最初から最後まで神格化された天才として描いていません。
ヴォルフガングは遊びも好きだし、父親に反発するし、恋もする。
感情的になることもあれば、周囲とうまくやれないこともあります。
音楽史の教科書に載っている「偉大な作曲家モーツァルト」とはかなり違います。
だからこそ面白いんです。
「天才なのだから何でもうまくいった」という成功物語ではなく、むしろ才能を持ってしまったことで、本人の人生がどんどん苦しくなっていく。
音楽家として成功すればするほど、一人の人間として幸せになれるとは限らない。その矛盾がずっと物語を動かしていきます。
アマデは才能の化身
アマデは、単純に「子供時代のモーツァルト」を演じているわけではありません。
ヴォルフガングの中に存在する天才的な音楽の才能を、目に見える姿にした存在です。
幼いモーツァルトの姿をしたアマデは、大人になったヴォルフガングのそばに付きまとい、黙々と音楽を書き続けます。
ヴォルフガング本人は遊びたい。恋をしたい。自由に生きたい。
それでもアマデは作曲をやめない。
この二人を同時に舞台へ立たせることで、「人間モーツァルト」と「天才モーツァルト」が別々の存在として見えてきます。
アマデは作品を理解するうえでとても重要な存在です。単なる幼少期の回想ではなく、「才能そのものが人間の姿になっている」と考えると、ヴォルフガングとの関係がかなり分かりやすくなります。
二人の芝居がかわいくて楽しい
ここまで読むと、「アマデってかなり怖い存在なのでは?」と思うかもしれません。
確かに物語が進めば重い意味を持ってきます。
でも私が『モーツァルト!』で好きなのは、ヴォルフガングとアマデが一体になった芝居がとてもかわいくて楽しいことなんです。
ヴォルフガングと小さなアマデが一緒に動いたり、じゃれ合うような仕草を見せたり、互いを意識しながら舞台上を動いたりする。
大人の俳優と子役の呼吸が合ったときのかわいらしさは、この作品ならではです。
ところが物語が進むにつれて、その「かわいい二人」の関係が少しずつ違って見えてきます。
最初は一緒にいることが自然だったはずなのに、いつの間にかヴォルフガングにとってアマデの存在が重荷になっている。
この変化を見ていると、アマデが単なる演出上の飾りではないことがよく分かります。
禁断のワンポイントアドバイス
音楽はクラシックだけではない
『モーツァルト!』の大きな魅力は、やはり音楽です。
ただし「モーツァルトを題材にしているからクラシック調ばかり」という作品ではありません。
ロックからバラードまで登場
リーヴァイの音楽はかなり幅があります。
力強いロック調のナンバーもあれば、壮大なバラードもあり、軽快な曲もある。そこへロココ時代を感じさせる音の世界が重なります。
ヴォルフガングが自分自身を高らかに歌う「僕こそ音楽」、男爵夫人が人生の選択を歌う「星から降る金」、才能から逃れようともがく「影を逃れて」。
どれもメロディーが非常に分かりやすく、初めて聴いても耳に残ります。
私は『エリザベート』ほど『モーツァルト!』そのものに深くハマったわけではないのですが、曲は好きなんですよね。
リーヴァイの曲は「あ、ここでこのメロディーを持ってくるのか」という気持ちよさがあって、ついつい口ずさんでしまいます。
モーツァルト自身の音楽も使う
一方で、モーツァルト本人の作品がまったく出てこないわけではありません。
劇中ではピアノ曲などのモーツァルト作品や、それを思わせるクラシック的な音楽が物語と結びついて使われます。
特にアマデがピアノに向かう場面では、「天才モーツァルト」の音楽世界とリーヴァイによる現代的なミュージカル音楽が交わります。
言ってしまえば、18世紀のモーツァルトを現代のロックスターのように見せる作品。
歴史劇なのに古臭く感じない理由のひとつが、この音楽の作り方だと思います。
日本版は2002年に初演
ここからは、日本で『モーツァルト!』がどのように始まったのかを見ていきましょう。
日本版は2002年に初演され、その後20年以上にわたって繰り返し上演されてきました。
日生劇場から日本版が始まった
日本初演は2002年10月、東京・日生劇場です。
ヴォルフガング役は井上芳雄さんと中川晃教さんのダブルキャストでした。
その後、大阪・シアター・ドラマシティ、東京・帝国劇場へと公演が続き、以降も2005年、2007年、2010~2011年、2014~2015年、2018年、2021年、2024年と再演を重ねてきました。
私は2007年の帝国劇場で井上芳雄さんのヴォルフガングを観ています。
市村正親さんのレオポルト、山口祐一郎さんのコロレド大司教という、今振り返るとものすごく豪華な顔ぶれでした。

帝国劇場玄関横ウィンドウに掲示されていた、ミュージカル『モーツァルト!』2021年公演決定の速報ポスター。
日本版は小池修一郎が演出
日本版の演出・訳詞を2002年の初演から担当しているのが、宝塚歌劇団の演出家・小池修一郎さんです。
日本のミュージカルファンには『エリザベート』でもおなじみの先生ですね。
ウィーンで生まれた作品を日本語で上演するにあたって、単純にドイツ語を日本語へ置き換えるだけでは成立しません。
歌詞を日本語に訳し、元のメロディーに自然に乗せながら、物語が分かるようにし、日本の観客が舞台として楽しめる形へ作り上げていく必要があります。
私も長く東宝ミュージカルを見ていますが、『モーツァルト!』もすっかり「小池作品」のひとつという感覚があります。
日本版の公演情報や現在のスタッフについては、東宝公式でも確認できます。
2021年は無観客公演を配信で観劇
2021年公演では、私は梅田芸術劇場のチケットを取っていましたが、コロナ禍の影響でこの期間の公演は中止。
残念ながら劇場で観ることはできませんでした。
その後、大阪公演はいったん再開されましたが、当時は大阪府から土日のイベント開催について厳しい制限が出ており、6月6日(日)の公演も中止となりました。
ただし、この日は山崎育三郎さんがヴォルフガングを演じる大千穐楽。
梅田芸術劇場メインホールで無観客公演として上演され、その模様がライブ配信されることになりました。
私はその配信を購入し、自宅のテレビで観劇しました。

2021年6月6日、梅田芸術劇場メインホールから無観客でライブ配信された山崎育三郎さんの大千穐楽公演。配信開始前のテレビ待機画面です。
本当なら梅芸の客席で観るはずだった作品を一度は観られなくなり、そのあと再開した公演も、日曜日だった山崎育三郎さんの大千穐楽は無観客。
それを自宅のテレビ越しに観るという、今思い返してもあの時期ならではのかなり特殊な観劇体験でした。
客席に観客はいなくても、「これが山崎育三郎さんの最後のヴォルフガングなんだな」と思いながら観ていたことを、今でも覚えています。
劇場で観られなかった悔しさはありましたが、それでも舞台を届けてもらえたのは本当にありがたかったです。
映像だからこそ、ヴォルフガングの表情やアマデとの細かな芝居を近くで追えたのも印象に残っています。
観る前に知ると面白いポイント
物語を全部予習してから観る必要はありません。
ただ、いくつか基本を知っているだけで、初見でもかなり入りやすくなる作品だと思います。
成功物語だと思わない
「天才モーツァルトの人生」と聞くと、才能を発揮して成功していく華やかな物語を想像するかもしれません。
でも『モーツァルト!』は、そこを気持ちよく描く作品ではありません。
むしろ才能があるから苦しい。
周囲はヴォルフガング本人を愛しているのか、それとも彼が生み出す音楽を愛しているのか。
父親は息子を守りたいのか、それとも才能を守りたいのか。
本人ですら、自分と才能のどちらが人生を支配しているのか分からなくなっていきます。
この作品を「天才の成功譚」ではなく、才能を持つ一人の青年の物語として見ると、かなり印象が変わるはずです。
父と息子の物語でもある
個人的には、『モーツァルト!』は父レオポルトと息子ヴォルフガングの物語として見ると、とても分かりやすいと思います。
父は息子の才能を誰よりも理解している。
だからこそ心配し、口を出し、自由を止めようとする。
息子はそんな父から自由になりたいのに、心のどこかでは父に認めてほしい。
お互いに愛情がないわけではないのに、うまく伝わらないんですよね。
ヴォルフガングとアマデだけでなく、ヴォルフガングとレオポルトの関係も意識して観ると、終盤の感情がかなり深く入ってくると思います。
舞台全体と表情の両方を見たい
『モーツァルト!』は、大人数が登場する場面や大きな楽曲を舞台全体で味わいたい一方、ヴォルフガングとアマデの視線や小さな仕草も見逃したくない作品です。
私は2019年から観劇では5倍双眼鏡を中心に使っていて、ヒノデA6やサイトロンSAFARIなどを愛用しています。
5倍は高倍率の双眼鏡ほど大きく寄れませんが、視野が広いのでヴォルフガングとアマデを同時に追いやすいんですよ。
観劇用双眼鏡を探している方は、私が実際に使っている5倍双眼鏡の選び方も参考にしてください。
2027年は日本初演25周年
日本初演から25周年となる2027年には、東京・日生劇場を皮切りに、福岡、愛知、大阪で新しい『モーツァルト!』が上演されます。
ヴォルフガング役は京本大我さん、有澤樟太郎さん、伊藤あさひさんによる日本版初のトリプルキャスト。
長く作品を支えてきた主要キャストも大きく変わります。
この記事では作品そのものを中心に紹介しましたので、2027年の公演日程、会場、キャスト、チケット料金などは別記事にまとめています。
ミュージカル『モーツァルト!』2027キャスト・日程・会場まとめで最新の発表内容を確認してください。
先に作品の基本を知ってからキャストを選ぶと、「このヴォルフガングならアマデとの関係をどう見せるだろう」「このレオポルトとの親子関係はどうなるだろう」と、公演選びそのものも楽しくなってきますよ。
ミュージカル『モーツァルト!』のよくある質問(FAQ)
Q1. ミュージカル『モーツァルト!』に原作小説はありますか?
A. 特定の原作小説や戯曲はありません。実在したヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を題材に、ミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイがオリジナル・ミュージカルとして作り上げた作品です。
Q2. 『モーツァルト!』はどこの国のミュージカルですか?
A. オーストリア・ウィーンで生まれたミュージカルです。1999年10月2日にアン・デア・ウィーン劇場で世界初演されました。日本では2002年10月に日生劇場で初演されています。
Q3. 劇中の曲はモーツァルト本人が作曲した曲ですか?
A. ミュージカルの中心となる楽曲はシルヴェスター・リーヴァイによるオリジナル曲です。一方で、モーツァルト本人の作品やクラシック的な音楽モチーフも物語の中で使われています。
Q4. アマデとは子供時代のモーツァルトですか?
A. 単なる幼少期の回想ではありません。アマデはヴォルフガングの中にある「才能の化身」として舞台上に存在する象徴的な役です。青年ヴォルフガングとアマデを同時に登場させることで、人間として生きたい本人と、作曲を続ける天才性との葛藤が目に見える形になります。
Q5. 日本で最初にヴォルフガングを演じたのは誰ですか?
A. 2002年の日本初演では、井上芳雄さんと中川晃教さんがダブルキャストでヴォルフガングを演じました。日本版は日生劇場からスタートし、その後も繰り返し再演されています。
モーツァルトとはどんな作品かまとめ
ミュージカル『モーツァルト!』は、実在した作曲家モーツァルトの生涯を題材にしながら、単なる伝記にはせず、「才能と人間は同じものなのか」という問いを舞台上で描いた作品です。
- 特定の原作小説や戯曲はなく、モーツァルトの生涯が題材
- 脚本・歌詞はミヒャエル・クンツェ
- 音楽・編曲はシルヴェスター・リーヴァイ
- 1999年にオーストリア・ウィーンで世界初演
- 日本初演は2002年の日生劇場
- 日本版の演出・訳詞は小池修一郎
- アマデはヴォルフガングの才能を目に見える姿にした存在
- 音楽はリーヴァイによるオリジナル曲が中心
偉人としてのモーツァルトではなく、一人の青年ヴォルフガングを見る。
その隣には、子供の姿をした才能そのもの、アマデがいる。
この二人を見ながら「才能は人を自由にするのか、それとも縛るのか」と考えていくのが、『モーツァルト!』というミュージカルの面白さだと思います。
そして難しく考えすぎなくても大丈夫です。
ヴォルフガングとアマデのかわいい芝居を楽しんで、リーヴァイのキャッチーな曲に身を任せているだけでも十分楽しい作品ですよ。


